さらに、今年1月に”アパートメント・スイート”が、8月には”エンタテイメント・スイート”も完成。イーストミーツウェスト、まさに香港らしさが詰まったインテリアと、最新の機能性(温度や角度を調整できるベットまで!)も兼ね備えている。オープンキッチンに、シェフをブッキングして、クッキングデモンストレーションを受けることもできるそうだ。この新しいスイートは、展示会やパーティにもうってつけ、と、たちまち話題になっている。また、エントランス脇のMOバーでは、世界のどこにもないユニークなイベントも企画していて、アリシア・キーズやDJなど、世界中からゲストを迎えてライブを定期的に開催するなど、常に目が離せないスポットでもある。
そして、このホテルのハイライトが、息を飲む美しさのレストラン、アンバー。このホテルの宝石のような存在のミシュラン2つ星レストランで、世界のベストレストランにも選ばれた珠玉のフレンチレストランだ。ここでは、シェフ、リチャード・エッケバス氏の長く記憶に残る素晴らしい料理を堪能。北海道や九州まで足を運んで食材に触れているというシェフ。野菜中心の、懐石料理にも似たコース料理は、清らかで美味だ。時折、仲のいいシェフ仲間を呼び寄せ、ポップアップコラボレーションも企画、国内外の食いしん坊たちを楽しませている。取材時は、9月26日の神保町 傳の長谷川在佑シェフとフロリレージュの川手寛康シェフとのコラボレーションを楽しみにしていた。ちなみにシェフのお勧めローカルレストランは自家農場も持つ「大班楼」。奇しくも2年まえ行きたかったけれど、人数が少な過ぎて行けなかった店!こちらは予約が取れなかったので、また次回のお楽しみに。「香港の魅力は、街のすぐ近くでハイキングできるほど、自然に溢れたところでもある」とエッケバスシェフ。トレッキングにもいつか挑戦したい。