【見頃を迎える花桃の里へ 父と母の思い出をたどる春のドライブ】

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長野・阿智村にある「花桃の里」へ、父と春のドライブに出かけてきました。
“日本一の桃源郷”とも呼ばれるこの場所には、約5,000本もの花桃が植えられており、例年4月中旬から下旬にかけて、赤・白・ピンクの花々が山あいを華やかに彩ります。
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最初に訪れたのは月川温泉のあたり。
あいにく、花桃はまだ蕾のままでしたが、かわりに桜が美しく咲いており、川には鯉のぼりが泳ぎ、晴れ渡る青空に心が和らぎました。
桜が咲いてるけど花桃は来週あたりと言われガッカリ?
来年は一緒に行こうな」
そう母が生前に言ってくれていたのに、なかなか予定が合わず、私はこの場所を訪れるのが今回が初めて。
母と父が毎年訪れていた場所で、ビデオに映るふたりの楽しそうな姿を何度も見てきた、私にとっては“記憶の中の景色”でした。
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現地に着くと、満開を楽しみにしていた父の表情には少し落胆の色が。
でも、出店では綺麗な花桃の枝がなんと500円。
「母の仏前に飾ってあげよう」と、父と一緒に購入しました。
お店の方に満開の場所を尋ねると、「川下の昼神温泉は今まさに満開ですよ」とのこと。
早速移動してみると、そこには本当に見事な花桃が咲き誇っていて、まるで絵本の中の風景のよう。
そして父の笑顔も、花と一緒に満開に咲いてくれました。
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父と一緒に手を伸ばしてスマホで写真を撮っていると、同年代くらいの女性が「撮りましょうか?」と声をかけてくださり、私もお返しにシャッターを。
こんな自然なやりとりが、また嬉しくて、あたたかい気持ちになりました。
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温泉郷は、山々に囲まれた静かな場所で、あちこちにカップルやママ友グループ、ご年配のご夫婦の姿が見られ、のんびりと春を楽しんでいる様子が印象的でした。
外国人観光客の姿はほとんどなく、聞こえてくるのは日本語ばかり。
奈良や京都ではたくさんの観光客に出会いますが、ここではそんな“静けさ”が逆に新鮮で、どこか懐かしく感じられました。
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帰宅後、花桃の枝を母の御仏前に飾り、「来年は一緒にまた行こうね」と父と母に語りかけて実家を後にしました。
月に一度ほどしか帰れない私を責めることなく、「仕事、頑張れよ」と言ってくれる父。
きちんと仕事を続けることで、私なりに恩返しができればと思いながら、また日々の現場に戻ります。
姉が父のことを丁寧に見てくれていることにも、改めて感謝の気持ちを。
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来月は紫陽花かな。
また父を誘って、どこかへ出かけられたら——そう思いながら、春の花桃の余韻に浸っています。
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たかこ

たかこ

関西在住。40歳から看護師。目指すところは チャーミングな女性。ほっこりしたことや時には50代女性が考えたり感じてるリアルを発信できたらな、と思っています。happyにナチュラルに50代を一緒に楽しみましょう!

Instagram:ehet.m

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