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50代、年老いていく母親との「ちょうどいい関係」の作り方
年代によって変わる母と娘の距離感。ただ母を頼り、甘えるだけの娘ではいられない、アラフィー世代独特の母娘事情。なんだか最近、母との距離感をつかみにくくなった、と感じている人は多いのではないだろうか。母娘のちょうどよい距離感について脳科学と心理学の専門家が「なぜ、アラフィー世代は母娘関係について悩むのか」を解き明かす! 著名人へのインタビューも必見。
50代女性にアンケート調査!悲しみ・切なさ・とまどい…「老いた母親の変化」に娘が思うこととは?
Q1 歳をとった自分の母親を見て、「昔と変わったな」と思うことはありますか?

Q2.そんな母親の変化を見て、どう感じますか?

そして続く28%は「急に怒り出したり、急に泣き出したり、急にご機嫌になったり、と感情のコントロールが年々不安定になっています。昔はおおらかで安定した性格だった母の激しさに、会うたびとまどうばかりです」(57歳・専業主婦/母81歳)と、母の変化にとまどいやいらだちを覚える、と言うもの。合わせると、実に9割の人がこれまで知っていた母が変わっていくことに、何ともやるせない思いを抱いているよう。
とはいえ、「以前は厳格で口うるさい母が、正直ちょっと苦手だったところがあるのですが、年々、穏やかに、優しくなり、私や妹の子供にとても甘くなっているのを見ると、人って変われるんだなあ、とほっこり嬉しくなります」(55歳・専業主婦/母82歳)というように、1割弱の人は年齢を重ねた母の変化を好ましく思っていることも判明。
そして、良くも悪くも「昔とは違うお母さん」と接することで、それぞれの「娘」が思うことは、以下の3つのタイプに分かれるよう。あなたがいま、自分の母親に感じている思いはどれに近い?
歳をとった母を見て思うこと①
「親孝行したいときに、親はなし、にならないようにしないと!」
●「母は数年前に大きな病気を経験し、その後、体も心もあちこちが辛いせいもあるのか、すぐに悲観的になるようになってしまいました。以前は明るくて、ちょっと楽天的すぎるくらいの愉快な母だったのに、最近は常に何かよくないこと(天変地異が起きるのではないかしら? とか、孫がいじめに遭っているのではないかしら? とか、父が重い病気にかかるんじゃないかしらとか。全て、なんの根拠もないのに……)が起きることを想像しては、心配して私に電話をかけてきます。その度に、あんなにハッピーオーラ満載だった母はどこに行ってしまったのか、と悲しいやら、腹立たしいやらで。でも、母がそんな風になった始めの頃はつい、冷たく当たってしまうこともあったのですが、最近はもやっとくる気持ちを抑えて、親孝行のつもりで話を聞いてあげることにしています。もし母がいなくなってしまったら、そんな話すらもできなくなってしまうのですから。」(54歳・会社員/母88歳)

歳をとった母を見て思うこと②
「ひどい娘だと思うけど、母のふり見て、我がふり正せと思わずにはいられない!」

●もともと自分が1番正しいと思ってる人だったのですが、歳をとりますます頑固になり、ついには人の意見をまったくきかなくなりました。きちんと母のことを考えている、家族や友人、お医者様のアドバイスにも聞く耳持たずで、「痛い、辛い、しんどい」などと常に愚痴のオンパレード。自分の不幸自慢と人の悪口、ネガティブワードばかりで、会っても電話してもとにかくこちらがしんどくなります。また昔は本当に仲良しだった父(87歳)に対するモラハラのような攻撃もひどくなり、晩年になって激しくいがみ合っている様子を見ると心から悲しくなります。子供は親を見て育つ、といいますし、こんな母と接していると、刷り込みで自分も子供たちも、将来同じことをしてしまいそう……。そんなこともあり、少し前までは大好きだった母が正直苦手になり、距離をおきたくなってしまうのですが、そんな親不孝な自分にも嫌になります。私は、先の短いでであろう母と優しく楽しく過ごしたいのに……。ここ数年、ずっといろんな気持ちでモヤモヤしています。(51歳・会社員・母88歳)
●「若い頃は少し神経質なほどキレイ好きでオシャレだったのが、今では家の中が汚れていても平気で、服装や美容にもどんどん無頓着になってきているようです。子供としてはいつまでも、「オシャレでキレイなお母さんですね」と他人から思われたいし、家の中もキレイにしていて欲しいと思うのですが、まあ、身体も弱くなってきているし、若かったころのようにしゃきしゃきと動け、というほうが酷なのかな……。でもそんな母を見ていると、自分が母の歳になったときは、「変わらずきれいにしているお母さんっていいな」と子供たちから思われたいな、と思う気持ちがどんどん強くなっているので、最近、密かに貯金を始めました。どうしても家事がしたくないときに、ハウスクリーニングを頼む資金として(笑)。誰でも歳をとるのは一緒だから、どうあがいても情けない姿を見せるようになってしまうのは仕方がないことだけど、少しでも見栄をはれるように、なにかしらの準備はしておきたいなと思っています」(57歳・専業主婦。母86歳)
歳をとった母を見て思うこと③
「亀の甲より、年の功、って本当かも⁉ 歳を取るのも悪くない!」

●「兄や私には〝出されたものは残さずに食べなきゃダメ!”と言いつつも、自分は食べられないものが多く、よく、一人だけ家族とは違うメニューを食べていた母。そっちを食べたい!と言うと、お母さんはアレルギーだから、仕方がないのよ、といつもいなされていました。が!5年ほど前、一緒に食事をしていたら、母が出てくるものを次々と残さずに何でも食べていて! アレルギーはどうしたのよ! と聞いたら、〝ああ、あれは、あなたたちがうるさいから…”と! アレルギーではなく、ただ単に好き嫌いが多い人だっただけのようです(笑)。でも、今は何でももりもり食べている母を見るたびに、歳をとると、好き嫌いって治るんだなあ、と感心したり。小学生の息子が昔の母のように好き嫌いが多すぎて、どうしたらちゃんと食べてくれるのか、とずっと悩んでいましたが、年齢を重ねていけば治るかもしれないし、あまり厳しく言わなくてもいいか、と思えたりして、心が楽になりました」(49歳・派遣社員/母80歳)
※エクラメルマガアンケート69人の回答より
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