今年のベスト3!オススメの本

今年は読書に勤しみました。出かける時は必ず1冊持っていき、スキマ時間にも読む! その中で、オススメの絵本、料理、エッセイの3冊をご紹介します。
しばらく本を読むことから遠ざかっていました。
たまに良さそうなのを見つけても、時間ないしなあ、またにしよう…
結局、書名も忘れてしまいます。

でも今年は、とにかくインプットしよう!と一念発起。
とりあえずビビッと来たものは買いました。
買い物ついでの小さな本屋さん、たまに大型書店。
朝刊の広告もスマホで撮り、忘れないように。

その中で、心に残った3冊を部門別にご紹介。
かみはこんなにくちゃくちゃだけど
まずは絵本部門。
ヨシタケシンスケさんは今、子ども人気ナンバー1の作家さん。
娘が幼稚園の頃、図書室で大人気だったといいます。
その中で、思わず自分に買った「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」

これまで生きてきた中で、誰でも一度くらいはあったはずの思いが連なります。
大事にしていたのに失ってしまったもの。努力したけれど報われなかったこと。
過ぎ去ってしまった楽しい時間。諦めてからようやく得るもの。

ボサボサ髪だけど、歌手になるという大きな夢を持っている女の子。
人からどう思われようと、自分を信じている姿。
「ええねん、それで!」とエールを送りたくなります。
そして彼女だけではなく、私にも。


だれも教えなかった料理のコツ
料理部門「だれも教えなかった料理のコツ」は言わずと知れた有元葉子さん。
調味料や素材、道具まで、ひとつひとつ丹念に表現されています。

卵の章で、一緒に炒める野菜にキュウリが登場。え?キュウリ?
水気の多い素材でも、塩揉みして水分を抜くと美味しい炒め物になるのだとか。
またキャベツに関しては、芯が甘くて栄養があるので、フライが絶品とあります。
普通なら捨てるようなところも余すところなく美味しく仕立てる。
驚きと、今度やってみよう!のオンパレードで、付箋だらけです。

美味しいルセットの料理研究家は文章も上手い(旨い?)と言うのが私の持論。
写真は少なめで、料理本というよりはエッセイに近いかな。
今より一歩、料理上手を目指せそうな一冊です。
編めば編むほどわたしはわたしになっていった
最後は三國万里子さんというニットデザイナーの「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」
表紙のお人形も気になりましたが、あの吉本ばななさんの帯に惹かれて。

パテック・フィリップのアンティークに一目惚れした「腕時計」の章。
他のよりも一桁違う値段のそれを買う時が、抑えた高揚感で書かれています。

実は私もオメガを愛用しているのですが、ずっと前に作られた壊れやすいものを手にする緊張感を、着ける度に感じます。
そんな空気が三國さんの腕にもまとわりついているのを、私もそばで見ているように想像できました。
あ、うまいなあという表現が、随所に散りばめられています。
読み終わった後、また開きたくなる。そんな本でした。

今年、ブログを読んでくださった皆さんに感謝を込めて。
来年も素敵な一年になりますように。
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yako

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大阪府在住。夫と娘の3人家族。おしゃれ、台所仕事、本 etc好きなものを自分の言葉で綴ります。

Instagram:yako_sugar

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