おかえりなさい! パーク ハイアット 東京の内覧パーティに伺いました【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#115】

1994年に開業し、エクラ世代にはなじみ深いホテル「パークハイアット東京」が1年間の休業を経て、12月9日にリニューアルオープン。さて、どう変わったのでしょう……?
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
パーク ハイアット 東京が約1年半の休業期間を経て今月リニューアルオープンしました。開業した1994年といえば、シオヤが大学を卒業して社会人になった年。シックでキラキラ、今まで日本のどこにもなかった素敵なホテルのオープンに、当時も胸を高鳴らせたものです。同じような思い入れをもつエクラ世代の方は多いと思いますが、30年慣れ親しんだ場所がリニューアルとなると「……どうなっちゃうのかしら……?」と、ややもすると不安にも思うもの。待ちに待った内覧パーティのご案内をいただき、早速新しくなったパーク ハイアット 東京へと伺いました。
パークハイアット東京 ピークラウンジ
内覧パーティが行われたのは、夕方~夜の時間帯。エレベーターで41階に上がると、はい、おなじみの「ピーク ラウンジ&バー」です。昼間は自然光がさんさんと降り注ぐ、明るいアトリウム。この時間帯は、各テーブルにライトが灯され、幻想的な雰囲気……。
パークハイアット東京 ピークラウンジ
ですが、同行した同僚と「……あまり、変わってない……?」と、顔を見合わせます。この「変わってない?」が、実は後で大きく予想を裏切られる展開になるとは知らず……。
パークハイアット東京
奥に進むと、有名なブックシェルフの並ぶ「ライブラリー」も、このとおり。ちゃんと、ありました! さらにスパ&フィットネスの「クラブ オン ザ パーク」を見せていただくことに。
パークハイアット東京 
パークハイアット東京
夜の時間帯の「クラブ オン ザ パーク」に伺うのは初めてです。こちらは47階。眼下に広がるキラキラの東京の夜景を目にしながら、体を動かす時間の贅沢さといったら……。しかしそれも含めて、やはり「変わってない?」の疑問符が付いて回ります。
パーク ハイアット 東京は、開業の際に一人のデザイナーが、徹底してすべてを一からデザインしたことで知られています。それが、ホテルのデザインを手がけたのはこのパーク ハイアット 東京が最初で最後、というジョン モーフォード氏。さきの「ライブラリー」の本すら、すべて彼が選んで棚に収めていった(!)という逸話があるほど、徹底して細部にまでこだわりぬかれたデザインで作り上げられたパーク ハイアット 東京は、果たしてリニューアルして、どうなったのか?

……その答えは「変わってない?いや、実は変わってる!」なのです。
なんと、一度すべてをスケルトン状態にして壁や床、配管まで既存構造を取り除き、その上で、ジョン モーフォードのオリジナルデザインを継承し作り直したのだとか。……すごい!
パークハイアット東京
パークハイアット東京
一方で客室は、新しいデザインに刷新されていました。手がけたのはパリのデザインスタジオ「ジュアン マンク」。ジョン モーフォードの精神を受け継ぎつつ、新しいのにとてもコージーなパーク ハイアット 東京らしい空間に仕上がっています。今回のリニューアルでは、スイートの客室がぐんと増えたそうです。
パークハイアット東京
パークハイアット東京 客室
写真は、複数の異なるタイプのお部屋が混じっていますが、どれも新しいのに、どこか落ち着きと温かみを感じるインテリアデザインは共通しています。広々としたクロゼットや、ぐっすり眠れそうなベッドルーム、大理石のバスルーム……と、憧れの要素はそのまま、美しく優しく進化。
パークハイアット東京
パークハイアット東京
新たにデザインをてがけた一人、パトリック ジュアン氏は「東京のようにエネルギーに満ちた街では、“静けさ”そのものが贅沢になり得ます」と語り、静けさをたたえながら、温もりが感じられ、この先の30年も受け継がれていく空間を作り上げたのだそう。……泊まってみたいですね!
さて、最上階の52階に上がり、内覧パーティのメイン会場である「ニューヨーク グリル&バー」へ向かいます。こちらは、変わっているんでしょうか……?
パークハイアット東京 ニューヨークグリル
エレベーターを降り、シェフたちが、くるくると、真剣な眼差しで動いているお姿をガラス越しに見ながら、歩を進めます。
パークハイアット東京 ニューヨークグリル
パークハイアット東京 ニューヨークグリル
はい、こちらも一見ほとんど変わっていないですね! なんたる安心感! 料理長のベン ウィーラーさんも、自らお肉を切り分けていらっしゃいます。
メニューは新しいものもあるそうですが、いただいたお肉とマッシュポテトの美味しさは変わらず、心の底から「……おかえりなさい!待ってました‼」という気持ちが沸き上がってきました。
パークハイアット東京 ニューヨークグリル
52階から眺める、きらめく夜景に、ライブの音。これぞ30年前から変わらぬ、ニューヨーク バー、ニューヨーク グリルです。またここに来られてよかった、ほっとした気持ちになりました。
一方、41階のもう一つのおなじみのレストラン「ジランドール」は、新たな進化がニュースになっていました。
パークハイアット東京 ジランドール
パークハイアット東京 ジランドール
その名も「ジランドール by アラン デュカス」に。そう、ミシュランスターシェフのアラン デュカス氏とのコラボレートになりました。この日はデセールが提供されていて、シオヤの大大好物の、タルトタタンとババが! どちらもデュカスならではの人気デセールですが「……絶対また食べにこよう」と心に誓った美味しさでした。
映画のワンシーンのような壁のモノクロ写真のコラージュも、もちろん健在なのも嬉しいですね。
  • パークハイアット東京 エントランス

  • パークハイアット東京 エントランス

おなじみのエントランスも変わっていません。右の写真の「ガッツィー」も、相変わらずいたずらっぽく私たちを迎え入れてくれています。作者である、俳優でアーティストの結城美栄子さんも、パーティにお見えでした。

40階の日本料理「梢」や2階の「ペストリー ブティック」もオープン。1階の「デリカテッセン」は3月2日にオープンするそうです。実はテイクアウトも含めて、一番よく使っていたのが、この「デリカテッセン」。オープンが待たれます! 

「変わってないようで、変わってる!」新しいパーク ハイアット 東京、ぜひ足を運んでみてください。

さて2025年のコラムは今回が最後です。この一年、拙いコラムを読んでくださり、ありがとうございました。
2026年は、2月2日にWebエクラが8年ぶりのリニューアルを行います。
PCでもスマホでも、新しいサイトデザインで、より楽しく、読みやすいWebエクラとなってパワーアップいたしますので、どうぞお楽しみに!
それでは皆様。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
パーク ハイアット 東京
〒163-1055 東京都新宿区西新宿3丁目7−1 2
TEL: 03-5322-1234
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