<アラフィーにおすすめの本4選>心とは何かを問うカズオ・イシグロ『クララとお日さま』

アラフィー女性にこそ読んで欲しいおすすめの本を、編集部がピックアップ! カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞後第1作となる『クララとお日さま』をはじめ、自分の心にじっくり向き合ってみたくなる4冊をご紹介。

AI搭載人型ロボットの語りから「心」を知る

AI搭載人型ロボットの語りから「心」を知る 『クララとお日さま』

クララとお日さま

カズオ・イシグロ 土屋政雄/訳

早川書房 ¥2,750

ノーベル文学賞受賞後第1作となる長編は、「あること」を受け入れるか否かで世界が2層に分かれた近未来が舞台。病弱な少女の「人工親友」として買われた人型ロボットが主人公だ。高い認知能力と学習力、偏見に惑わされない観察眼、人間ではないからこその純真無垢さをあわせもつクララを通し、人という存在を掘り下げていく。胸締めつけられるラストまで一気読み。心ってなんだろう、私たち一人ひとりを特別な個人にしているものはなんだろう、と考えずにいられない。

スペイン人哲学者による寓話で思考力アップ

スペイン人哲学者による寓話で思考力アップ『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』

『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』

ガブリ・ローデナス 宮﨑真紀/訳

小学館 ¥1,760

12歳で孤児院を脱走してから苦労を重ね、優しさと度胸と知恵を身につけた90歳のマルおばあちゃん。それまで存在すら知らなかった孫を探し、オンボロ自転車でメキシコを旅する。哲学者が書いた小説だけあって、幸せをつかむための「考え方」そのものを伝授してくれる。

安っぽいモラルを笑い飛ばす新しい不倫文学

安っぽいモラルを笑い飛ばす新しい不倫文学『血も涙もある』

『血も涙もある』

山田詠美

新潮社 ¥1,650

売れっ子料理研究家の喜久江、10歳下の夫でダメンズの太郎、喜久江の助手で太郎と愛人関係にある桃子。軽妙洒脱な文章で3人それぞれの思いがリアルに描かれていく。寛容すぎる妻を演じ続けていた喜久江が追いつめられ、壊れかけた果てに選びとる道が痛快で、思わず喝采。

不安な時代を“ご機嫌”に生きぬくために

不安な時代を“ご機嫌”に生きぬくために 『無心セラピー』

無心セラピー』

辛酸なめ子

双葉社 ¥1,760

シニカルかつユーモラスな文章と漫画を組み合わせたコラムで人気の著者が、疲れた心&体を癒すと噂のあれこれに体を張ってチャレンジ。アロマセラピー、各種講座や運動、神社参り、パワーストーン、SNS断ち、なかには風邪を利用したセラピーも。ピンときたものからお試しあれ。

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