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【50代からの女友だち】友人関係に悩む人が増加中!「理想的な友だち付き合い」とは?

アラフィーにとっての心地いい友だち付き合いを探り、大反響を呼んだ’20年2月号の『いる友だち・いらない友だち』特集。コロナ禍による自粛生活をきっかけに、再び、友人関係に悩む人がじわじわと増加中の今、さらに深掘りしてお届け!!

 

教えてくれたのは…
高見 綾さん

高見 綾さん

心理カウンセラー。カウンセリングサービス所属。東京・名古屋にて面談カウンセリングを行うほか、心理学講師としても活動。恋愛・結婚、友人関係に関するテーマを中心に女性誌やマイナビウーマンなどのweb媒体で活躍。著書に『ゆずらない力』がある。

 
①コロナ禍で会えない友だちとの付き合い方

新型コロナウイルス感染拡大という予想だにしなかった事態が起き、皆さんの交友関係はどのように変化したでしょうか。自粛期間中に友人との付き合いが変わったというアラフィー女性たちの体験談をご紹介します。

どんどん孤独になっていく……

〜 A子の場合 〜

どんどん孤独になっていく友達関係

あの人の本性を見てしまった!

〜 B子の場合 〜

友だちの本性が見えてしまった
エクラ11月号では、前回大反響を呼んだ「いる友だち、いらない友だち」第2弾を特集。withコロナ時代、変わりゆく友人関係にお悩みを抱える人がじわじわと増加中。読者エピソードや専門家からのアドバイスを参考にしてみて。

 
②今一度考えたい、アラフィーからの友だち関係

アラフィーになって感じる友だち付き合いのモヤモヤ。理由は友人が変わったから? それとも私に原因があるの?

“疎遠”と決める前にまず自分の心を見つめよう

子育てが一段落して以前より友人と過ごす時間が増えたら、モヤモヤしたり、「!?」と違和感を感じることが多くなった、そんな経験はないだろうか。友人関係について読者アンケートを実施したところ、「若いころは一緒にいて楽しければよかったけど、最近、生活環境や経験値の違いを感じて友だち関係を維持するのがむずかしいなと思うことがある」(会

社員・49歳)、「不要なものを削ぎ落として、本当に大切なものや人だけに囲まれて暮らしたいと思うようになった」(主婦・51歳)など、「友人とのつながりをそろそろ見直すべき!?」と悩む声が多数!

また、「仲よしグループで私だけがリモート飲み会に誘われず、悲しい」「自粛生活で会わないうちに自然と縁が切れてしまった友だちがいる」など、新型コロナウイルスの流行が友人関係に影響を及ぼすケースの報告も。こうした読者の声に対して、「人生をアクティブに楽しめる時間が限られてきて、その貴重な時間を誰と過ごしたいかを考えはじめるのが、アラフィー世代です」と語る心理カウンセラーの高見綾さん。

「人生経験が豊富になれば、ものの見方や考え方に変化が起こります。読者世代になると、10〜30代のころのように『一緒にいれば楽しい』という感覚ではなくなるもの。価値観や人生観が大きく異なる人と無理に付き合いたくない、と思うのはごく自然なことです。また、感染症の流行がきっかけで友人関係が変化したというより、以前から感じていたモヤモヤが自粛生活をきっかけに浮き彫りになり、『こんな人だったんだ!』と気づくケースが多いようですね」


コロナ禍を利用して人間関係を整理するのもひとつの手。とはいえ「長年の友情をスパッと切ってしまうのは残念だし、心にモヤモヤが残りませんか?」と高見さんはいう。

「疎遠を決める前に左図の3つのアプローチを試みてください。『考察期』で行うのは自分の心を見つめること。もしかしたら、心のクセが彼女に対する不満を生み出しているのかも。例えば『私がこれだけやってあげたら、彼女にも同じくらいお返しをしてほしい』といった、勝手な期待を押しつけていませんか?」


