別荘よりも、もっと気軽に!50代の軽井沢旅行で選ぶべきホテル「ホテルインディゴ軽井沢」【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#14】

2022年2月にオープンした「ホテルインディゴ軽井沢」。軽井沢駅から車で5分、おしゃれでほどよくカジュアルな、とても心地よいホテルができた、とホテルラバーたちから噂は聞いておりました。世界で100軒以上あるホテルインディゴですが、日本国内では箱根強羅に続き、この軽井沢が2軒目。さて、どんなホテルなんでしょう!
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
ホテルインディゴ軽井沢のエントランス
東京駅から新幹線で70分強、軽井沢駅の南側には皆さんご存知のアウトレット(軽井沢・プリンスショッピングプラザ)があります。インディゴ軽井沢は、さらにそのちょっと南に昨年オープンし、1周年を迎えたばかり。自然の中にたたずむ低層の建物6棟からなる、とても居心地のいいホテルです。
ホテルインディゴ軽井沢のフロントスペース
エントランスロビーには、大きな暖炉が。お庭にもおしゃれな焚火スペースがあり、ダイニングの名前は”KAGARIBI”で薪火グリルが売りだそうですし、こちらは炎がシンボルなのですね。木が多く使われた温かみのあるインテリアに、軽井沢在住の木版画家・マッケーナ氏のアートが至る所に飾られていて、新しいのにどこか懐かしく、落ち着きのあるホテルです。
客室は全部で155室。スタンダードルーム(32㎡)が147室、スイートルーム(64㎡)が8室あるそう。早速、スイートルームを見せていただきます。
ホテルインディゴ軽井沢のベッドルーム
お部屋の奥には、バルコニーが。ホテルにはガーデンビューとリバービューのお部屋があり、どちらもプライベート感が保たれたまま、自然を感じることができます(こちらの画像は、お部屋の全景がよく分かるのでホテルからお借りしました)。ゆったりしたベッドも、よく眠れそうです。
ホテルインディゴ軽井沢のモダンなインテリア
ホテルインディゴ軽井沢のウォークインクローゼット
室内も、モダンでコージーなインテリア。そして広々としたウォークインクローゼットって、アガりますよね……。スイートルームならではの広さですが、スタンダードルームのクローゼットもとても使いやすい感じでした。
ホテルインディゴ軽井沢 客室の洗面台
ホテルインディゴ軽井沢 客室のお風呂
お部屋の洗面台もとてもシンプル。そしてゆったりとしたお風呂は、魅力的ですね……!このホテルにはうれしい大浴場もあるのですが、お部屋から外を眺めながらお風呂に入れるのは、また極上の癒し。「別荘感覚でゆったりと過ごせる」というコンセプトが、こんなところにも感じられます。

さて、お次はレストランを訪ねてみました。
ホテルインディゴ軽井沢のダイニング「KAGARIBI」
「KAGARIBI」は、軽井沢の食材を中心に薪の炎で調理したイタリアンが楽しめるオールデイダイニング。こちらは1階フロアですが、2階はプライベートダイニングになっています。明るく、広々としていて、とても気持ちがよい空間です。ちなみに宿泊者でなくても利用でき、季節によっては外のテラスでのペット同伴も可能だそう。入口ちかくにはバーがあり、常駐のミクソロジストにカクテルをお願いすることもできます。

さてディナーまでにはまだ時間があり……「メレンダタイムへどうぞ」、とご案内されました。
ホテルインディゴ軽井沢の「インディゴ メレンダタイム」(¥1,500)

