PUFFYの大貫亜美さん初のエッセー集『たぬきが見ていた』が5/10発売!

今年でデビュー25周年を迎えるPUFFYの大貫亜美さん。『たぬきが見ていた』は大貫さんが趣味や友人、娘など大好きなものや人について語りつくしたエッセー集だが、PUFFYらしい仕事観などキャリアを感じさせる話も。同世代のエクラ読者なら親近感や共感を覚えること間違いなしの一冊だ。
大貫亜美さん「母とは手芸、娘とはK–POP。親子共通の趣味を楽しんでいます!」
「文芸誌で7年間連載したエッセーをまとめたものですが、最初は“毎日おもしろいことが起きるわけじゃないし、ネタが持つかな”と思ったんです。でも書きはじめてみたら文字数が足りなくて、ページを増やしてもらいました。私はべらべらしゃべるほうじゃないけれど、文字だと“おしゃべり野郎”になるみたい(笑)」

母とは手芸、娘とはK–POP。親子共通の趣味を楽しんでいます!

大貫さんの趣味は長く続けているものが多く、なかでも母を師匠と仰ぐ手芸は、ご自身で本書のカバーの刺繡を手がけたほどの腕前。そのほかにも釣りや漫画、ウサギの飼育(丸いもの、ふわふわのものが好きだから!)、器とカトラリーの収集など多岐にわたるが、「どの趣味が特に秀でているというわけでもなくて」と謙遜する。

「一度好きになると長いのは、やめ時がわからないから。うまくなるための努力はしないけれど、ダラダラ続けるタイプなんです。ひとりっ子で人見知りなので、昔からひとりでできることが好き。それが趣味のベースになっています。でも仕事に関してはソロでは絶対無理だったし、パートナーが(吉村)由美ちゃんじゃなければ続けられなかった。私が先に産休をとりましたが、仕事への影響を考えて最初に“どうしよう?”と相談したんです。“逆に亜美ちゃんが私の立場だったらどうする?”と聞かれて“やめたきゃやめてもいいし、続けたかったら待ってもいいよ”といったら、“その言葉、そのまま返すわ”と。そんな感じで何かに直面したらお互いの意思を確認しつつ、“いやならやめる、やるならがんばる”という気持ちでやってきました。PUFFYは“私が野生の生き物で由美ちゃんはその飼い主”みたいな関係かも(笑)」

仕事の同志が由美さんなら、私生活の同志は18歳になった“娘子狸”。彼女の影響でK-POPアイドルにハマった大貫さんは、ふたりでソウルでのライブに参戦するべく奮闘するなど本当に楽しそう!
「今、これくらいの年齢の娘がいてよかったとつくづく思いますね。子育てで心がけてきたのは“手を上げない”ということだけ。だって、たたいて言う事を聞かせた子はほかの人にもそうするから。そのぶん、何かあったらたとえ街中でもとことん話し合いました。“あれはつらかった”と娘はいうけれど、そのせいかめっちゃいい奴に。“親バカじゃない親なんてただのバカ”が私のスタンスなんです」
エッセー集『たぬきが見ていた』5/10発売 集英社 ¥1,760

『たぬきが見ていた』

小型船舶免許をとるほどハマった釣りの醍醐味。10歳から2年半ソウルで暮らしたが習得できなかった韓国語に再挑戦する理由。最近知ったシブい器の魅力など、大貫さんのトークを聞いているようなエッセー集。5/10発売。集英社 ¥1,760

大貫亜美

大貫亜美

おおぬき あみ●’73年、東京都生まれ。歌手。’96年、奥田民生プロデュースによるシングル『アジアの純真』で吉村由美とPUFFYとしてデビュー後、ヒットを連発。全米No.1アニメチャンネルでPUFFYを主人公にした番組『ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ』が制作され、世界110カ国以上で放送されるなど幅広く活動中。

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