次の段階は、「?」と思う言動を友人が自ら改めてくれるように、さりげなく気づきを促すこと。

「人は悪気なく文句をいったり、自分の優れている部分をひけらかすことがあります。また、たまたま家庭内で問題を抱えていて言動が荒れているのかもしれません。大切に思っていた友人なら、『こらこら、勘弁してよ~(笑)』といった言葉をかけて変化を見守りましょう。がまんしてモヤモヤをため込み、突然爆発するのが一番よくありません」

それでも友人が変わらないときは覚悟を決めて疎遠にするのもアリ。「だからといって罪悪感を覚える必要はないし、別れを恐れないでください。一時的に疎遠になっても、状況が変わって共感できる関係に戻れるかもしれません。また不思議と、空いた場所に今の自分が必要とする友人が現れるものですから」

友だちへの自分の気持ちを確かめるには…

1st ステージ【考察期】

考察期

友人に対するモヤモヤの原因が自分の中にないか、確認しよう。「親友とはなんでもわかり合える存在」といった過剰な期待や自分の価値観を押しつけて、勝手に「裏切られた」と感じたり、ストレスをため込むケースも。

2nd ステージ【育て期】

育て期

本当の友だちなら、チクンとくるアドバイスにも耳を傾けてくれるはず。不満を感じながらがまんして爆発する前に、自分の気持ちを伝えるべし。このとき、大人の女性らしいユーモアを忘れないことがポイント!

3rd ステージ【疎遠期】

疎遠期

2ステップを踏んでも友人との関係に変化がなければ、いよいよ整理の段階に。自分の心をしっかり見つめ、一時的な怒りで疎遠を決めたのでなければ、「私って心が狭い?」といった罪悪感をもつ必要はない。

 
③友達と関係を続けていく3つの鉄則

コロナ禍による自粛生活をきっかけに、再び、友人関係に悩む人がじわじわと増加中の今、「いる友だち」「いらない友だち」を見極めはじめている人も多いのでは? 今回は専門家が「友だちとの向き合い方」を解説。これからも仲良くしたい友人と関係を続けていくコツを教えます。

必要な友だちとこれからも関係を続けていくには?

友人と自分の関係は合わせ鏡のようなもの。互いに必要とされる存在でいるためには、どんなことを心がければよいのだろう?

「友情も恋愛と同じで、一緒にいて心地よいと感じる相手とは何度でも会いたくなります。心地よい関係でいるために大事なのは“相手を変えようとしない”こと。理想の友人関係を望むあまり、相手に変わってほしいと思うとギクシャクするし、ムダなエネルギーを使うことになります。価値観や考え方が異なっているのは当然、互いの個性を認め、尊重し合う気持ちをもちましょう」

相手の状況を思いやり、必要以上に踏み込まないことも鉄則だ。
「大人にはそれぞれの事情があります。教育や家計、仕事、病気など相手が触れてほしくない領域には、どんなに仲がよくても踏み込まないことを肝に銘じてください」
友達と関係を続けていく3つの鉄則
相手に求めるばかりでなく、自分の心を整えることも心がけたい。

「更年期や介護の問題があり、読者世代の女性は心が揺れやすくなっています。心が安定した人と一緒にいると楽しいし、付き合いもうまくいくもの。心が疲れたときに自分で自分を癒すことができると、友人関係がスムーズになりますね。また、欠点や弱さも含めて“自分”という人間を受け入れ、好きになりましょう。自分の弱さを認められる人は他人の欠点にも寛容になれますから」

理想を求めてポジティブにがんばるところはアラフィー世代の魅力だが、時には力を抜くことも必要。

「友人関係に対しても私ががんばればなんとかなると、前のめりになっていないでしょうか。人間関係は常に変化するし、どんなにがんばってもうまくいかないことがあります。時には現状を受け入れることから始めてみることも必要です」
 

エクラ世代からの友だち関係「3つの鉄則」

1.相手を変えようとしない

自分と同じ価値観をもち、同じ方向を見てほしいと望むのは20代の初めまで。大人の女性は相手の個性や考え方を尊重し、自分の理想を押しつけて相手を変えようとしないこと。

 

2.相手の状況を思いやる

自分が触れられたくないことを相手にも聞かないのは、友だちうんぬん以前に人としてのマナー。相手の家庭に受験生や病人がいるケースも。連絡をとるときは先方の状況を考えて。

 

3.欠点も含めて自分を好きになる

自分のよさを認められず自己肯定感が低い人は、他人に嫉妬したり、他人の失敗を許せない傾向がある。ダメな部分を受け入れて自分を愛せる人は、他人に対しても寛容になれる。

 

読者アンケートにみる、いる友だちってこんな人!

