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見違える!大人の魅力がアップする「50歳からの眉の整えかた」
毛質も生え方も濃さも徐々に変わりつつあるアラフィーの眉。だからこそ、この世代は眉を整えることが必須。「眉は内なる人生を映す鏡です」とメイクの名手・長井かおりさん。小顔も若さも優しさも取り戻す長井流眉メイクを伝授。
50代の眉メイク改革!“しっかり描く”のをやめた「存在感のない眉」で新しい自分に!

ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん
“どうして、いくつになっても眉メイクに自信がもてないんだろう”
幾多の眉トレンドの変遷を経たせいもあるけれど、エクラ世代の女性からは、いまだに自分にしっくりくる眉に出会えていないという、切実な声が聞こえてくる。
「今の眉の描き方で合っているのかがわからない」(50歳・管理職)
「移り変わる眉メイクのトレンドについていけません(涙)」(52歳・会社経営)
「ナチュラル眉のはずなのに顔から浮いて見えます……」(51歳・主婦)

「ついつい眉をむずかしく考えがちなエクラ世代。眉メイクの発想を変えれば、もっと気楽に、簡単に、若見えがかないます」(長井さん、以下同)。(上)シュエトゥールズ ブロー&アイラッシュブラシ ¥1,320/資生堂 (中)アイブロウ ブラシ 02 ¥3,850/アディクション ビューティ (下)アドバンスト アイブロウ NB ¥3,300/アクセーヌ
自分の眉に自信がもてないのは、「しっかりきれいに」描きすぎているから!
チークやリップを楽しめる今だから、眉はおとなしく
「コロナ禍でマスク着用がマストだったときは、眉とアイメイクがメイクの主役だったので、しっかりきれいな眉が映えました。でもマスクをはずした今、眉がしっかりきれいなままでは、アイメイクやリップ、チークとけんかし、『うるさい顔』になって損してしまいます」と長井かおりさん。チークやリップを楽しめる今、眉はおとなしくするのがおしゃれ。「メイクはバランス。主役と脇役がいて、美人が生まれます。今は明らかに、眉が脇役の時代なのです」。
眉メイクをほめられたら、喜んではいけない
エクラ世代の女性には、眉こそ命とばかりに、さまざまな眉メイクアイテムを駆使し、しっかりきれいな眉に仕上げている人も。「以前は、そんな完璧に仕上げた眉が素敵だったんですが、今はたとえ人からほめられても、真に受けてはダメ(笑)。そもそも眉に目がいってしまった時点で、今どき眉ではないということ。『今日のメイク、なんだかいい感じ』『雰囲気が若くなったんじゃない?』と顔全体の印象についてほめられたら、その眉メイクは大成功です」。
形や太さに正解なし。自分なりのベストでいい
眉の形や太さの流行は、時代の移り変わりに従って変化。そんな流行についていけず、長年描き慣れている眉からなかなか抜け出せないのが悩み、という人も多い。「今は、形や太さはさほど問題ではありません。むしろ、長年描き慣れた眉は毛の生え方や骨格、表情に寄り添い、そのかたにとってベストであることが多いので、無理に変える必要はないと私は考えています」。問題は「濃さ=緻密さ」だと長井さん。「発想を変えて引き算できれば、しっかりきれいな眉から抜け出し、驚くほどあかぬけて、自分の眉に自信をもてるようになりますよ」。

「眉メイクのアイテムは年々進化。使ったことのないアイテムにトライすることも、眉メイクのアップデートのためには大事」。(上)ラ パレット スルスィル ドゥ シャネル N 02 ¥7,700/シャネル (中)フジコ マジカルアイブロウカラー 03 ¥1,408/かならぼ (下)アイブロウリキッド マイクロ 004 ¥2,750/アディクション ビューティ
「存在感がない眉」に必要な3つのトライ
「存在感のない眉」にするメイクテクニックは、実はとても簡単。ただし、これまで慣れ親しんだ眉の描き方とはまったく違うので、根本的に変える覚悟を。ここに紹介する3つのことにトライすれば、顔に自然となじんで主張しない眉が手入る!
1.メイクの“最後”に眉を描く
多くのエクラ世代が、メイクをするとき眉からスタート。これこそが、つい眉をしっかりきれいに描きすぎてしまう原因! 目もとやリップ、チークを先に仕上げ、メイクが8割できたら、最後の最後で眉を描いてみてください。たったそれだけのことなのに、主張しすぎない今どきの眉を描けるようになります。肌はキャンバス、眉は額縁。絵画の場合、絵が仕上がってから似合う額縁を決めますよね。それと同じことなのです。
最後に眉を描くと今っぽい抜け感とこなれ感が