メレンダとは、イタリア語で「おやつ、間食」を意味するそうで、コーヒーと共に、目にも可愛らしいカンノーリが3種類出てきました! 4月から、この「インディゴ メレンダタイム」(¥1500)が土日祝の14時~16時の間、提供されるそうです。イタリアンダイニングならではの、気軽なアフタヌーンティーのようなスイーツサービスですね。 カンノーリはピスタチオ、いちごとフランボワーズ、そしてオレンジの3種類。中のクリームは自家製のリコッタチーズを使い、野辺山高原の牛乳と軽井沢産のハチミツが加えられているそう。シオヤにとって「カンノーリ」といえば、映画「ゴッドファーザー」です。シチリア島のお菓子であるカンノーリは、ゴッドファーザーのマフィア達にも愛され、劇中で終始、このお菓子が様々な駆け引きに使われるのです……。というわけでシオヤも大好きなカンノーリ。しかも愛するピスタチオに、シチリアらしさを感じるオレンジ、旬のベリー……と、手が止まりません。そして一緒にいただいたコーヒーが、とっても美味しい! こちらは東京・下北沢のコーヒー店「ベルヴィル ブリュルリー トウキョウ」とホテルインディゴ軽井沢の限定ブレンド「MIZUNARA」とのこと。この日はロースターの佐藤成実さん、ベーカリーシェフの三海淳一さん、イタリア菓子パティシエの塩月紗織さんのトークも伺いましたが、みなさんの熱い思いを耳にしながらいただいたので、美味しさもひとしおだったのかもしれません。

さて。もう少しホテル内を探検してみます。
ホテルインディゴ軽井沢のフィットネスセンター
SPA棟の2階には、フィットネスセンターが。こちらよく見ると、どのマシンも木が使われているんです……。おしゃれ!! NOHrD(ノルド)というドイツのブランドのマシンだそうで、シオヤは初めて拝見しました。バイクもダンベルも、ウッディ。素敵……☆ 24時間オープンだそうなので、時間があったらちょっとトライしてみたいな、と思いました。
ホテルインディゴ軽井沢の大浴場
SPA棟の1階には、大浴場があります。こちらは女性用の大浴場(画像はお借りしました)。奥に見える露天風呂は、炭酸泉です。ホテルで大浴場があるのは、やっぱりうれしいですね。脱衣所も含めて、やはりシンプルで清潔感にあふれた、モダンで機能的な作りです。
ホテルインディゴ軽井沢の館内
SPAと同じ棟内なので、ここでゆっくり体を温めてからトリートメントを受ける、という素敵な流れが可能。


