東京ミッドタウンで珠玉の器「深川製磁」のティータイムを

皇室御用達の有田焼窯元「深川製磁」が手がける「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA」。磁器の最高峰を手に取り、実際に使えるティー&ギャラリースペースは、一訪の価値あり!
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休業中だった東京・六本木の「東京ミッドタウン」が、6/1より全館オープンしました。そのガレリア3Fにこの春お目見えしていたのが、伝統ある有田焼の窯元「深川製磁」のティー&ギャラリー、「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA」。

1894年に有田の地で創業した「深川製磁」は、近代工芸の美を磁器の分野でリードした日本最高峰の窯元のひとつ。1900年のパリ万国博覧会で「金賞」を受賞し、1910年には宮内省御用達となるなど、高雅なデザインと繊細な絵付けが施されたディナーセットやティーセットは、国内外で高い人気を誇ります。写真2枚目は、明時代の官窯磁器に影響を受けた意匠が大胆な「草花折枝白抜紋」のティーセット。

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一方で、今どきの肩肘張りすぎないライフスタイルに合わせて、よりシンプルなアイテムを求めたり、”セット”という概念に縛られない自由な器選びをする人が増えているのも事実。そこで、職人の技が生んだ器を気軽に手にし、使う体験もできる初のスペースとして、「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA」が企画されました。店内左手には伝統的な技法に裏打ちされた品々が展示され、右手はソファ席、奥はカウンターという配置になっています。

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(上)深川ブルーのモダンな陶板で供される、「季節のタルト タルト テ メルヴェイユ」¥1,000。器はギャラリーで購入可。「瑠璃 1523」¥5,500。 (下)厳選された茶葉で淹れる紅茶は¥1,000~。器は色絵と染付のコントラストが美しい「色絵菊花紋 八角紅茶碗皿」¥20,000
深川製磁の器胎は1350度もの高火度で焼かれており、金銀彩を使っていなければ、電子レンジにも対応。繊細なイメージの色絵菊花紋の紅茶碗も問題ありません! 伝統的な絵付けが美しいシリーズから、釉薬の美しさを堪能できる無地のものなど幅広いラインナップを展示。

ティー体験では、自然にこだわるパティスリー「shodai bio nature」のパティシエとコラボした限定のタルトやチョコレートや紅茶鑑定士による厳選茶葉で淹れた紅茶と器のマリアージュを楽しめます。カウンター席を利用する方は、展示されている“本日の厳選されたティーカップ”の中から気に入ったものを選択可能。ソファ席では、器の出来上がる工程を、工房の作業風景を撮影した美しい映像をゆったり鑑賞できます。

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箱に2つ紋が入っているように、左側が緑寿庵清水の金平糖、右にボンボニエールが収まる。金平糖は桐箱入りで、ロイヤルミルクティー味。
一足先にいただいたこちらは、「京都の緑寿庵清水の金平糖と伝統文様のボンボニエール」の記念品。瑠璃釉に金の亀の親子が映えますね。通常販売商品は、身と蓋の配色がピンク×白で文様が桜のもの、水色×白の配色で文様が鳳凰のものの2種展開となります(¥15,000)。ぜひ贈り物やご自身の特別な記念にどうぞ。恥ずかしながらショッパーを拝見したのは初めてなのですが、シックなグリーンに滞仏中のスケッチをいかしたデザインが素敵です。

六本木へお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。

●FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA

東京港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
☎03-6447-5500
営業時間 11:00~21:00
(※施設の営業時間、休業日に準ずる。
COVID-19感染拡大防止のため、現状、
6/14までは~19:00、6/15以降は~20:00)
席数:10 

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