●生活環境が違っても、相手の立場になって会話ができる人は素敵だと思います。私には子供がいないので、3人の子供をもつ友人のA子はこちらから聞かないかぎり、子供の話はしません。共通の趣味や人生観など、お互いに楽しめる話題を選んで話せる、大切な親友です。(薬剤師・47歳)

●毎年、誕生日に連絡をくれる友人。私のことを忘れずに気にかけてくれる、その気持ちがうれしいです。(パート・56歳)
 
●たまにしか会わないママ友ですが、コロナが流行しはじめてマスクが不足していたころ、電車通勤している私のためにわざわざマスクと消毒薬を持ってきてくれました。誰もが大変なときに他人を思いやれる優しさに感激!これから一緒に思い出をつくっていきたいと思いました。(会社員・50歳)

●私が実家に帰ると、中学時代の友人が必ず時間をつくって会いにきてくれます。インスタグラムのことは伝えてなかったのに、いいね!をしてくれたり。この距離感が心地よいです。(会社員・49歳)

●習い事や趣味で知り合った友人は、好きなものが似ていて楽しいです。旅行に行っても、見たいものや買いたいものが似ていてストレスがありません。(サロン主宰・52歳)

 
④友達として悩む4タイプ「いる友だち?」「いらない友だち?」

エクラ読者アンケートに寄せられた、友だちの悩み。これからの付き合いに悩む、あんな人、こんな人をタイプ別にご紹介。今回は他人を低く見て、ケチばかりつける通称“ディスリー”との付き合い方を徹底解説します。

 タイプ1  Ms. ディスリー

 

他人を低く見て、ケチばかりつける通称“ディスリー”との付き合い方

他人を否定ばかりする友だち「ディスリー」

【特徴】

・私が魅力を感じないものはケチをつけてよし!

・他人を低く見ることで自分が優位に立ちたい

・実はかまってちゃん。私のことを見てほしい

 

【口ぐせ】

・「あなたってそういうのが好きなの?」

・「私は魅力を感じないな~」

ケース「やれやれ、また文句が出たよ~!」

ディスリータイプの女友だち
「結果としてディスるかたちになっても、本人の中ではまじめに意見を述べているつもりかもしれません。頭ごなしに否定するより、『そういう見方もあるかもね~』と返しておくと無難です」(高見さん)。Ms.ディスリーにはまじめで堅物という一面も!?

Ms.ディスリーへの読者のジャッジは?

【いる派】

「仲間が集まって食事や旅行に行く相談の場で、誰かがおすすめの宿やレストランをあげると、『お風呂が』『料理が』『部屋が』と必ず文句をつけるD子。「本当に面倒くさい!」と怒る人もいるけど、意外と的を射ていることがあるし、私は目のつけどころがおもしろい、参考になると思っています」(自営業・46歳)

 

【いらない派】

「だいたいのことは『はいはい~』と笑って聞き流せます。だけど、息子が入った大学を見下すようなひと言をE子が口にした瞬間、『悲しいけど、彼女との友情は終わった』と思いました。家族をディスることだけは絶対に許せない」(主婦・53歳)

 

いる・いらない別「付き合い方」解説!

