フォトグラファーユニット〈AMU〉の初個展に注目!

スティルライフ(静物)撮影における4人のトップランナーが結集したユニット〈AMU〉が、ついに個展を開催! 単なる写真ではなく絵画でもない、混沌とした色とイメージの新たなアートの世界へ、ぜひ足を踏み入れて。
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広告・出版のスティルライフフォトの第一線で長年にわたり活躍するフォトグラファーたちが結成したユニット、〈AMU〉。その初となる個展『POLYPHONIC COLORS』が、5月25日(火)から『ギャラリー5610』(東京・表参道)で開幕する。

3年前に結成された〈AMU〉のメンバーは、中川十内さん、戸田嘉昭さん、池田保さん、近藤正一さんの4人。『エクラ』をはじめとする女性誌は、ラグジュアリーブランドのファッションアイテム、ジュエリーや時計、コスメの撮影でお世話になりっぱなしの巨匠揃いだ。

ただしこの展覧会、よくある「○人展」や「合同写真展」ではない。制作手法がとてもユニークで、各々が撮影した写真を持ち寄り、同じ画角の中に表れた4人の色と個性を重ねて、いわば予測不能な新しいイメージを編み上げているのだという。それぞれの音を持つミュージシャンが集い、ジャムセッションを通してひとつの曲を紡ぎ出すような、そんな作業の中から作品が生まれている。


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画面にうっすらと浮かぶ布目は、裏打ちしたキャンバスにイメージを出力することで現れたもの。「インクがキャンバスに染みたり、表面が乾いていく過程でもイメージが変化するため、一番いいタイミングを見極めて複写し、作品化している」と中川十内さん。

タイトルの「POLYPHONIC」は、各個に独立したメロディーが1つの音楽を織りなす"多声音楽"に由来する。約30の作品としてかたちとなった、4人のスーパープレイヤーによる色とイメージの素敵なセッションを、ぜひ会場で楽しんで!

◆『POLYPHONIC COLORS』

会期/2021年5月25日(火)~6月5日(土)
会場/『ギャラリー5610』 東京都港区南青山5-6-10 5610番館
約30点の作品を展示・販売する。
時間/日〜木曜 11:00~18:00、金・土曜 12:00~19:00 
   ※最終日は11:00~17:00
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