そんな長瀞に10年前の春、家族・親戚で出かけ、そこで見た桜の古木に心奪われたという。
「当時幼稚園だった次男の退院祝いを兼ねて、息子たちが大好きなSLに乗りに行こうと長瀞へ出かけました。お花見はおまけのようなものだったのですが、法然寺で見上げた樹齢100年といわれる枝垂桜のことは、あまりの見事さに忘れられません。幼い息子たちにとっても、無数の桜の花が頭上いっぱいにきらめく流星群のように見えたのでしょう。10年前のことなのに今でもはっきり覚えていると言います」
長瀞ではあちらこちらで桜をはじめとする春の花が咲き誇り、500本の八重桜が並ぶ“通り抜けの桜”は4月下旬まで楽しめるという。
「SLの御花畑駅で下車すると、羊山公園で広大な敷地いっぱいの芝桜の丘が楽しめます。まさにお花の絨毯と呼びたくなるような絶景。子どもたちが大きくなった今、今度は夫婦でのんびりと行ってみたいです」