地元で長く愛されているお店から、県外にも名を轟(とどろ)かせる新鋭まで。新潟を深く知る食のプロが推す名店をご紹介。今回は、料理家・しらいのりこさんおすすめの『日本料理 福楽(ふらく)』。
しらいのりこさんおすすめ
『日本料理 福楽』
「甘鯛の大葉巻き」。衣をつけて揚げて、だしが香るあんで仕上げたひと品
海と山から始まる味づくり
「冬にジビエをいただき、くさみのなさにびっくり! ご主人が猟師・漁師で、食材をご自身で調達されるそう」。魚なら、海からあがった瞬間からの状態を把握することで、香りから食感まで理想に導けるのだと、主の媚山潤さんは話す。和食の世界で生きてきたが、海外のトップシェフの言葉に触れ、食材への向き合い方を変え、味を磨いてきた。新潟市の中心部からやや距離があるが、県外からのゲストが5割という、覚えておきたい一軒。
「アラの砧巻き」。佐渡島産のアラを使用。新鮮なうちに処理して昆布締めにし、力強い食感を残したまま砧巻きに。料理はすべて¥15,400のコースより
オープンは’21年。早くも県内外のアワードでも高い評価を受けている媚山さん
アプローチから店内まで、都市部ではかなわない、広々とした店のつくりも、ゆっくり美味に向き合うのによい
Data
新潟県新潟市江南区大渕1196の2
☎︎025・282・7459
昼11:30~13:00LO、夜17:00~19:00LO
定休日:火・水曜、木曜昼
コース¥9,900~
https://furaku2022.wixsite.com/-site
おすすめしてくれたのは
新潟県出身。同県出身の夫・シライジュンイチ氏とお米の魅力を広めるユニット「ごはん同盟」として活動。世界のお米料理に精通。
撮影/ローラン麻奈 取材・原文/佐々木ケイ ※エクラ2026年10月号掲載