知りたい!おいしい台湾茶

そろそろ温かい飲み物が恋しい季節。あべのハルカスで「気軽に楽しむ台湾茶セミナー」に行ってきました。
お茶はどのジャンルであっても、同じカメリア・シネンシスというツバキ科の葉です。
中国茶はたまに買うくらいですが、興味はアリ。
台湾茶1day セミナーがあると知り、参加しました。

あべのハルカス、タワー館10階にある Oolong Market 茶市場(ウーロンマーケット)
お茶以外に、お菓子や茶器も買える台湾茶ティールームです。
「茶遊(ちゃゆう)サロン」主宰の前田久美子先生。
近鉄文化サロン阿倍野で、中国茶講座を担当されていて、
お話は楽しく、説明はわかりやすくして下さいます。

品種は原生種の他に、大陸から渡ったもの、改良されたものなど様々。
台北など主要都市の産地の中でも、台中で作られるものがほとんどだそうです。
まずは先生が淹れてくださったものを頂きます。

前田久美子先生 
「梨山武陵(なしやまぶりょう)高冷茶
2000メートルを超える産地で採れるフレッシュな茶葉。
品種は青心烏龍(せいしんうーろん)、焙煎なし。
柔らかく、濡れた茶葉も優しい手触りです。

最初の水色はもちろんうっすらで、あ、いい香りだなという感じですが、
次に配られた2煎めは色も濃く、香りも味も濃厚に変わります。
「おいしいですねー」お隣の方と笑顔になります。
淹れ方は、まず茶器を全て、沸騰した湯で温めます。
茶海(ガラスのピッチャー)に湯を移し、それで飲杯(カップ)も温めます。
茶壷(ちゃふう。急須)に計っておいた茶葉を入れ、沸騰した湯を入れて60秒。
この時に茶壷の上から、飲杯を温めた湯を注ぎます。

大勢に分ける時はまず茶海にお茶を移し、均一な濃さにしてから分け入れます。
(茶壷の外側が滴る時は底に布巾を当てて)

飲む時は音を出して、すすります。
まとまってストンと喉に入り、香りが感じられるのだそう。
これがなかなか難しい。音を立てるな!と言われて育ってますから(笑)

台湾茶いろいろ
次はテーブルに用意された道具を使い、自分で淹れます。
「凍頂烏龍茶 熟香」品種は同じく青心烏龍。
こちらは電気焙煎で、コクのある香ばしい甘さが感じられます。

丸めてある茶葉は湯を継ぎ足しながら、7煎くらいは飲めるそうです。
お茶菓子も頂きながら、ゆっくり楽しむお作法でしょうか。
茶道のお茶そのものは一瞬だし、紅茶は冷めるまでに飲んでしまいたい。
少しずつゆっくり飲める台湾茶はいいなあと思いました。
お猪口のような小さな杯で、一回の量は少なめ。
友達とおしゃべりが長くなってしまっても、
都度、お湯を足して温かいものを口にできますものね。
帰りにお土産で2種類のお茶を頂きましたが、
先生がオススメに挙げられた「冬片(とうへん)」もお買い上げ。

長く続いた暑さもようやく落ち着いてきましたね。
ちょっとゆったりした気持ちでお茶したい気分なので、忘れないうちに復習復習!
しまい込んである、どこかの雑貨屋さんで買った茶器セット、出してこよう。
台湾茶 
yako

yako

大阪府在住。夫と娘の3人家族。おしゃれ、台所仕事、本 etc好きなものを自分の言葉で綴ります。

Instagram:yako_sugar

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