コミュニケーション上級者がアドバイス!話を最後まで「聞く」「聞かせる」テクニック

最近、人の話を最後まで聞けなくなてきた気がする……。友人や同僚も私の話を最後まで聞いてくれない…。こんな経験をしているアラフィー女性も案外多いのでは? 最後まで「聞かない相手」にしっかり伝えるには、話すときの心構えやコツを学ぶことが必要。コミュニケーションの賢者たちがその極意を伝授します。

【アドバイス2】最後まで「聞かせる」には ?

最後まで「聞かない相手」にしっかり伝えるには、話すときの心構えやコツを学ぶことが必要だ。コミュニケーションの賢者たちが極意を伝授!
コミュニケーション上級者がアドバイス!話を最後まで「聞く」「聞かせる」テクニック_2_1

1.相手に時折振って重要ワードを復唱させる

話がちゃんと伝わっているか心配になると、「大丈夫?」「わかった?」と何度も念を押してしまうことがある。しかしこれでは、「しつこい」「何度もいわないで」と思われ逆効果に。「相手にキーワードやポイントを復唱してもらうほうが記憶に残りやすくなります」 (福田さん)。例えば『AよりBがいいですか?』と質問し、相手に「Aで大丈夫」といわせて確認するとスマート。

2.結論からいう。おいしいところから話す

要領を得ない長い話はご法度!「重要なキーワードや結論から話を始めましょう。例えば同窓会旅行の行く先を話し合うなら、この秋、 10年ぶりに秘仏を公開するお寺があって...... とか、まずおいしい話で聞く耳をこちらに向けさせて」(黒川さん)。「今日は××について話をしたいと、はじめに内容を告知しておくと話が伝わりやすくなります」(福田さん)。

3.相手の話をまず先に聞く

ほとんどの人にとって、他人の話を聞くより自分の話をするほうが楽しいと感じるもの。「だからこそ、まず相手に話をさせる。十分に話ができた、熱心に聞いてくれたと感じると、カタルシス効果が生まれ、相手の話も聞こうという気持ちになります」(榎本さん)。会話の途中でカットインする人にも、まずは最後まで話をさせるのが一番の解決法かも。

4.伝えたいことはためずに言う

家族に対して有効なコミュニケーションのテクニック。「夫や子供、両親などが相手の場合、家族という安心感があるので、話を安易に聞 き流してしまったり、最後まで聞かなかったり......ということが起こりがち。これを防ぐには、ささいなことであっても、お互い言葉にして確認しあうこと。ため込まず、こまめにいうことも大切です」(福田さん)。
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5.相手が男性なら文字にしたほうが伝わる

「狩りに出る必要があった男性たちは、空間認知能力が優れているぶん、女性より音声認知力が弱い。女性はテレビを見ながらおしゃべりができるけど、男性は聞く態勢になっていないときに話しかけられると、言葉が『☆※ ♯%×』みたいに聞こえてしまいます。男性には、相手が聞ける状態になるまで数秒待つか、文字で伝えたほうが確実です」(黒川さん)。

6.ネタがないときは話さない!

「エクラ世代になると、話題豊富な会話のエキスパートが大勢いるので、形骸化した話題や内容に乏しい自分語りなどをされると、"聞こう"という気持ちが失われてしまうことに。話を聞いてほしいと思ったら、事前にネタを仕込んでおくことが大事ですね。何もなければ『最近、何かおもしろかったことありますか』 などと振ってしまえばいいです」(黒川さん)。

7."チューニング"を楽しむ

会話の達人であるエクラ世代と、年下世代では、話が噛み合うまで時間がかかることも。「自分のテンプレートを振りかざして『話を聞いてくれない』とぷりぷりしていると、若い世代が寄ってこなくなります。どうすればテンプレートが異なる相手と波長やトーンを合わせられるか。そのチューニング過程を楽しむくらいのゆとりをもちたいですね」(黒川さん)。
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8.肯定で伝える

「例えば役所の窓口に行って、『今日は1番と5番の受付が使えません』と否定形でいわれるより、『本日は2、3、4番の受付をご利用ください』といわれたほうが、スッと頭に入ってきますよね。どう話せば肯定的に伝えられるかを考えるのも、聞かせる技術を磨くことにつながります」(福田さん)。ネガティブな方向に話をもっていきがちな人は要注意!
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