齋藤薫さんが語る「2020年スキンケアコスメの傾向」【美肌ベストコスメ大賞2020】

私たちの生活が大きく変わった2020年。美容的にも特別な年で、実は2020の節目に向け、多くのブランドが“革命的エイジングケア”を黙々と用意してきたという。美容ジャーナリスト・齋藤薫さんが、実際に試して感じた今年のスキンケアコスメの傾向をご紹介。

綺麗を諦めない。エイジングケア革命の2020年
美容ジャーナリスト 齋藤 薫さん

“特別な一年”となった今年、美容的にも特別な年で、実は2020の節目に向け、多くが“革命的エイジングケア”を黙々と用意してきた。例えば、10年を超える研究期間を経て満を持して発表されたのが、ポーラ B.Aの“異次元の遺伝子ケア”。正直、遺伝子の話は途方もなさすぎて、何がどう効くのか、実感が持てなかったが、今度の B.Aは違う。生まれつき綺麗な人は何もしなくたって綺麗で、そうでない人は何をしても綺麗になれないという「遺伝子には勝てない」的諦めを一掃。これまで遺伝子のゴミ箱とされてきた98%の領域が、実はすべてケアできる、だから数十年分の肌状態を遡れると言う、とんでもない新事実と取り組み、結果今年最高の評価を得た。でも一方、衰えた肌を立て直すスピードを競うような、肌再生、肌蘇生といった究極の目的を持つ蘇りモノも目白押し、今年を更に特別な年にした。

例えばイヴ・サンローランのオールージュ、ヘレナ ルビンスタインのプロディジー、シスレーの集中ケアと、最上級にして最高額のケアがここまでのレベルで揃い踏みしたことは過去なかっただろう。4万、6万、10万円の強気な価格にも違和感がないのは、今年が物理的にも精神的にもスキンケアを極める年だったからか。

最大の肌悩み「たるみ」には、別格のハリ弾力が次々と!

もう1つの目玉となった懸案の“たるみ”にも各社プライドをかけ、それぞれ最強のリフト技を出してきた。ディオール プレステージのローズパール1万個入り、美し過ぎるオイル美容液を筆頭に、コスメデコルテやラ・プレリーといったリフトケアに定評があるブランドが、別格のハリを競うシーズンとなった。さらなるキーワードは「夜」。シャネル サブリマージュの夜用美容液は、睡眠中を1分たりとも無駄にしない濃密処方で一晩中回復と修復を行い、ハリ弾力を作りつづけるし、クレ・ド・ポー ボーテも夜集中。ゴースト毛細血管を蘇らせつつ、簡単マッサージで他を圧倒する弾力を狙う。

かくして、リフトケアが注目の年は、化粧品が効きまくる。一品で感動できる精鋭たち、ぜひ臆せず挑んでみてほしい。

《Jマダム®にアンケート!》「あなたが一番気になる肌悩みは?」

Jマダム100人に緊急アンケートを実施したところ、以下の6つの肌変化に悩んでいる人が多数。発売中のエクラ1月号では、この悩みを解決するコスメを自信をもってご紹介。お見逃しなく!

1位 たるみ

2位 ハリ、弾力不足

3位 顔のしわ

4位 目もとのたるみ&しわ

5位 くすみ

6位 肌力の低下

What's New

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】角質や毛穴の汚れを落として肌をリセット!

    不要な角質が居座ったまま、毛穴の汚れが詰まったままでは、いくら優秀なブライトニングケア製品だって響いてくれないもの。よどんだ肌とは、美容成分が効きにくい肌のこと。まずは、不要なものを洗い清め、血流を含めたスムーズな流れを促すお手入れで、効きやすい肌への改善を。よどみ一掃、基本のキ。

    スキンケア

    2024年4月19日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】「ライン使い」で透明感を積み重ね

    光老化の元凶といわれる紫外線のピークは、春先から秋の終わりまで。“一年の約半分が紫外線ダメージと隣り合わせなんて、やっぱり美白ケアには時間がかかりそう”。そんな不安を抱えるエクラ世代には、毎日のベーシックケアで透明感を積み重ねるお手入れを。美白ケアに加えて保湿もエイジングケアも完全装備のラインならストレスレス、透明感の挽回も夢じゃない。

    スキンケア

    2024年4月17日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】ゆらぎ肌ケアもかなうブライトニング3選

    季節の変わり目やさまざまな肌ストレスによって、ゆらぎやすく、敏感傾向にある大人世代が増加。ゆらぎとは炎症の火種を抱えた状態。放っておけば慢性炎症へ、赤みやシミ、色ムラの大きなリスクになることも。今季は、優しいのに攻めのブライトニングが充実。敏感肌でもひるむことなく透明感ケアは可能だ。

    スキンケア

    2024年4月15日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】「全方位ケア」の美容液&クリームで一掃

    50代の肌に、透明感という勲章をもたらす最新鋭をセレクト。シミや色ムラ、乾燥やエイジングも気になる50代の肌を満足させるのがマルチタスク型の新顔たち。シワや肌荒れにいい有効成分ナイアシンアミドや、才能の異なる美白有効成分をカクテル配合するなど、抜け目ないアプローチはブライトニングの常識を超えるレベル。美白有効成分に迷ったら、頼りたい新カテゴリー。

    スキンケア

    2024年4月13日

  • 【最新ブライトニング美容液4選】肌表面から、肌奥から。50代のよどみを一掃するアプローチ

    いよいよ、よどみの根本原因を遺伝子レベルで研究する時代に。「シミができやすいのは生まれつき」「生活習慣であきらめていたシミ体質」さえ、ついに克服できそうな新知見搭載アイテムから、瞬時に、あるいは奥深くのよどみまで一掃する新処方のアイテムまで。ブライトニングケアの新常識、4選。

    スキンケア

    2024年4月11日

Feature
Ranking
Follow Us