さて、ディナータイムが近づいてきました。
その前にこの日は、素敵なイベントのアナウンスが。お笑い芸人で作家の又吉直樹さんが、特別に朗読会をしてくださるというのです……。うれしい! いったいどんなお話が聞けるんでしょう?
ホテルインディゴ軽井沢での又吉直樹さんの朗読会
今月、「月と散文」というエッセイ集を出版される又吉さん。ときに旅先で執筆をされること、ホテルでカンヅメになって書かれることもあること……。飄々とトークが繰り広げられたあと、ご自身の大きなノートを広げて始まったのが「失恋カルタ」、そしてこの日の新幹線の車中で書いたという「続・失恋カルタ」の朗読です。……グッときました。とても。その後のディナータイムも、同じテーブルのみなさんとこのお話で盛り上がりました。
ホテルインディゴ軽井沢のダイニング「KAGARIBI」でのディナー「骨付き信州豚の薪グリル マスタードソース」
さて、お待ちかねのディナータイムは、再び「KAGARIBI」にて。地元のお野菜がふんだんに使われたイタリアンは、美味しく、滋味深く、でも重さを感じずにいただけて、お疲れ気味のアラフィーには嬉しいかぎりです。写真はメインの「骨付き信州豚の薪グリル マスタードソース」。そして長野のワインも、たくさん用意されています。ちなみに今年は、こちらで地元のワイナリーの方々との「ワインメーカーズディナー」も催されるそう。ワイン好きの方は、ぜひチェックされてみてください。
ホテルインディゴ軽井沢のダイニング「KAGARIBI」のデザート ティラミス
甘いものが好きなので……最後にいただいたこちらのティラミス。ふわっとしたエスプーマ状で、気づいたらペロッと完食しておりました。翌朝もこちらのダイニングで朝食をいただく予定ですが、美味しくて、ヘルシーで罪悪感の全くないディナーを終えて、もう今から朝が楽しみでなりません。
ホテルインディゴ軽井沢の朝食
ホテルインディゴ軽井沢の朝食 フレンチトーストとワッフル
大満足の1日を終え、ぐっすりと眠った翌朝。早速また「KAGARIBI」へと向かいます。朝のビュッフェは、夜とはまた違う顔に。美味しそうなフルーツに新鮮な乳製品がたくさん並びます。ちなみに朝食は、ちゃんと和食もあるので、「朝は、ごはん」派の方も安心です。「フレンチトースト、美味しいですよ!」と教えていただき、早速お皿に載せてみます。さらに目移りしていると、朝早い時間なのに、総支配人の原めぐみさんが自らサーブされていたので、少しお話させていただきました。ちょうど同じアラフィー世代で「エクラ、いつも楽しみに読んでいるんですよ」とうれしいお言葉。また既に宿泊されたエクラ読者の皆さんのブログなども、目にしてくださっているそう。同世代の女性が活躍されている姿はまぶしく、そして嬉しいですね。女性が総支配人を務めるホテルは、少しずつ増えているようですが、このフレッシュなのに落ち着いた、居心地の良さを醸し出す大きな存在であるんだろうな、と感じました。
さて、シオヤには最後のお楽しみが待っています。SPA棟2階にある「ザ・スパ by HARNN」へ、トリートメントを受けに向かいました。
ホテルインディゴ軽井沢のSPA「ザ・スパ by HARNN」のベッド
ホテルインディゴ軽井沢のスパは、タイのブランド「HARNN」によるもの。お部屋にも、HARNNのアメニティが置かれていました。軽井沢で、このようなアジアンメイドのスパトリートメントを受けられるのは、ちょっと珍しいかもしれません。万年肩コリ・スパ大好きなシオヤは、心から楽しみにしておりました。お部屋は全部で3室あり、どれもゆったりと広く、写真のようにカップルでも受けられるお部屋もあります。カウンセリングの後、ガウンを渡され、まず1階の大浴場で体を温めるよう案内されました。実は「スパの前にお風呂に行っておきたい!」と思いながら朝が苦手で間に合わぬままスパに駆け込んだシオヤ、これはとてもうれしくありがたい提案でした。同じ棟にある作りならではですね。

今回は香りの違うオイルを選べるボディトリートメント(60分¥22,000、90分¥27,700)を受けることに。足浴から、全身のマッサージ、コリのひどい背中も、頭皮もほぐしていただき、すっかりふにゃふにゃに。最後は、お茶とシャーベットを出してくださいました。うれしいサービス!
ホテルインディゴ軽井沢のベーカリー
チェックアウトの後、「KAGARIBI」の入り口にあるショーケースで、お土産を物色します。イタリアンダイニングらしく、ディナーでいただいたフォカッチャやティラミスが美味しくて……。最後まであれこれ目移りしてばかりの軽井沢の旅でした。


世の中にはいろいろなホテルがありますが……「自分にしっくりくる」場所を知っていると、休日が俄然楽しみになります。なんだかゴージャスすぎるのも違うし、高級な老舗だけど慇懃無礼な感じがするのも疲れる。新しくて話題だけど写真を撮りまくる若い人ばっかりなのもちょっとね……。と、大人が求める条件は色々あれど「ホテルインディゴ軽井沢」は、そこが本当にいいバランスのホテルなんだな、と感じました。東京からほど近い軽井沢の駅から車で5分、便利なのに自然の中で居心地がよく、とてもコージー。おそらく多くの方に「しっくりくる」場所なのではないかと思います。「ホテルインディゴ」、今後は東京・渋谷にもできるそうですよ。今からものすごく楽しみです!

ホテルインディゴ軽井沢の庭

<ホテルインディゴ軽井沢> 

長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18番地39

TEL: 0267-42-1100

E-mail: reservations.hotelindigokaruizawa@ihg.com


▶︎公式サイトはこちら

▶︎公式Instagramアカウント @hotelindigokaruizawa

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