コミュニケーション上級者がアドバイス!話を最後まで「聞く」「聞かせる」テクニック

2018年8月30日
最近、人の話を最後まで聞けなくなてきた気がする……。友人や同僚も私の話を最後まで聞いてくれない…。こんな経験をしているアラフィー女性も案外多いのでは? 最後まで「聞かない相手」にしっかり伝えるには、話すときの心構えやコツを学ぶことが必要。コミュニケーションの賢者たちがその極意を伝授します。
お話を伺ったのは…
話し方研究所・会長 福田 健さん

【Profile】
’83年に『話し方研究所』を設立。企業の人材育成におけるコミュニケーション指導の第一人者。『女性は話し方で9割
変わる』『怒る技術 怒られる技術』ほか著書多数。

カタカナ語をなんとなくでスルーしない

海外の人名やネット用語など、会話に聞き慣れないカタカナ語が出てきたとき、意味不明のままスルーしていないだろうか。「年齢を重ねると知らない言葉を聞き流す傾向が強まります。そのまま放っておくと、"話を聞けない人"になってしまう危険が。つど確認するくせをつけると聞く力が伸びます」(福田さん)。

相手の話を反復する

「私が用意します」→「用意してくださるんですね。ありがとう」など反復するクセをつけると、要点を逃さずに聞く訓練に。さらに「うなずいているだけだと話し手は不安になることも。タイミングよく反復すると、しっかり聞いてもらえたという満足感が高まり好印象にもつながります」(福田さん)。

聞き手が話をリードする

長い話をしていると、話す側が思考の迷路にはまって、何を話しているのかわからなくなることが。「そういうときは『あなたがいいたいのはこういうことですよね?』と話をまとめて本筋に導くようにしましょう。聞き手側も問題の概要をつかみやすくなるし、記憶にも残りやすくなります」(福田さん)。

時には視覚情報を シャットダウンするのも

相手のことが苦手だったりすると、どんなにおもしろい話でも頭に入らないことが。「人間が視覚的情報に左右される部分は、想像以上に大きいもの。そういうときはさりげなく相手から視線をはずすのもひとつの方法です。また、なるべく相手への先入観をもたないようにすることも聞き上手のコツ」(福田さん)。

黒川さんと榎本さんにもお聞きしました

脳科学コメンテーター 黒川伊保子さん

【Profile】

独自の脳研究をもとにしたエッセイや、語感の秘密を解き明かす著書が人気。『前向きに生きるなんてばかばかしい』『成熟脳 脳の本番は56歳から始まる』ほか著書多数。

心理学者 榎本博明さん

【Profile】

東京大学教育学部教育心理学科卒業。MP人間科学研究所代表として人間関係に心理学を生かす講演や執筆を行う。著書に、『「上から目線」の構造』『自己実現という罠』ほか。

歩くことで足裏から刺激を!

歩かない生活が聞く力を衰えさせる一因に。「足の裏から刺激を受けると、物事を理解して適切な選択をする力が高まり、記憶が脳に定着しやすくなります。聞く力を高めるのに一番いいのは、しっかり歩いて足裏を刺激し、脳を活性化させること」(黒川さん)。ウォーキングは脳にも体にもいい!

脳の栄養不足を疑ってみる

「人間の脳内は6割が脂質、4割がコレステロールで構成され、かなりギトギトしています。集中力が落ちたり、人の話を最後まで聞けなくなってきたら、原因は、加齢よりも脳の栄養不足にあるかもしれません。オイルカットの食生活を続けたり、繰り返しダイエットをしている人は要注意です」(黒川さん)。

もう一度本を読む習慣づけを

「本を読まず、日常的に触れるのはSNSくらいの文章量……という人が増えています。結果、長い文脈や複雑な会話が理解できない=人の話を聞けなくなっている。コミュニケーションには論理と情緒の両方があるので、小説から新書まで幅広く本を読み、認知的複雑性を高めてください」(榎本さん)。

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