台湾、美食の街、嘉義を旅する①

 毎年一度は訪れる台湾。多いときには年に6度足を運んだこともある大好きな旅のデスティネーションです。食いしん坊ライターとしては食べたいものリストが長すぎて、弾丸トリップは念頭になく最低3泊が基本。そのうち1日は日帰り、もしくは1泊で地方旅に出かけています。昨年は新竹への”本場のビーフンを食べ、北埔の水井茶堂に行く”デイトリップを企画。今年は、友人とふたりで台南の近くの嘉義に1泊旅行をすることに。
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嘉義名物、鶏肉飯
 以前から台湾に住む友人に「次は嘉義に行ってみたら?」と言われていたのと、Netflixの”ストリート・グルメを求めて”というドキュメンタリーの中に嘉義の魚の頭のスープが出て来たから。嘉義は、グッと引き込まれた人気歌手クラウド・ルー主演のドラマ「お花畑から来た少年」の舞台だった、のどかな台南の少し北。久しぶりに台北駅から高鉄(台湾の新幹線)に乗って1時間半ほど南下。夏はさぞかし暑いんだろうな、と南国の夏に思いを馳せながら街歩き。ココナッツを売る市場の店、お茶や台湾檜でも知られる阿里山が近いので名産の琥珀色のゼリー、愛玉子(オーギョーチー)の屋台などが並び、ゆったりした雰囲気がいいのです。今回泊まったホテルデイプラスには無料のレンタサイクルがあり、行きたいところを効率よく回れました。この宿は台北に住む友人のお勧めで、リーズナブルで、ロケーションもとても良かったです。

 まずは、ホテルでもらった”散歩録”地図に14軒も紹介されている、嘉義といえばの鶏肉飯をランチに。台北の友人ステラ、嘉義在住のアンバーのお勧め、郭家鶏肉飯へ(ちなみに台中に住むニッキーは大同火鶏肉飯推し)。鶏肉飯はシンプルで優しい味わい!そしてもち米にピーナッツ入りの腸詰の形をしたものも指差しオーダー。みたらし団子のタレがかかっていて、好みでした!!

 今回の旅の目的とも言える、魚の頭のスープの林聡明沙鍋魚頭も近かったので、早速行ってみることに。店先でテイクアウト用、店内用にグツグツ大鍋で煮込んでいるスープには、白菜、豆腐、湯葉、木耳、豚肉、ネギ、沙茶醬などなどが。魚の頭を揚げ続ける鍋もあり、豪快。ひっきりなしにオーダーが入ります。コクレン魚の頭の身は鱒に似ていて、コラーゲンたっぷり。野菜の甘みたっぷりの具沢山スープに、Q麺を入れたメニューは17時から限定だそうでそちらも人気だそう。ご飯ものメニューも充実でまた行きたい!

 お腹はじゅうぶん満たされたので、ニッキーとアンバーが激しく推す、行列必至の”グレープフルーツジュース屋”さん御香屋に。なぜ、グレープフルーツジュースに行列???と思いきや、飲んでびっくり、タピオカの次はこれが来るといいな!と思うくらい美味。紅鑽葡萄柚綠茶は、ピンクグレープフルーツの果肉と果汁に、阿里山が近いからか中国緑茶をブレンド。さらに干し梅の甘じょっぱさがふわり。こんなに行列なのに、嘉義にしかない店だそう。翌日トライした、パッションフルーツと緑茶のブレンドにも目から鱗でした。

 嘉義の食べ歩きの夕暮れどきには、嘉義に住む友人アンバーのお気に入りだという玖珈琲へ。バリスタのマンゴーさんが、オリジナルブレンドの美味しいコーヒーを選んでくれました。台湾はお茶もコーヒーも同じくらい感動するほど美味しいですよね。居心地のいいこの店を出たときに見た、やわらかな薔薇色に空が染まる夕焼けはまさにマジックアワー、幻想的でした。
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街角のココナッツジュースの店
ノスタルジックな街の風景
林聡明沙鍋魚頭
林聡明沙鍋魚頭のコクのあるスープ
行列の絶えない御香屋の人気ドリンク
クラシックが流れていた、玖珈琲
カフェのオリジナルブレンド
カフェで優しい甘さのケーキも
南国ムードの花がそこここに

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