エクラ世代が没頭できる “夢中確実”なじっくり読みたい本 五選

自分自身の生活にもリンクする、家族や夫との物語。まったくの非日常に連れ出してくれる、壮絶な愛や男社会のストーリー。eclat9月号では編集部がセレクトした“じっくり読みたい本”をご紹介。
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『長いお別れ』
中島京子 文藝春秋 ¥1,550

元中学校長の昇平の認知症が進行。3人の娘はそれぞれ海外で子育て中、高齢で妊娠、仕事が多忙などの事情を抱えていたが、母とともに対応に奮闘する! 老いがもたらすユーモアや家族の力に注目した、温かみを感じる連作短編集。
『父 Mon Père』
辻 仁成 集英社 ¥1,500

「ぼく」はパリで小説家のパパに育てられた。パパの健忘症が悪化し、仕事に支障が出る中、恋人との結婚にも暗雲が立ち込めるが。多民族が暮らす街で主人公が直面する家族や介護の問題は、リアルな現実を映し出している。
『マチネの終わりに』
平野啓一郎 毎日新聞出版 ¥1,700

ギタリストの蒔野と通信社の記者・洋子。ふたりは最初からお互いを特別な人と確信したが、久しぶりの再会が近づいたとき、運命の歯車が狂いはじめる。最愛の人との結婚が最上の選択なのかと問う、大人の恋愛小説。
『羊と鋼の森』
宮下奈都 文藝春秋 ¥1,500

板鳥のピアノの調律に偶然立ち会い魅せられた「僕」は、専門学校を経て彼がいる楽器店へ就職。さまざまな客やピアノと出会い、納得のいく音を探すうちに、不器用ながらも成長していく。静かな情熱を秘めた主人公を応援したくなる。
『新選組 幕末の青嵐』
木内 昇 集英社文庫 ¥900

新選組ものは数あれど土方、近藤、沖田、山南など個々の胸中を描くことで組の全体像と幕末の動きをドラマチックにとらえた本作は格別の味わい。悩みや鬱屈を抱えていた青年たちが身近に感じられ、悲劇的な結末も納得できる。

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