世界に誇るメイドインジャパンのメガネ【Made in Japan 福井・鯖江】

2018年3月26日
メイドインジャパンのメガネは光沢、材料の質、色、シルエットなど細かなところまで高いクオリティを誇ることが特徴。eclat 4月号では、メガネフレーム生産の95%以上のシェアを誇る福井県鯖江市を特集。
①自社ブランド、「バネリーナ」を手がける青山眼鏡デザイナー木野内さんと、エレガント眼鏡の佐々木社長②快適さと美しさが共存する自社のヒットブランド「ラインアート」
メイドインジャパンのメガネは、光沢、材料の質、色、シルエットなど、細かなところまで高いクオリティを誇ることが特徴。「フレーム・レンズともに、世界でも高いレベルを誇り、日本人の加工技術やものづくりへのこだわりが強く打ち出された分野だといえます」と青山眼鏡の青山嘉彦社長は語る。そんな、日本製メガネフレーム生産の95%以上のシェアを誇るのが福井県鯖江市。1905年に、雪深く冬場に産業のない地元の暮らしを向上させるため、「国産メガネの祖」と呼ばれる増永五左衛門が足羽郡麻生津村生野(現・福井市生野町)に大阪からメガネ職人を招き、メガネづくりを農家の副業として根づかせた。
 世界に誇る鯖江のメガネは、200以上の工程を経て完成される。それらのひとつひとつは専門の工場・職人たちによる分業で成り立っていて、そのような産地内分業の中での厳しい品質確認・管理により、良質なメガネが生み出されている。現在では、生産効率化のために機械設備が取り入れられている企業もあるが、「どんなに優れた機械を導入しても、重要な工程は今でも職人たちの目と手で丹念に行われています。精度が高く使い心地のいいメガネは機械だけではつくることができない」とシャルマンの岩堀専務は語る。
 鯖江では’81年、世界で初めて軽くて丈夫なチタン製メガネを開発し、国際的な産地として地位を確立。近年では産地が培ったチタン加工の技術を、医療や電子機器などに生かす企業も登場。メガネづくりに懸ける熱い思いが、さらに幅広い分野へと広がっている。

What's New新着記事

FEATURE
ランキング