それでもいると感じたら…

右から左へサラリと聞き流す

「自信たっぷりに見えますが、実は気が小さくて自己肯定感が低め。『私のことを認めてほしい』という承認欲求が強すぎるため、他人をディスったり文句をいうという行為で、不満を解消しようとします。“かまってちゃん”でもあるので、文句をいい出したら最後まで耳を傾け、『そうだね~』と受け入れることも必要です。ムキになって反論したり、かぶせるように意見をいうのは火に油を注ぐようなもの。バトルが起こりかねないのでやめましょう。何かを選ぶときは彼女の文句をちゃんと聞き、あとでこっそりみんなで選んだものに決めてしまっても問題ありません」

右から左へサラリと聞き流す

そろそろいらないと感じたら…

「あなたがやってくれる?」と頼る手も

本人にはその意識がないので、不快に思っている人間がいることを「出た〜!(笑)」のひと言で匂わせて。文句の割に自分が動く気はないので、「あなたがやってくれる?」と頼ってしまうのも効果的。

必殺ワード①:出た~! すぐにケチつけるんだから~(笑)

必殺ワード②:じゃあ、あなたがやってくれる?

 

 タイプ2  Ms. 自己チュー

 

自分を中心に物事を考える自己中心的な友だち“自己チュー”との付き合い方

自己チューな女友だち

【特徴】

・メンタルが強くかなり負けず嫌い

・悪気なく、自分の気持ちや都合を最優先する

・世界は私を中心に回っている

 

【口ぐせ】

・「ふ~ん、それで?」

・「だって、しかたないじゃない」

 

ケース「私の都合は考えてくれないの!?」

自己チューな女友だちのケース
「もっと配慮をしてほしかった、と残念な気持ちを伝えるか、またの機会に会いましょうと断るか。今後も付き合うつもりなら、がまんしないで自分の要望を伝えましょう」(高見さん)。初めから無理をしないのも、このタイプとうまく付き合うコツかも。

Ms.自己チューへの読者のジャッジは?

【いる派】

「女子会で常に自分が中心にいて、みんなの視線を集めないと気がすまないJ子。あきれ顔のメンバーもいるけど、話を聞いてるフリをしてればご機嫌なので、さほど問題はないかな(笑)」(会社経営・49歳)。 「自分勝手なH子だけど、みんなの癒しになるかわいらしさがあるから、バランスはとれてる?と思う」(主婦・50歳)

 

【いらない派】

「趣味の教室に行くときも、遠くのレストランで集まるときも、私の車に当然のように乗ろうとするK子。ガソリン代をもらったこともないし、いつも『ありがとう』のひと言でおしまい。そろそろドライバーは卒業したいと思います!」(主婦・47歳)。

 

いる・いらない別「付き合い方」解説!

それでもいると感じたら…

がまんは禁物、要望を伝える

「がまんしたり、相手を理解しようとして受け身のまま付き合うと、どんどんつらくなるのがこのタイプ。彼女がこちらの不満に気づくことはあまり期待できないので、『私はこうしてほしい』『これって不公平だよね』など、自分の要望をハッキリと伝えることが必要です。ただし、彼女に対する期待が大きすぎて、『自己チューな人』と思い込んでいる可能性も。相手を責める前に自分の気持ちを見直すことも忘れないで。自分のスタンスを明確にしたら、それを受け入れるかどうかは彼女しだい。あとは悩まず、『あなたが考えて決めてね』と、任せてしまえばよいでしょう」

自己チューへな女友だちとの付き合い方

そろそろいらないと感じたら…

やんわりは通じない、明確に意志を示そう

忖度や気遣いとはほど遠い相手だけに、やんわり気持ちを伝えても通じない。どれだけ残念に感じているかをハッキリと語り、それでもわかってくれなければ、「ごめん、無理」と伝えよう。

必殺ワード①:残念だな~、私は××だと思っていたんだけど

必殺ワード②:ごめんね、でも無理なんだ

 

 タイプ2  Ms. ジャスティス

 

「私は正しい」とみんなに意見する通称“ジャスティス”な友だちとの付き合い方

ジャスティスな女友だち

【特徴】

・私は、みんなのために正しいことをいってるの

・勉強も仕事も家事もがんばってきた自負がある

・頑固で、他人の意見を受けつけない

 

【口ぐせ】

・「あなたのためにいってるのよ」

・「私、間違ってるかしら?」

 

ケース「意見をいうのは『みんなのため』!」

意見をいうのは『みんなのため』
丸く収めるのが得策。「とはいえ熱心に聞きすぎると、“話を聞いてくれる人”認定されて、絶好のターゲットになる危険が。話を真に受けすぎず、『はい、この話は終わり!』と軽い感じで話題をチェンジするなど、時には本音を見せることも大切」(高見さん)。

Ms.ジャスティスへの読者のジャッジは?

