50歳を過ぎたらお手入れを! 大人肌の「響き」をよくする、最新・角質ケアルール

「奮発して手に入れたコスメを使っているのに、“効き”が悪い気がする」「念入りにお手入れをしていても、なんだか肌が冴えない」……。それは、たまった角質が肌のきれいになる力をじゃましている可能性大! 大人肌にこそ必要な角質美容について、美容皮膚科医の貴子先生が解説。
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「響き」の悪い大人の肌こそ角質ケアでの肌掃除が必須

美容皮膚科医 貴子先生

美容皮膚科医 貴子先生

「松倉クリニック代官山」院長。先端の美容医療や肌理論に精通し、メディアを通して正しい知識を伝える。ていねいかつ行き届いた治療に定評あり。また、コスメ愛も深い。

「角質ケアは大人にこそ欠かせない最良のエイジングケア」と、貴子先生。その理由を聞いてみると。

「エクラ世代の肌は、ハリをつかさどる真皮は薄くなる一方で、肌の生まれ変わり速度がぐんと落ちるため、肌表面のはがれるべき角層がいつまでも残って、厚くたまりがち。だからこそ、蓄積した不要な角質をお掃除する、角質ケアが必須なんです。取り入れてすぐに目に見えて透明感やツヤが出ますし、なによりスキンケアがすっと浸透して、効きが格段に上がるはずですよ」(貴子先生)

ただ「最近肌が弱くなったから」、「若いころの強めの角質ケアで肌を傷めたから」と躊躇する声も。

「昨今は、肌状態に合わせて不要な角質だけを選択的に除去する〝優しい”角質ケアアイテムが充実していますから、肌を傷めずケアすることが可能です。怖がらずお手入れに取り入れてみてください」(貴子先生)

貴子先生が解説!大人肌の「響き」をよくする、最新・角質ケアルール

不要な角質がたまりやすい一方で、デリケートかつ乾燥しやすい大人の肌。そんな複雑な大人の肌にこそ知っておきたい、角質ケアの際に注意すべきことや最適なケア方法、さらにはアイテム&施術選びのコツをご紹介。

《ルール1》肌を潤しながら優しく「掃除」するアイテムを選ぶ

「エクラ世代は肌の水分量や皮脂量とともに、バリア機能が低下する傾向に。少しの刺激でも敏感に転びやすいので、やみくもにピーリング剤を取り入れるのは厳禁です。必須ポイントは、不要な角質をマイルドに除去しながら、同時に保湿もできるものを選ぶこと。また、角質ケア後はさらにたっぷりの保湿をして、乾燥による刺激を徹底的に寄せつけないことも大人の角質ケアの鉄則です」

《ルール2》肌状態や悩みに応じた、最適アイテムを投入する

「ひと口に角質ケアといっても、いろいろなタイプが。代表的なのが右にあげた4つ。肌表面のゴワつきを一掃する、タンパク質分解力のある“酵素洗顔”、頑固な毛穴汚れを吸着するのに優れている“クレイ洗顔”、塗るだけで摩擦レスに優しくケアして浸透のいい肌を育てる“PHA美容液”、顔全体のくすみケアや色ムラを均一に導く“ふき取り化粧水”。肌状態や悩みに合った選択を」

肌がゴワついて硬い
▶︎▶︎▶︎酵素洗顔タイプ


毛穴の詰まりやニキビが気になる
▶︎▶︎▶︎クレイ洗顔タイプ

どんよりくすんだ揺らぎ肌
▶︎▶︎▶︎美容液タイプ

くすみ、色ムラがある普通肌
▶︎▶︎▶︎ふき取り化粧水タイプ

《ルール3》やりすぎは厳禁!ケアの間隔調整や部分使いを

「優しいものが増えたとはいえ、毎日使い前提のアイテム以外は、オーバーペースでの使用は控えて。肌の敏感化や乾燥のもとになります。泡などに吸着させたり、ふき取ったりのケアは、デリケートに傾きやすい大人肌の場合、最低でも3日は空けて行うのが効果的。また、肌の調子によっては、角質がたまりやすいTゾーンや鼻のまわりだけなどの部分使いをするのもいい方法です」

《ルール4》美容医療やエステなどプロの手を時には借りる

「すばやく確実に角質ケアの効果を実感したい、またはセルフで角質ケアを始めるのに不安がある、という人は、まずはプロによるケアに頼るのもひとつの手。クリニックではさまざまなピーリングの薬剤をとりそろえていますので、個々の肌状態に合った最適な角質ケアを見つける手助けにも。最近は角質ケアと保湿美容液の導入を同時に行う『ウォーターピーリング』と呼ばれる肌に負担の少ない施術も人気ですので、デリケートな大人肌にはおすすめです!」

貴子先生おすすめの「優しいピーリング」はこれ

ハイドラブースター

ウォーターピーリングを取り入れた施術。また、レーザーなどの効きもよくなるので、あわせて行うのも◎。
ハイドラブースター 全顔¥16,500、鼻・頰¥11,000

●松倉クリニック代官山
東京都渋谷区猿楽町16の15 T-SI TE GARDEN 5号棟2F
☎03・3770・7900

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