「最初はスタイルブックを作るつもりでしたが、スタッフと話し合ううちに、今まで私がたくさんの言葉に励まされてきたこと、言葉のキャッチボールを何より大事にしていることに気づいて。周囲を見ると、同世代で悩みを抱えている方が本当に多い。私は脱がせ上手なので(笑)、本音を引き出してみると、その理由も程度もさまざまです。ただ、落ち込んでいる気持ちを上げるのはやはり言葉。それを強く感じたので、せっかく本を出すなら、読んだ方がちょっとでも前向きになれるお手伝いをできたらいいな、と思いました」
たとえば、ここでも紹介されている“人生なんてホップステップ肉離ればっかり”という言葉。これは亜希さんのインスタグラムのコメント欄に書かれていたものだが、今も深く心に刻まれているという。
「読んだときには爆笑して、“私もそう!”と言いたくなりました(笑)。こんなふうにユーモアがあるのは、余裕がある証拠。生きていればうまくいかないこともあるけれど、何があってもこれくらいの気持ちでいたいと思ったし、上から目線でない言い方も大好きなんです」