【いる派】

「言い方がきつくて傷つくこともあるけど、まっすぐ向き合って耳の痛いこともいってくれる友人はJ子しかいません。生涯付き合っていきたいと思う友人のひとりです」(サロン主宰・54歳)

 

【いらない派】

「正論だとわかっていても、大勢の前で間違いを指摘されると落ち込みます。叱られた相手がごめんなさいをしたときのドヤ顔も、なんだかな〜と思ってしまいます」(主婦・46歳)。 「職場なら貴重な存在だけど、友人関係で正義感が強すぎるのはちょっとしんどいかも。ときどき、自分の正しさに酔ってる?と感じることがあり、少しずつ距離をとりはじめたところです」(会社員・52歳)。

いる・いらない別「付き合い方」解説!

それでもいると感じたら…

参考にするね、で丸く収める

「正義感が強く、周囲にとってはありがた迷惑な場合があるものの、本人としては『私は正しい』『友人の間違いを正してあげている』『いいことをしている』と心から思っています。仕事や子育てなどすべてにがんばってきた自負があり、プライドも高いので、『時に正論は人を傷つける』とわかってもらうのは至難の業。基本は『勉強になったわ』『参考にするね』といった言葉で丸く収めましょう。LINEのやりとりやおしゃべりの中に、正義を愛する彼女の心の琴線に触れて、“正義地雷”が炸裂しそうなNGワードが混ざらないように気をつけてください」

ジャスティスな女友だちとの付き合い方

そろそろいらないと感じたら…

劇薬だが、無言でうなずく対応法もアリ

事を荒立てずに疎遠にしたい場合は「つらい」という気持ちを伝えて情に訴えよう。今後お説教を避けたいと思ったら、無言でテキトーにうなずき、「響いていない」と気づいてもらう方法も。

必殺ワード①:心配してくれてありがとう。でも、そういうふうにいわれると、けっこうつらいの

必殺ワード②:「……」(ひたすら無言でうなずく)

 

 タイプ3  Ms. マウンティング

 

他人と比較して自分が上に立とうとする“Ms.マウンティング”との付き合い方

マウンティング好きな女友達

【特徴】

・自分と他人を比較せずにはいられない

・実は自己肯定感が低く劣等感を抱えている

・世間的な評価や価値こそが命!

 

【口ぐせ】

・「あ~、それね~⤵」

・「私って××なのよね~」

 

ケース「実はコロナマウンティングだった!?」

実はコロナマウンティングだった!?
リモートワークや巣ごもり(別荘に逃避するなど)に関するマウンティングが急増中!「悪気なく本音をいってしまうのが、このタイプの特徴です。ひと言文句をいったくらいではこのキャラは変わらないので、『そうだね~』と受け流すのが得策です」(高見さん)。

Ms.マウンティングへの読者のジャッジは?

【いる派】

「女子会で仲よしのメンバーが集まると、必ずマウンティングスイッチが入るM子。ただ、おしゃれ自慢も外食自慢もちょっと的はずれで、『いいね!』とは思えません。逆に、M子、もっとがんばろう!と心の中で応援しています(笑)」(会社員・49歳)

 

【いらない派】

「友人の離婚問題で集まったのに、聞いてもいない“シアワセ自慢”を始めたN子。空気を読めなさすぎ! 次の集まりに彼女は呼べないな〜」(主婦・53歳)。 「マウンティングは気にしないけど、こちらが負けを認めるまでしつこく繰り返す態度がイヤ。がまんができず、『それが何?』と答えたら、静かになりました」(自営業・51歳)。

いる・いらない別「付き合い方」解説!

