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「母が亡くなったらと思うと不安…」母に頼りすぎない関係性を築く方法
母との関係に悩むアラフィー女性が急増。母を頼り、甘えるだけの娘ではいられないエクラ世代は、一体どんなことに悩んでいるのか。読者アンケートの回答をもとに母娘のお悩みを専門家が解決!
コロナ禍で元気をなくした母を力づける方法は?親のために今できること
人工知能研究者 黒川伊保子さん
メンタルケア・コンサルタント 大美賀直子さん
Q.コロナ禍で人と会わなくなったせいで、母がすっかり元気をなくしています。力づける方法はありますか?(53歳・主婦)
A.目的のある外出で、狭まった母の脳を刺激する
人間は体の状態に合わせて思考範囲が狭くなったり、広がったりする生き物です。寝たきりで動けないのに「パリに行きたい」という欲望があったら、つらいですよね。そこで脳は自ら世界観を狭めて、身のまわりのこと、明日のことしか考えられない自分に変化させます。コロナ禍で外出自粛が長引き、脳が「自分はあまり歩けない」と勘違いした結果、活力を失う高齢のかたが増えています。人混みを避けながら、娘が母親を連れ出してあげましょう。このとき、「××公園の花を見よう」など具体的な目的があると、脳によりよい刺激が生まれます。
Q.母が自分にマウントをとってきます。娘に嫉妬しているのでしょうか。「自分より幸せになってほしくない」と思っているのでしょうか?
A.内面のすばらしさをほめて、母親の承認欲求を満たしてあげる
お母さんの心の中に「私のことをもっと認めて」という、強い承認欲求を感じます。本当は優しさとか、がまん強さとか、内面のよさを娘に認めてもらいたい。でも、もっと私の内面を見て……とは言葉にしにくいもの。かわりに外見や若々しさをほめてもらうことで、承認欲求を満たしているのかも。毒親でないかぎり、母親が娘に嫉妬することはまずありません。例えば洋服好きのお母さんなら、「この服を着ると、お母さんの知的な感じがきわだって、私は好きだな」など、その人の本質的な部分、内面的なすばらしさを言葉で伝えてあげてください。
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2025年12月21日
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