アジア最大級の音楽授賞式“MAMA”が無事終了。 “TWICE”、“EXO-CBX”、“Wanna One”が日本のステージで躍る‼

「年末といえばMAMA」と思い浮かぶくらい韓流&K-POPファンにとって、大きな音楽授賞式である「Mnet Asian Music Awards (MAMA)」が今年も盛大に催されました。今年で9回目を迎えた本公演は“共存”をテーマにかかげ、初めてベトナム・日本・香港という3つの地域で開催。今回は“2017 MAMA In Japan”(横浜アリーナ)の模様を、韓流&K-POPを追いかけて12年目に突入したライター中川薫が、やや“ミーハー目線”でお届けします。
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“2017 MAMA In Japan”は出演者たちがフォトセッション&意気込みを語る“レッドカーペット”と、本編である“2017 Mnet Asian Music Awards”の二部構成。およそ3時間で豪華アーティストによるパフォーマンスとともに各賞を発表するというもの。その一方で、また、会場内にはコンベンションエリアがあり、終日楽しめる企画が用意されていた。SNS風の写真が撮ることのできる撮影ブースや、韓国ドラマ『青い海の伝説』のヒロインになれる⁉顔はめパネル、また、お酢を使ったおいしいドリンクや香ばしいのりチップスなどのコリアンフードが試食できる特設ブースも。特に、お菓子やインスタントスープなどがつまったUFOキャッチャーには長蛇の列ができていた。また、特設ステージではスペシャル・アーティストによるトークショーなども行われ、まるっと一日“MAMA”を楽しめる仕掛けがもりだくさん。目も耳も舌も満足したまま、いざレッドカーペットへ!

レッドカーペットでは、ドレスやタキシードなどで着飾った旬の俳優やアーティストたちが次々に登壇。2017年の『NHK紅白歌合戦』出場が決定している9人組のガールズグループTWICEは「日本のMAMAに参加したのは初めて。スペシャルなステージを準備したので楽しみにしていただければ」と日本人メンバーのサナが挨拶。さらに、ジヒョの歌に合わせて全員で『LIKEY』の振り付けを披露し、観客たちはメロメロに。13人組のボーイズグループSEVENTEENが姿を現すと、会場から大歓声が!「参加することができて、本当に光栄です。みなさん一緒に燃え上がりましょう!」(ホシ)と日本語で熱意を伝えると、歓声はさらにボリュームアップしたのだった。また、2017年に大ブレイクを果たしたボーイズグループWanna One(11人組)の登場では、会場のあちこちから、歓声とともに「ダニエルー!」「ジフナー!」など、“推し(お気に入りメンバーのこと)”へのエールが止まらない。「2017年のMAMA ㏌ Japanのために私たちは頑張って準備したのでぜひ、楽しみにしてください」(ファン・ミンヒョン)と流暢な日本語を披露すると、子供のころ、日本に住んでいたというイ・デフィも「楽しみにしていてくださ~い♥」とたっぷりと愛嬌を見せていた。MAMA常連グループEXOのメンバー、チェン、ベッキョン、シウミンよるグループユニット、EXO CBXが登場。ベッキョンが陽気な調子で「日本のみなさんお久しぶりです~!」と日本語で挨拶すると、シウミンは「いつもEXOとして出演していましたが、今回はCBXとして出るので緊張しています……急に、メンバーのことを思い出してしまいます」と、この場にいない仲間たちに思いをはせていた。レッド―カーペット最後の登壇者は、ドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』、ドラマ『雲が描いた月明り』(現在、テレビ東京で放送中)と立て続けに大ヒットを飛ばした人気俳優のパク・ボゴム。横浜のイメージに合わせたという、黒の刺繍が美しく施されたスーツに身を包んで愛らしい笑顔でレッド―カーペットを歩く姿に、客席も司会もうっとり。ホストという立場で出演する意気込みを語ったあと、トンカツなど日本の食べ物が大好きだというボゴムは司会者たちに「日本でおすすめの旅行地はありますか?」と質問。司会者が「神戸ですね。神戸牛というお肉もおいしいし、温泉もあってとてもよいところですよ」と教えると、「コ…ウベ?」と首を傾げつつも目を輝かせて、心のグルメ帳(?)に刻んでいた。

