走っても意味なし、ちょうど良い時に発つべし。ーRien de sert de courir, il faut partir à point.【フランスの美しい言葉 vol.42】

読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
Webエクラ フランスの美しい言葉 走っても意味なし、ちょうど良い時に発つべし。ーRien de sert de courir, il faut partir à point.
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Rien de sert de courir, il faut partir à point.

リアン ド セール ド クーリール、イル フォ パルティ ア ポワン

走っても意味なし、ちょうど良い時に発つべし。

―Jean de La Fontaine ジャン ド ラ フォンテーヌ


寓話で知られる17世紀のラ フォンテーヌの有名な話『ウサギとかめ』から。のろまなかめと俊敏なウサギがかけっこをして、途中まで先を行っていたウサギが油断して休んでいる隙に着実なかめが追い越し、競争に勝つ、というイソップ童話が元ネタ。物語の最後に教訓として、この有名な一節が。ちなみに最後にあるア ポワン、ちょうど良いという意味で、ステーキの焼き具合、ミディアムを注文するときにも使えます。

ウサギの絵皿

今週も笑顔でいきましょう!Bonne semaine!

■フランスの美しい言葉を音声でも聞いてみよう

森田浩之

森田浩之

もりた ひろゆき●ジャーナリスト・コーディネーター。パリと京都を行き来する。モード、カルチャーを中心に雑誌、ウェブに寄稿。マルセル・プルーストと紫式部を原文で読む!を目標に日々読書生活。華道家としての顔も。

©Yusuke Kinaka
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