それでもいると感じたら…

余裕の気持ちで接するべし

「マウンティング=優劣をつけて自分が上に立つこと、と思われがちですが、実は自分に自信がなく、『私を認めてほしい』という欲求不満状態のときにマウンティングが起こります。これが発動されやすいのは、自分と同じレベルだと思う相手に対してで、段違いに優れている人と競うことはしません。もしマウンティングを仕掛けられたら、『自分を認めてほしくて焦ってるのね』くらいの余裕の気持ちで接しましょう。収入や学歴、ブランドなどスイッチが入りそうな話題を相手の前に出さない、ヒートアップするので彼女の言葉に反応・反論しないことも必要です」

マウンティング好きな女友達との付き合い方

そろそろいらないと感じたら…

受け流すか、気のない返事を繰り返すか

円満に遠ざけたいときは、笑いながら「もしかして~」のフレーズを。キッパリ!を望むなら、「へ~、そうなんだ」を何度も繰り返せば、「あなたの話に興味がない」という意思表示ができる。

必殺ワード①:もしかしてマウンティングスイッチ、入った?(笑)

必殺ワード②:へ~、そうなんだ~、へ~、そうなんだ~

 

 
⑤直木賞作家・角田光代さんに聞く!

年齢や環境とともに変化する友だち関係。「独身の友だちに子どもの話をするのは申し訳ない」「子育て中の友だちに恋愛の話はできない」など、友だちとの付き合い方に悩む人も多い。そこで今回は、女性を主人公にした作品を多く執筆している作家・角田光代さんに50歳からの理想の友だち付き合いについて話を伺いました。
 角田光代さん

角田光代さん

かくた みつよ●’67年、神奈川県生まれ。作家 。’05年、ふたりの女性の友情を描いた『対岸の彼女』で直木賞受賞。ほかに『八日目の蟬』など著書多数。最新刊は読書案内『物語の海を泳いで』。

50歳からの理想的な友だち付き合い

「結婚、出産、子育て。人生のステージが変わると、友人関係にも変化が起こります。だから悩みがつきないのでは」

年齢を重ねてもなぜ女友だちの悩みはつきないのだろう? 「女性の友だち関係は、環境の変化に合わせて変わってしまうことがあるからでは」と、作家の角田光代さん。

「恋人ができて結婚して、子供が生まれて……。人生のステージが変わるたびに女性の友人関係には変化が起こります。独身の友だちに子供の話ばかりしては申しわけないと思ったり、逆に独身の女性は子育てで余裕のない友だちに恋愛の話ばかりできないと気を遣ったり。変化の波に乗って敏感に“自分”というものを変えたり、友だち関係をリセットする必要があるから悩みが絶えないし、そこで柔軟性をもてないと苦しく感じるんじゃないでしょうか」

角田さん自身も30代のころ、友人との関係性の変化についていけず、悩んだことがあるという。

「多くの友人が結婚して子育て真っ最中のとき、私はほぼフリーター状態で時間があったので毎日のように友人の家を訪ね、お子さんと3人で過ごしてました。10代のころ『しょっちゅう会って深刻な話をできるのが友だちだ』と考えていて、30代になってもそのままの感覚で友人に接していたから、それが負担で離れていった人もいると思います」

30代が終わるころ、自分はどう生きたいのか、どんな友だち付き合いをしたいのかが見えてきて、友だち関係の悩みが減ったそう。

「合わない人はやっぱり合わないし、価値観や考え方の違いを感じはじめると相手のアラばかり見えてさらにつらくなります。そんなときは無理にやりとりしなくてもいいと思う。一度離れたらすべてが終わるとはかぎらないし、環境の変化でご縁が戻ることがありますから」
陽の魅力をもつ人

最近、陽の魅力をもつ人に惹かれるように

そんな角田さんが今、一緒にいたいと思える友だちって?