左の写真のように、まずはアイメイク、リップ、チークを完成させて。そのうえで最後に眉にとりかかると、自然とバランス感覚が働き、しっかりきれいには眉を描けなくなる。結果、右の写真のように抜け感とこなれ感のある眉に。
【NG】最初に眉を描くと悪目立ちしてしまう

眉からスタートすると、ほかのパーツがメイク前であっさりしているため、眉をしっかり描いてしまい太く濃くなりがち。そのあとアイメイク、リップ、チークでメイクが「加算」され、結果として顔全体がうるさい印象に。
しゃれ感と優しさ、そしてフレッシュさ。眉が「脇役」に回れば、すべてがかなう

2.”白みベージュの眉マスカラ”で存在感を消す
眉メイクのファーストステップは、意外かもしれませんが眉マスカラです。しかも、若い人たちやアイドルのメイクでよく使われる”白みべージュ”の眉マスカラ! 実は、この白みベージュが眉の黒々とした存在感を消せる秀逸なアイテム。次のステップでどんなに眉を描いても、いい意味できれいになりすぎず、抜け感、しゃれ感が一気にアップ! エクラ世代こそ必携のアイテムなのです。
眉メイク前▶▶▶眉マスカラのみ

左の写真は眉以外のメイクが終わった状態。右は、そこに「白みベージュ」のマスカラをつけたところ。黒かった眉が地肌に溶け込みおとなしい印象に。硬い毛質でも柔らかく見え、白髪が混じった眉も均一に。

モデル使用。眉一本一本をしなやかにコーティング。透明感があるのでマットにならない。フジコ マジカルアイブロウカラー 02 ¥1,408/かならぼ
こちらの「白みベージュ」もおすすめ!

ダマにならず、眉の動きに寄り添う柔らかな仕上がり。アイブロウマスカラ カラーニュアンス 001 ¥3,300/アディクション ビューティ

地肌につきにくいブラシ設計。にじみにくく、簡単にお湯でオフ。ドゥーナチュラル スタイリング アイブロー マスカラ BR02 ¥2,090/ジャパン・オーガニック

エアリーなつけ心地。眉マスカラ初心者でも使いやすいミニブラシ。お湯でオフできる。フロッキー アイブロウ マスカラ GY90 ¥3,850/エレガンス コスメティックス
1.スクリューブラシでとかす

眉ペンシル付属のスクリューブラシでOK。毛流れを整えながら、付着したスキンケアやファンデーションをぬぐう。
2.毛の「裏側」を着色

毛の流れに逆らうよう、眉じりから眉頭へとなじませる。顔をしかめると毛が逆立ち、地肌につきにくい。
3.毛の「表側」を着色

毛流れを整えながら眉頭から眉じりへとなじませる。眉頭は上へ、眉の中間は横へ、眉じりは斜め下へ。
3.”グレージュの眉ペンシル”で触れるように埋める
眉マスカラのあとは、毛の足りない部分をペンシルで埋めるだけ。ペンシルの色は、眉マスカラで存在感を消した眉とすんなりなじむグレージュを使用します。描くというよりは、眉のすき間に「置く」感覚で触れるだけ。眉マスカラとペンシルの色が自然と混ざりあい、パウダーなしでふんわりナチュラルな仕上がりに。おしゃれで抜け感のある、主張しない眉の完成です!
眉マスカラのみ▶▶▶眉マスカラ+ペンシル

左の写真は白みベージュの眉マスカラのみ、右はグレージュの眉ペンシルで仕上げたところ。顔だちに自然となじみ、眉の存在感が薄く。リップが濃いめの色でも決して派手にはならず、調和のとれた顔に。

モデル使用。存在感のない眉に理想的なグレージュ。斜めカットの平らな面を当てれば、柔らかに色づく。スティロ スルスィル ウォータープルーフ 818 ¥5,500/シャネル
こちらのグレージュもおすすめ! いずれも汗、皮脂でくずれにくい

極細芯のグレージュ。まばらな部分に、眉を一本一本植毛するように埋めたい人に。インウイ アイブロウペンシル 01 ¥4,180(セット価格)/資生堂

眉下など眉の生えていないところも、軽いタッチでスルスル描ける。アドバンスト アイブロウ GB ¥3,300/アクセーヌ
1.毛のまばらなところを中心に

まずは眉マスカラで染めた眉をよく観察。全体を描くのではなく、まばらに見える部分だけを描き足す。
2.「触れる」ように色をのせる

グレージュの眉ペンシルで「触れる」ように描く。まばらなところに先端を当て、そっと色を移すような感覚。
3.眉マスカラとなじませる

スクリューブラシで毛流れを整えながら軽くなでる。眉マスカラとペンシルがなじんで自然な仕上がりに。
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