海外のファッションブランドも採用!世界が認めた”尾州織物”【Made in Japan 愛知・尾張一宮】

肥沃な濃尾平野が広がる尾州地域は、繊維産業とともに発展し、毛織物の世界3大生産地と称される。世界が認める“尾州織物”を一丸となって地元から再発信しているこの地域をeclat 4月号でご紹介。
海外のファッションブランドも採用!世界が認めた”尾州織物”【Made in Japan 愛知・尾張一宮】_2_1
③発起人である中外国島の伊藤核太郎社長とOPALEXの山本浩太郎社長。ディレクションを一手に担うKION STUDIOの稀温さん。趣のある3階の大ホールで④尾州の生地に触れて買える1階の「RRRMATERIAL PROJECT」
そんな尾州の未来を思う気持ちがひしひしと感じられるのが尾張一宮駅近くにあるレトロな建物「Re-TAiL」。取り壊される運命にあった繊維協会のビルを尾西毛織協同工業組合青年部のメンバーが中心になって生まれ変わらせた、生産地とクリエイターを結ぶ拠点だ。機屋が生産した市場に出回らないサンプル反や開発反などの少量の生地を、クリエイターやハンドクラフター、学生、小さなアパレル、さらには一般の人々につなげたいという思いから生まれた。つくり手の顔が見える優れたマテリアルに出会え、現在はさまざまなクリエイターがショップやスタジオを構え、ファッションを愛する者の熱い思いが充満している。尾州は今、地域全体で、未来を見据え動きはじめている。
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