授賞式の会場となった横浜アリーナは、立ち見が出るほどの超満員。“共存”の文字が映し出された巨大風船が中央ステージで割れると、貫禄あるBoAが現れてMAMAの先陣を切る。SEVENTEEN、TWICEといったグループがBoAの名曲をカバー、さらにBoAとWanna Oneメンバーのファン・ミンヒョンが『Only One』を歌って艶やかなカップルダンスを披露すると、客席から大歓声が! ヒートアップしたステージにホストのパク・ボゴムが登場し、いよいよ授賞式がスタート。どのアーティストも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたが、特に印象に残ったのは以下のアーティストたちだった。
Wanna One
 男性新人賞を受賞したWanna Oneは本公演が日本初ステージ。ファン・ミンヒョンのピアノ演奏がイントロを飾った『Energetic』、『Burn It Up』を披露し、さらに腹筋のチラ見せなど、見どころ満点のパフォーマンスでファンを熱狂させた。「僕たちが『MAMA』に来ることだけでも夢みたいで不思議なのに、賞までいただいて本当に幸せです。僕たちがここまで来るのに、多くの方が助けてくださいました。この場を借りて心より感謝申し上げます。そして“Wannable”(Wanna Oneファンの呼び名)、その存在だけでもすごくありがたいし、これからもずっとたくさん会えたらうれしいです。初心を忘れず頑張ります!」(パク・ウジン)と初受賞の喜びを語った。
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SEVENTEEN
SEVENTEENは、13人というメンバーで披露するエネルギッシュなパフォーマンスで会場を魅了。『Mansae』と最新曲『CLAP』でのはつらつとした姿で、客席を沸かせたあと、NU‘EST Wとのスペシャルコラボが! 『HEAVEN』で総勢17人による息の合ったダンスパフォーマンスでがっちりとファンのハートを掴んでいた。この日、SEVENTEENはベストダンスパフォーマンス男性グループ賞を受賞。プレゼンターの俳優・佐藤健(彼の人気ももの凄く、終始、「健ー!」の声が飛び交っていた)からトロフィーを受け取ると「僕らは“自主制作ドル”と呼ばれていて、自分たちの振付もメンバーのホシが手掛けています。パフォーマンス賞をいただけて光栄です」(エスクプス)とうれしそうに語った。
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EXO-CBX
 K-POPファンなら知らぬ者はいない人気グループEXO。今回は3人のユニットとしての出演だが、MAMA常連のカリスマを見事に発揮。『Hey Mama』に続き、『Ka-CHING!』を洗練されたポップな姿で披露すると、会場は大きな熱気に包まれた。EXO-CBXはベストアジアンスタイル in Japanを、そしてMwave Global fan’s Choice(ファン投票で決められる)をEXOが受賞し2冠に輝いた。「ファンの皆さんが僕たちにくれたプレゼントだと思います。皆さんに恩返しをして、もっと近づいていくEXOになります」(チェン)とコメントすると、ベクヒョンは「ありがとうございます! 謝謝!」とアジアのファンへの感謝を伝えた。
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TWICE
 TWICEは、日本でもヒットした『TT』、『SIGNAL』、新曲「LIKEY」を続けて披露し、キュートではつらつとした魅力を会場内に振りまく。途中、観客へ映像でダンスレッスンをしたのち、「一緒に踊りましょう!」と実際にメンバーが出てきて、会場がひとつに! そんなTWICEは、ベストダンスパフォーマンス女性グループ賞、今年の歌賞をW受賞。特に今年の歌賞は、栄誉ある大賞のひとつ。うれしさのあまり、涙をこらえきれないメンバーも。「この場に立ち、賞をもらうことは、本当に大変なことだと分かっています。昨年に続いて、賞をくださって、ありがとうございます。デビューしてから、2年1カ月が経ちました。まだ行く道も遠く、するべきことも多い私たちに、このような素晴らしい賞をくださって、本当に感謝しています。素敵な曲をくださったパク・ジニョンさん、そしてたくさんの関係者の皆さま、お疲れさまでした。そして、いつも苦労をかけているスタッフの皆さんに心から感謝いたします。そして2年間、誰より忙しかったメンバーたち、お疲れさま。両親にも感謝していますし、私たちを愛される人にしてくださった“ONCE”(TWICEのファンたちの呼び名)、本当にありがとうございます。“ONCE”のおかげで、私たちは幸せです。これからより明るく、皆さんを元気にすることができるステージをたくさんお見せします」(ジヒョ)と、喜びをかみしめるように感謝の言葉をのべていた。
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どれほど楽しい時間であっても、いつか終わりのときがくる。最後はパク・ボゴムが再登場。湿っぽくならないよう、明るくクロージングのあいさつをして、“2017 MAMA In Japan”は幕を閉じた。
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本編の模様は、2018年1月27日に日本語字幕付きで放送される。パフォーマンス以外にも見どころがたくさんあるので、時間があったら何度も見直してほしい。ステージの上はもちろんだが、出演者たちの待機席にも数々のドラマが生まれている。同じユニットだったが今は別のグループとしてMAMAの大舞台に立った者たちの熱い抱擁、同時期にデビューしたグループ同士の友情や交流。胸を高鳴らせる歌とダンスを披露しているアーティストたちの飾らない姿がかいま見れて、心があったかくなるのだ。
しかし、日本で直接MAMAのステージを見る日が来るとは……感無量です。2018年も日本開催を熱烈に希望!

【“2017 Mama in Japan”受賞者一覧】
女性新人賞: PRISTIN
男性新人賞:Wanna One
Inspired Achievement:秋元康
ベストアジアンスタイル in Japan:EXO-CBX
Best of Next:チョンハ
ベストダンスパフォーマンス女性グループ賞: TWICE – 『Signal』
ベストコンサートパフォーマー:MONSTA X
Discovery of the Year:NU’EST W
Mwave Global fan’s Choice:EXO
男性歌手賞:ZICO(Block B)
ベストダンスパフォーマンス男性グループ賞:SEVENTEEN – 『Don’t Wanna Cry』
Qoo10 今年の歌賞:TWICE – 『Signal』

【オンエア情報】
「2017 MAMA in Japan」
■字幕なし
2017年12月24日(日)16:45~
2018年1月1日(月)9:00~ 
■字幕版
2018年1月27日(土)12:00~
※CS放送Mnetと動画配信サービスMnet Smartでオンエア&配信予定。
ベトナム、香港公演の放送情報はMnet公式サイト http://jp.mnet.com でチェックを。

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