六月大歌舞伎へ、夫婦で文化の時間を楽しむ

六月の晴れた日、夫とふたりで歌舞伎座へ。尾上菊五郎、菊之助襲名披露の華やかな舞台を楽しんだ一日。アラフィーだからこそ感じる、伝統芸術の奥深さ&夫婦時間。
エクラ7・8月合併号では「大人の夫婦デート、どこへ行きましょう?」という特集が組まれていた。ちょうどそのタイミングで、夫とふたり六月大歌舞伎へ出かけることに。

これまで歌舞伎には馴染みがなかったが、「襲名披露公演なら見応えがありそうだ」と二人で観劇することになった。まさに「大人の夫婦デート」へ!

当日は気持ちのよい晴天。駅から歌舞伎座までの道すがら、あじさいが色濃く咲いており、これから始まる歌舞伎の舞台への高揚感を一層引き立てている。
東銀座に咲く紫陽花
歌舞伎座の外観「六月大歌舞伎の垂れ幕」
歌舞伎座の前
歌舞伎座の看板
尾上菊五郎襲名披露の看板前で記念写真
歌舞伎座の正面には、尾上菊五郎、菊之助の大きな写真。お祝いムードに包まれていた。
いざ席につき、昼の部がはじまる。
歌舞伎座六月大歌舞伎の看板
私も夫も、歌舞伎はほぼ初めて。高校の課外授業で来たような……という初心者である。少し予習をしてから出かけたものの、楽しめるだろうかという不安が正直あった。

幕開けは尾上右近が出雲の阿国を演じる「元禄花見踊」。
雑誌エクラの連載「歌舞伎はモダンだ!!」でおなじみの右近さんだが、舞台に登場した瞬間、その華やかさと躍動感にぐっと引き込まれた。
所作に凛とした品が漂う。

楽しめるだろうかという不安は、一気に吹き飛んだ。

続く「車引」では尾上菊之助。
まだ十一歳と聞き、驚く。堂々とした立ち姿に、大胆さと華やかさが漂い、観客の目を惹きつける。
夫も思わず身を乗り出して見入っていた。

そして、待ちに待った「寺子屋」の幕が上がる。
登場した尾上菊五郎の声は劇場に深々と響き、一言一言が心に染み入ってきた。
その圧倒的な存在感に、観ているうちに完全に虜になっていた。

最後は片岡仁左衛門が鳶頭を演じる「お祭り」。
にぎやかで色彩豊かな舞台が、襲名のお祝いムードを一層盛り上げ、昼公演の幕は華やかに下りた。

終演後、夫はすっかり歌舞伎の魅力に目覚めた様子。「もっといろんな演目を観てみたいね」と、次のお出かけの話まででたのが嬉しい。
尾上菊五郎襲名披露記念のチーズケーキ
尾上菊五郎襲名披露記念のチーズケーキ
尾上菊五郎襲名披露記念のチョコレート
尾上菊五郎襲名披露記念のチョコレート
お土産選びも楽しいひと時。

今回は、
・資生堂パーラーの襲名披露限定のチーズケーキ
・襲名披露限定のチョコレート
・歌舞伎座新開場10周年記念 和光クランチチョコレート
・隣のビルにて求めた文明堂カステラ 歌舞伎座バージョン

これから演目の話をしながらお土産をいただくのが、楽しみだ。
和光のクランチチョコレート
和光のクランチチョコレート
文明堂カステラ(歌舞伎座限定パッケージ)
隣のビルの文明堂で求めたカステラ(歌舞伎座限定のパッケージ)
こうして夫婦で文化的な時間を共有するのは、アラフィーだからこその味わいがあるのだと思う。これまでなかなか足が向かなかった歌舞伎の世界だが、行ってみると本当に面白かった。

次はどんな舞台に出会えるだろう。

これからも、深みのある「夫婦の文化時間」を少しずつ重ねていきたい。
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キャリゆか

キャリゆか

埼玉県在住。2回のがん経験を経て「ムリはしないけど、やるときゃやる!」をモットーに、日々を楽しみながら自由に挑戦中。趣味は街歩きと読書。日々のささやかな幸せや気付きをお届けします。

Instagram:kawagoe_kakan

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