後頭部もきれいに染まる!失敗しない“セルフカラーリング”の塗り方

根元白髪の目立ち具合をなんとかしたい、というエクラ世代が続出。我慢ならない「根元白髪」はヘアカラーできれいにカバー!しっかり染めるためのコツを専門家が教えます。
答えてくれたのは…
花王 研究員 野尻昌良さん

花王 研究員 野尻昌良さん

花王ヘアケア研究所室長。国内外の花王のカラーリング製品の研究&開発に携わり、数々の名品を生み出す。
DADA CuBiC カラーリスト 吉村英美さん

DADA CuBiC カラーリスト 吉村英美さん

DADA CuBiC(http://www.dadacubic.co.jp)でカラーの技術&知識の専門家として活躍する美容師。
毛髪診断士 田村マナさん

毛髪診断士 田村マナさん

田村マナ美髪研究所を主宰し、美髪アドバイザーとして活躍。近著に『大人の「品」は艶ツヤ髪でつくられる』。

セルフカラーはこんな人に向いている!

□少しくらい時間がかかっても、しっかり根元白髪を染めたい

白髪率が高いので、広範囲をちゃんと目立たなくしたい

カラートリートメントを続けるのは面倒くさいと思う性格

Q.根元だけを上手にねらって塗るには?

A.“くしでとかす”ように塗るのではなく、“刷毛で根元に置く”ようにカラー剤を塗る

「セルフカラー剤の付属コームは、刷毛とコームのダブルエッジになっています。根元にカラー剤をのせるときは、刷毛を寝かせ、剤を置くようにたっぷり塗布してください。刷毛を立てたり、梳かすようにのせると、せっかく塗布した剤を取り去ってしまいがちに。終了5分前くらいに根元からコーミングをすると、地毛との境目、段差がなじみやすくなります」(野尻さん)

画像提供/花王

画像提供/花王

【ブラシの近くを持つと安定して塗れる】

「カラー剤を塗布する際は、コームの柄の上のほうを持つと安定し、根元、もみあげなどを繊細に塗りやすくなります」(吉村さん)。アイビル ヘアダイブラシ バトン ¥750/アレスショップ

しっかり染めるヘアカラークリーム

【頭皮や顔まわりの肌を保護すると安心】

「顔や耳のまわりの保護にはニベアクリームを塗るのがおすすめ。肌に色がついても落としやすくなります」(野尻さん)。「手袋やケープなどを用意しましょう。カラー前日は洗髪しないで臨むと、自分の皮脂が頭皮の保護膜になります」(吉村さん)。毛染め3点セット ¥280/銀座ロフト

頭皮や顔まわりの肌を 保護すると安心

Q.見えにくいトップや後頭部、うまく塗れそうにありません

A.毛束を仕分ける方向が肝心。“タテ塗り”なら塗りやすい

「サロン施術のように髪をヨコにブロッキングすると、自分では塗りにくく、塗りムラができてしまうことが。実はタテにブロッキングすることで、頭頂部から後頭部、襟足まで、まんべんなく塗りやすくなります」(野尻さん)

毛束を仕分ける方向が肝心

頭頂部から後頭部を真ん中でタテにブロッキングして、カラー剤を置くようにのせる。そして分け目をヨコにずらしていくと、見えない部分もまんべんなく根元に塗りやすい。腕も高く上がりすぎずラクちん。

Q.頭頂部の硬い毛は染まりにくい気がする

A.キッチンペーパーを細く切り、根元へのせて固定させて

「ピンと1本だけ飛び出す白髪。これが染まりにくいという声があります。また硬い髪質の人も染まりにくい傾向が。そんな場合は、カラー剤を塗布したあと、細くカットしたキッチンペーパーを置き、髪を押さえて」(吉村さん)

キッチンペーパーを細く切り、根元へ のせて固定させて

事前に3~4㎝幅にカットしたキッチンペーパーを用意。カラー剤を塗布後、生えぎわとトップのTゾーンに置くと、染まってほしい部分のカラー成功率がアップ。さらにラップを重ねて押さえるのも効果的。

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