10分間の花火大会

少し前、家にいながら至近距離で打ち上げ花火を拝める機会に恵まれました。
我が家は高台にあるので、夏になると窓から色々な花火大会を見ることができます。
が、これほどまでに近くで開催される花火大会はまずありません。

きっかけは昨年から続くコロナ禍。
住民の人々を励ましたい、また医療従事者や社会貢献活動をされている方々への感謝を示す意味も込めて、と、地区で結成された花火大会実行委員会なる方々が10分間の花火大会を開催してくださったのです。
それがたまたま、我が家のマンションに隣接する某所で行われたわけです。

と、いうわけで家にいながら、というか正確にはマンションの外廊下までは出ましたが、
火の粉が降り注いでくるのではないか、というほど間近で打ち上げ花火を楽しむことができました。
打ち上げ花火1
打ち上げ花火2
打ち上げ花火3
もちろん、他のマンションの住人の方々も廊下で鑑賞(ソーシャルディスタンスはパーフェクト!)。
最後の花火が打ち上げ終わると、マンション中から自然と拍手が湧き起りました。
集合住宅に住んでいても、このような一体感ともいえる光景を日頃目の当たりにすることはなくて、何かいいもんだなぁとしみじみした気持ちになりました。
10分というと、僅かな時間に思えますが、
却って心に深く刻まれる催しでした。

今、世界中が前代未聞の状況に立たされて、
皆それぞれに不安な想いを抱えながら生活を送っているけれど、
一方で、こんな状況だからこそと、励ましあい希望をつないでいくというのでしょうか、
昔も今もどんな時でもこんな風に人類は生きてきたのかな、
そしてきっとこれからも、
と思うそんな夜でした。

ところで10分とはいえ、けっこう沢山の花火を打ち上げてくれたんですよ。
私もはりきってシャッターを押しまくりましたよ。
そして後で見返してみたら、
暗闇以外のなにも映っていない画像が多数溜まっておりました(ええ、だからアップできる画像も殆どないんです)。

この相変わらず進歩のない私の写真の腕前、
こればかりはちょっと希望を見出せないな、
と思うそんな夜でもありました。
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ヒタスラマダム

ヒタスラマダム

九州在住の主婦。夫、息子の3人家族です。趣味は手織り、そして数ヶ月前から始めたベリーダンス!年齢を重ねてますます好奇心に溢れ、何ならとっ散らかり気味な私の日常を楽しくお伝えしたいです。

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