新潟を深く知る、料理家 坂田阿希子さん、しらいのりこさん、フードライター 佐々木ケイさんが推す「新潟市内のおいしい名店」をご紹介。
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『ティーラウンジ ラ・しなの』
坂田阿希子さんおすすめ
国の重要文化財にも指定されている萬代橋と信濃川の景色を堪能できる。春は川沿いの桜並木が華やかで、冬の雪景色も一興なのだとか。窓と反対側はロビーからの吹き抜けで、開放感がある
新潟一ともいえる眺望が贅沢
新潟市のランドマーク、萬代橋のたもとに立つ「ホテルオークラ新潟」のティーラウンジ。「家族でよく出かけた思い出の場所。萬代橋が目の前に見える大きな窓があり、とてもよい雰囲気です」。喫茶から軽食までさまざまに利用できる間口の広さで、行き届いたホスピタリティは名門ホテルならでは。優雅な時間を演出してくれる。
館内のベーカリーで仕上げたホテルメイドのケーキをティータイムのおともに。ケーキセット(ケーキ1個。ドリンクつき)¥1,400
Data
新潟県新潟市中央区川端町6の53
ホテルオークラ新潟3F
☎︎025・224・6160
11:00~17:30(土・日曜、祝日10:30~)
無休
https://www.okura-niigata.co.jp/
『酒と食まわり まみあな』
しらいのりこさんおすすめ
「鯨の味噌漬け」(右上)¥830。「酒菜三点盛り」(左)はこの日は、かきのもと(食用菊)と蟹の酢の物、イワシ焼きとだし巻き卵、なす揚げだしとエビの煮ものの3種(内容は時季替わり)¥1,200。こだわりの酒器で供される日本酒は50㎖ ¥250~
つまみも美味、地酒を知る一軒
県産の酒に特化した酒販店「地酒の都屋」が営む昼飲み酒場。二代目・坂上重成さんの妻、恵さんが「“酔う”ではなく“味わう”日本酒の楽しさを」と、店を切り盛りする。「いろんなタイプのお酒を少量ずつ味わえるのが魅力。新潟の食材を使ったおつまみも種類豊富で気がきいていて、毎回ついつい長居してしまいます(笑)」。
坂上さん。酒の好みや食べたい料理に合わせて、1杯をていねいに提案してくれる
酒屋に隣接。気に入った酒を買って帰ることができる
Data
新潟県新潟市中央区親松2の3
☎︎025・288・5210
13:00~18:30LO(日曜、祝日12:00~)
不定休
https://www.instagram.com/miyakoya_mamiana/
『喜ぐち』
佐々木ケイさんおすすめ
刺身盛り合わせ」¥2,000~。本マグロ、キス、ツブ貝に加え、南蛮エビ、フナベタ(ヒラメの一種)など、新潟ならではの魚介が楽しめる。淡麗辛口の地酒と合わせて
お酒好きのワンダーランド
創業60年、古町で愛される大衆割烹。新潟のとびきりの枝豆や旬菜のひと品、地魚のお造りから揚げ物、中華まで、年月を重ねるうちに分厚くなった品書きのひと品ずつに、店の歴史とホスピタリティが隠れている。「新潟に来ると必ず一度はおじゃまする店。酒場の定番料理にもこちらの店ならではの味があり、全メニューおすすめです」。ゲストの層は幅広く、にぎわいは深夜まで続く。
名物のひとつが「餃子」¥600。モチモチとした厚めの皮で、タレがかけてあるのが『喜ぐち』スタイル
「鳥から揚げ」も看板メニュー。鶏の半身揚げを食べやすいぶつ切りで。クリスピーで、カレーの風味に酒がすすむ、新潟市民の”パーティバーレル”¥1,100
中越・下越地方で親しまれる夏の郷土料理の「くじら汁」。かつおだしで塩くじら(塩漬けにしたくじらの脂身)と野菜を炊き、みょうがの香味を添えて
Data
新潟県新潟市中央区古町通10の1720
☎︎025・224・9075
17:30~翌1:30LO(金・土曜〜翌2:00LO)
定休日:日曜(不定休あり)
https://r904300.gorp.jp
おすすめしてくれたのは
さかた あきこ●新潟県出身。東京・代官山「洋食KUCHIBUE」、見附市の洋菓子店「BONJOURKUCHIBUE」店主。著書も多数。
新潟県出身。同県出身の夫・シライジュンイチ氏とお米の魅力を広めるユニット「ごはん同盟」として活動。世界のお米料理に精通。
ささき けい●本誌連載グルメ担当。新潟通い歴は10年で、東西南北ほぼ踏破、「郷土愛の薄い新潟人」以上の新潟通を自負する。
撮影/ローラン麻奈 宮濱祐美子 取材・原文/佐々木ケイ ※エクラ2026年10月号掲載