「話をしていて楽しいのは、自分の考えがあってそれをハッキリいえる人。できれば避けたいのが自分の意見がなくて、『どう思う?』と他人の意見ばかり聞きたがる人です。男女に関係なくみんなが仲よくしたいと思う人に共通するのは、明るく、陽の性質の持ち主であることでしょうか。暗い話でもネガティブにならずおもしろおかしく話せて、いつ見ても楽しそうにケラケラ笑っている、そういう人のまわりには人が絶えないし、私もそんな、楽しい人間になりたいなと思っています」

私たちは友だちの悩みからいつ解放されるのだろうか。例えば還暦を過ぎて、仕事も結婚も子育ても容貌も関係なくなれば、幼いころのように無邪気に遊ぶことができる?

「そのころはまた、孫自慢とか、老後の資金とか、人生最後の恋愛が原因でマウンティングが始まっているかもしれませんね(笑)」

 
⑥弁護士・菊間千乃さんに聞く!

ライフスタイルの変化によって変わっていく友人関係。アナウンサーから弁護士に転身し、常に新しいことに挑み続けている菊間千乃さんに、アラフィーになった今思う“理想の友だち付き合い”について話を伺いました。
菊間千乃さん

菊間千乃さん

きくま ゆきの●’72年、東京都生まれ。弁護士。アナウンサーとして活躍後、弁護士に転身。最新刊は人間関係のアウトにも触れた『いまはそれアウトです! 社会人のための身近なコンプライアンス入門』。

50歳からの理想的な友だち付き合い

「自分軸でアクセスする付き合い方を選べば、友人関係でモヤモヤすることはなくなると思います」

アナウンサーから弁護士に転身。ハードな業務のかたわらワインエキスパートの資格を取得し、フルマラソンに挑戦するなど、アクティブなライフスタイルが支持を集める菊間千乃さん。「30代まではひたすら人脈を広げることを楽しんでいた」という彼女だが、最近、友人との付き合い方が変わってきたという。

「学生時代、部活や学園祭を一緒にがんばった元同級生、ワインスクールやロースクールでともに学んだクラスメイトたち……。人生の大事な時期に濃密な時間を過ごした信頼できる仲間たちと、これからの人生を一緒に楽しみたいという気持ちが強くなってきました。進んだ方向は違うけど、みんながそれぞれの世界でがんばっていて、会えばお互いにいい刺激をもらうことができます」

なかには年に一度会うか会わないかという友人もいるが、「彼女が困っていたら、すべての約束をキャンセルして会いにいく」という。読者アンケートには「友人とある程度の頻度で会わないと不安になる」という声も多く、菊間さんのように、ほどよい距離感のある大人の友人関係をもてるのがうらやましい!

「不安なのは待ちの姿勢だからじゃないでしょうか。あるコミュニティに所属して声がかかるのを待つ、という友人関係は卒業して、自分主体の付き合い方に替えてみるといいと思います。今日はこのコミュニティで遊びたいから誰々に声をかけよう、今度は別の場所から声がかかったから予定が合えば出かけよう。自分を軸にアクセスする友人関係ができれば、『私は求められていない』と落ち込むことはないし、ベタッとした付き合いがないので、“友人を切る・切らない”という発想も出てこない気がします。同じように考えると、大勢の人が参加するSNSのグループにわざわざ入らなくてもいいかな、という気持ちになりませんか」
いい人のままでいると、どうでもいい人になってしまう
それでも誰かに求められる付き合いを望むなら、勇気をもって一歩を踏み出すことが必要だと菊間さん。

「以前、秋元(康)さんから、『いい人っていわれて喜んでたらダメ。それはどうでもいい人ってことだから』という話をうかがいました。一歩前に出て踏み込むと、波風がたって嫌われたり、悪口をいわれるかもしれない。でも、そこを恐れずにいかないと、どうでもいい人で終わっちゃうよと。受け入れてもらえなければ、サッと引けばいい(笑)。そうやって人との距離感をはかりながら、コミュニケーション力は培っていけるし、唯一無二の深い関係を築いていける、それで十分なのではないかと思います。浅く広くという友人関係は必要ないかな」
 
いかにいい友だち付き合いをするか、すべては自分の心持ちしだいだ。
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