富岡佳子の「自分らしく心地よい」プライベートスタイル公開

ここ数カ月で、よりパーソナルな満足感を大切にするようになったという富岡さん。自分らしさや心地よさ……行きついたのは、つくり込んでいないワンツーコーディネート。その服があることで日常がちょっと豊かになる、そんな富岡さんの〝今〟を私服を通してのぞいてみた。

 

 
①ほんの少しの「甘さ」や「色気」を

この半年で私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。でも私自身、特に仕事に対する気持ちは変わらず、むしろ原点回帰。改めて誌面を通して、読者のかたがたと一緒にさまざまな経験を共有し、成長していきたいと思いました。そしてこんなときだからこそ、ファッションによって前向きな気持ちになれるのでは?とも。なぜならたとえご近所へでも、装うことで私自身が明るい気持ちになれたから。下の写真のコーディネートは、ユニクロのカシミヤセーターの襟と袖口からレースのブラウスをのぞかせ、足もとはヒール靴。少し前ならセーターの下はシンプルなシャツかTシャツだし、フラットシューズかスニーカーを合わせていましたが、今はこんな気分。ベースはますますシンプルに、ワンツーコーデやワントーンコーデが中心ですが、そこにほんの少しの「甘さ」や「色気」を加えたい気分です。たったそれだけのことで気持ちが高揚し、ときめきを感じられ、日常が非日常へと切り替わる。「やっぱりおしゃれは大切だし楽しい!」と思えました。そう、おしゃれを楽しむ気持ちは、パワーと笑顔を生むのです。
ニットとデニムコーデの富岡佳子

WEARING/

KNIT:UNIQLO

BLOUSE:THIRD MAGAZINE

PANTSBAG:CELINE BY HEDI SLIMANE

EARRINGS:MARIHA

RING:SOPHIE BUHAI

SHOES:MANOLO BLAHNIK

 
②さりげない、きちんと感

不意に出くわした知り合いにも、余裕をもって微笑んでいられるよう、シャツとメガネを味方にしています。Tシャツにデニムでは、ちょっと躊躇してしまうシーンでも、シャツに替えるだけできちんと見え、行動範囲もぐっと広がります。メガネは素(す)に近い顔にフィルターをかけてくれる、頼もしい小道具。ステイホーム後は久しぶりにヒールの靴を買いました。たった5㎝のヒールでも履くだけで気持ちが高揚し、おしゃれをしたいと思えたから。
シャツコーデの富岡佳子
富岡佳子さん さりげない、きちんと感

WEARING/

SHIRT:DIOR

GLASSES:EYEVAN 7285

EARRING(SINGLE):MARIA BLACK

SHOES:MANOLO BLAHNIK

 
③セットで買う。

冬にエクリュカラーを着るのが好きです。こんなふうにアイボリーとベージュ系を合わせ、ワントーンでまとめてみたり。黒が多くなりがちな季節に、明るい色を着ると気持ちも明るくなります。そして、このニットと変形ストールのように、セットで完結するものは必ずセットで購入します。セットアップもそうですが、単体でも活躍し、いざというときに何も考えずにコーディネートできるからとても便利。ワントーンもセット買いも、安心でき、心地よくいられるためのセオリーです。
富岡佳子さん セットで買う

WEARING/

KNIT/STOLE:CINOH for UNITED ARROWS

PANTS:ZARA

RINGS:SHIHARA

BAG:LOEWE
SHOES:TOD’S

 
④ 日々のメリハリ

眠るときは昔からパジャマ。ボタンでとめるオーセンティックなタイプを愛用しています。朝はボタンをはずしながら「今日も一日がんばろう」と、夜はボタンをとめながら「今日もお疲れさま」と気持ちを切り替えるのが日々のルーティン。起きたらまずはパジャマから部屋着に、外出するときには再び着替えるので、最低でも一日に3回は着替えます。着替えることで暮らしに句読点を打ち、気持ちの区切りをつけていく。家時間が長くなり、こうやってメリハリをつけることの大切さを改めて実感しています。
パジャマコーデの富岡佳子

WEARING/

PAJAMAS:OLIVIA VON HALLE

KNIT:COCUCA

 
⑤自分の心地よさ

すっかり部屋着が日常服のスタメンになってきた今、欲しいのは肌ざわりのいい、着るだけで幸せな気持ちになれるアイテム。今年の冬はヌクヌクと暖かくて着心地がよく、家時間をワクワクさせてくれるカシミヤのニットが欲しいなぁと思っています。そして、今まであまり注意を払わなかった靴下も。例えばこんな鮮やかな色をはいてみるだけで、間違いなく気分が上がり、ハッピーになれることを発見! 靴下コーデも楽しみになってきました。
ニットコーデの富岡佳子
富岡佳子さん家時間をハッピーに
富岡佳子さん家時間をハッピーに
富岡佳子さん家時間をハッピーに

WEARING/

KNIT:DIOR

PANTS:HYKE

SOCKS:ALTO

 
⑥少しの華やかさと色気

特に外に出る予定がなくても、ピアスをつけることがあります。耳にキラリと光るものがあるだけで、心も華やぐような気がするから。髪が伸びて耳を出すスタイルが増えたことも理由です。ピアスはつけていてじゃまにならない、大きすぎず小さすぎないボリューム感。フェミニンになりすぎず、でも適度な華やかさもあって、カジュアルな装いにさらりとつけられるデザインが気分です。フルメイクをする機会が減ったぶん、ひとさじの色気と艶(つや)をピアスで補っている、そんな感覚です。
コートスタイルの富岡佳子

WEARING/

COAT:LOEWE

DRESS:HYKE

EARRINGS:TOMWOOD

 
⑦新しい引き出しを開けて

エクラでお仕事をさせていただくようになって丸4年がたちました。どの雑誌でも、スタート時は自分自身のイメージやカラーを捨て、無色透明のスタンスで挑むように心がけています。受け手となって、新たな環境に身をゆだね、さまざまなことを吸収してみる。その中で、少しずつ色がつき、なじみ、それがエネルギーに変わり、皆さんにお届けできれば…という思いでやっています。5年目の秋を迎える今回は、今までにない自分を撮ってもらいたいと、初めてのフォトグラファーに撮影をお願いしました。初対面というワクワク感、緊張感は、19歳でモデルを始めたときも、47歳でエクラの表紙モデルになったときも、現在も変わりません。この年齢になれば、慣れた方法や手段で成立する経験値があります。だからこそあえてゼロに戻ること、新たな挑戦をすることを大切にしています。そうすることで見たことのない自分をお見せしたいし、見てみたいと思うから。これがずっと変わらない私の仕事に対するスタイル。これからも透明やゼロを楽しむ自分でありたいと思っています。
ブルーのワンピースコーデの富岡佳子

WEARING/

DRESS:BLAMINK

EARRINGS/RING:HERMÈS

BAG:SAINT LAURENT

SHOES:MANOLO BLAHNIK

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