台湾、美食の街、嘉義を旅する②

 毎年一度は訪れる台湾。多いときには年に6度足を運んだこともある大好きな旅のデスティネーションです。食いしん坊ライターとしては食べたいものリストが長すぎて、弾丸トリップは念頭になく最低3泊が基本。そのうち1日は日帰り、もしくは1泊で地方旅に出かけています。昨年は新竹への”本場のビーフンを食べ、北埔の水井茶堂に行く”デイトリップを企画。今年は、友人とふたりで台南の近くの嘉義に1泊旅行をすることに。
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七彩冰果店
 日が暮れてから、ホテルの並びの御仙堂でお決まりの足裏マッサージのち、夜市に。文化路夜市では大賑わいの珍珍海産の焼いたミルクフィッシュと海鮮粥、牡蠣の卵焼きを。海鮮粥の出汁が素晴らしく、ミルクフィッシュは自らの脂で揚げ焼き状態で香ばしい!デザートは阿娥老店豆花の豆花と決めていて歩き出すも、豆奶攤のフレンチトーストサンドのビジュアルに呼ばれてオーダー。これがなたふわふわで、キュウリやら肉髭やらが挟まっていて幸福のハーモニー。スクレサレものも本当に上手です、台湾。この後、豆花ももちろんいただきました。はと麦をトッピングして。台北のそれとは一味違い、さらっと美味!!また会いに来たくなる愛おしさ。嘉義に来て良かったとしみじみ思ったのでした。快適なホテルに戻り、クラウド・ルーをBGMに翌日のスケジュールを練りました。

 そして、翌朝のスタートは、大好物の朝市、東門市場から。醤油漬けのアサリ、ローストした丸鶏などの店がずらりと並び、その間をスクーターがひしめき合っています。どの街でも繰り返される朝の光景。近くの嘉義城港廟にお参りもしました。パワースポットとも言われ、300年を超える歴史ある廟にはお線香の香りと、お供えの白いチャンパの花の香り、静かな時間が漂います。この後、自転車でスイスイと、御香屋のあるロータリーへ。街の中心のこのロータリーには野球投手の像があります。映画『KANO~1931海の向こうの甲子園~』のゆかりの地でもあるのだそう。御香屋の並びに、嘉義在住の友人アンバーが子供の頃から親しんで来た懐かしい味の店という七彩冰果店があり、気持ちのいい朝、朝食にパイナップルジュースと氷の乗ったプリンをいただきました。この雰囲気、癒されます!

 タピオカミルクティーの店もロータリーの並びに見つけ、あまり興味がないふたりなのにブームに便乗。こちらの店には小山園の抹茶を使ったタピオカドリンクもありました。食べ歩きも終盤となり、台中在住の食いしん坊仲間ニッキーのリストにあった、”台湾10大炒飯”ランキングで4位に入ったというチャーハンの店、慶昇小館でランチ。沙茶牛肉炒飯と饂飩湯(ワンタンスープ)をオーダー。これが噂に違わずスペシャルな味!!お腹に余裕があったら、周りの常連さん達のように海老チャーハンも食べたかった、、、。後ろ髪引かれつつ、台北への帰途につきました。台北からのショートトリップ、やっぱり楽しいし、おいしい。勢いよくお勧め店リストを送ってくれる食いしん坊の友人達に感謝しつつ、次は花蓮に行ってみたいなあと思案中です。

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夜市の珍珍海産
焼き魚のミルクフィッシュもマスト!
忘れられない味の海鮮粥
近所に欲しい豆奶攤
熱々のフレンチトーストサンドイッチ
この豆花(トウファ)が美味!
街の景色
好物のハトムギドリンク
朝市の景色
朝市へ
市場は廟の近くに
廟のお供え
七彩冰果店
七彩冰果店で朝ごはん
タピリました
慶昇小館のチャーハン!
高鉄に乗って帰ります
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