心華やぐ美しい花や緑!梅雨の季節は室内に緑豊かな庭を作ろう【Jマダム通信】

梅雨の季節は気持ちも沈みがち。そんなどんより気分を上げるためにも、おうちの中にお花や緑をあしらってみてはいかがでしょうか。お部屋の雰囲気も気持ちもパッと明るく華やぎますよ。
チャドウィック理江さん(自営業)

チャドウィック理江さん(自営業)

イギリス人の夫、小・中学生の息子ふたりと都心のマンションで暮らす。フラワーアレンジメントやテーブルコーディネートの資格をもつ。

部屋中にグリーンを飾り自然の中を散策する気分

結婚し子供ができる30代前半まで、ずっとインテリアの仕事に携わってきたチャドウィックさん。日本とアメリカ、香港を舞台に、雑貨の輸入やショップのディスプレイなどで、最先端のインテリアに触れてきた。そんなチャドウィックさんが自宅マンションのインテリアを考えるうえで大切にしているのが、季節に応じた花やグリーンを欠かさないこと。

「花やグリーンが一輪でも生けてあるのとないのとでは、部屋の雰囲気がまったく違います。植物の生命力が部屋に宿るし、空気が浄化されたような心癒される空間になりますから。理想は、365日素敵にアレンジした花やグリーンに囲まれていたいです。実際にはなかなかむずかしいのですが(笑)」


 季節のうつろいに合わせて部屋を模様替えする際に、植物の見せ方もインテリアの一部として変えていく。例えば今年の3月初旬は、春が訪れた草原をイメージしてハーブなどの草花を木箱にゆるくアレンジし、3月半ばからは桜の大ぶりな枝をお花見のイメージで大胆に生け込んだそう。

「しとしと雨が続き室内が薄暗くなりがちな梅雨どきは、部屋の中がフレッシュな空気で満たされるような、グリーンを中心にしたアレンジが定番。屋外のイギリス庭園をイメージさせるようなナチュラルな草花のアレンジだったり、季節を象徴する紫陽花をガラスのフルーツボウルに生けたり」


 白×シルバーで統一されたダイニングも、ブラック×ブラウンで配色された落ち着いたリビングも、あちらこちらに飾られたグリーンのおかげで明るくすがすがしい空間に仕上がっている。

「玄関や廊下、キッチンの窓辺やトイレなど、家中の至るところに草花を飾っています。雨で外出できなくても、まるで公園や庭を歩いているような気分に」

 かごに生けた草花からはほのかにハーブのさわやかな香りも漂う。

「見た目だけでなく香りも楽しめるのが生花のいいところですね。でも、特に生花の持ちが悪くなる梅雨から夏にかけては、アーティフィシャルフラワーも重宝します。絶対に生花でなければ、と思っていたときもありましたが、最近のアーティフィシャルフラワーはとてもクオリティが高いので、私も今はどんどん活用しています。リースや額など水を使いにくいアレンジも自由に楽しめますから。一輪挿しに花一輪でもアーティフィシャルフラワーでもかまわないので、無理のない方法で植物を楽しむのが長く続けるコツです」

植物はインテリアの一部。 梅雨どきは室内に緑豊かな庭を再現

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玄関正面のインテリアコーナー。白いアンティーク調の額にあしらったグリーンのアーティフィシャルフラワーが、訪れる人を和ませる。

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中央に埋め込んだ木製の「R」の文字をドライモスで囲み、抜け感を演出するのが軽やかさの秘訣。

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ガラス製のフルーツボウルにバーガンディー色の紫陽花を生ける。水と紫陽花、屋外の季節感をそのまま室内で楽しむのも一興。濃い色合いの紫陽花ならそのままドライにしても色あせないので、お手入れがラクで長く楽しめるそう。

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大きなかごにグリーン、白、イエローの草花をこんもりと。イギリス風庭園をイメージしてナチュラルに生けたものを窓辺に飾り、室内にいながら外の空気感を満喫。季節の生花を生けることで、さわやかな香りも楽しめる。

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