老けない洗顔「基本のき」で、見違える肌に!【脱・なんとなく洗顔】

洗顔とクレンジングは美肌の要。わかっていても長年の「なんとなく洗顔」が正しいのかどうか、自信がない人は多いはず。まずは見直すべき、老けない洗顔の基本の力かげんやお湯の温度、時間などをプロがレクチャー。
皮膚科医 髙瀬聡子先生

皮膚科医 髙瀬聡子先生

ウォブクリニック中目黒総院長。スキンケア化粧品「アンプルール」の開発にも携わる。的確なケアの指南も好評。
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん

トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん

肌だけでなく、体の内側や精神などトータルでアプローチする美容を提案。わかりやすいカウンセリングも人気。

いつもの洗顔を「見直す」だけで、肌が変わるは本当です!

肌の「ご褒美」になる洗顔なら1週間で肌が変わります
「アラフィーはホルモンの減少もあり皮脂の分泌力が低下するので、肌に潤いをとどめる力が弱まり、摩擦や強い圧力などの刺激がダイレクトに肌に響きやすい世代。ですから、いかに潤いをキープしながら、いらないものだけを、肌に負担なく落とせるかどうかで、今後の肌には明らかな差がつきます。実際、肌に『ご褒美』を与える感覚で、潤いキープと摩擦・圧力レスを意識した洗い方に変えれば、早い人なら1週間で肌が変わります」(髙瀬先生)

洗顔の仕方は肌に如実に現れる。だから、今、見直すべき
「大人の洗顔の落とし穴は、落としすぎ、もしくは落とし不足、のどちらかに偏りがち。そんな間違った洗い方の影響は肌にダイレクトに現れます。ゴシゴシ洗いや熱い温度で流すなどの『落としすぎ』はキメが乱れたり、頰が赤くなったり、敏感化を呼び、逆に『落とし不足』の肌はゴワついてくすみがち。どちらも肌老化を加速させます。でも、間違いを正せば、その日からでも肌の変化を感じられるのが洗顔。今日から見直しを!」(水井さん)

洗顔の様子
カットソー¥8,910/アンクレイヴ

まず見直すべき、老けない洗顔「基本のき」

ゴシゴシ洗いはNGとわかっていても、実は何げない動作の中に「ゴシゴシ」を招く落とし穴が。 洗顔の“基本のき”を髙瀬先生と水井さんにうかがい、改めておさらい。しっかり見直して、意識しながら毎日の洗顔&クレンジングを。

1.力かげんは?《「4本指」で「肘を下げ」て「くるくる回す」》

「縦に手を動かす、指先だけで洗うのは手に力が入りゴシゴシ洗いになりやすいのでNG。4本の指の腹全体を使って下〜上に楕円を描くように動かせば、自然とちょうどいい力かげんに」(髙瀬先生)。

「肘を上げた状態で肌に触れると、タッチが強くなります。肘は地面と垂直になるよう下げたままにすると、余分な力が入りにくいので、その状態をキープしながら優しく手を動かして」(水井さん)。

肘は地面と垂直

2.温度は?《熱いお湯、厳禁! ぬるま湯、正解!》

「熱すぎるお湯は乾燥を助長し、冷たすぎる水は油分が落ちにくく、こすり洗いの原因にも。洗い流す温度を十分に気をつけるのが“老けない洗顔”のコツです。適温は33〜35℃が目安。体温よりやや低めを意識するといいですよ」(水井さん)。

3.時間は?《クレンジングは60秒、洗顔は30秒》

「クレンジングは60秒ほど、洗顔は30秒ほど、肌になじませるのが目安。どちらも指の腹を使ってゆっくりていねいに、あわてずに行って」(水井さん)。

「ただし、しっかりメイクをした日は、メイクにかけた時間の半分をクレンジングと洗顔に費やす意識でていねいに」(髙瀬先生)。

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