今、最も旬な女優ハン・ソヒの魅力とは?最新韓国ドラマ『マイネーム:偽りと復讐』【見ればキレイになる⁉韓流ドラマナビvol.18 後半】

エクラの美容記事でもおなじみのライター・山崎敦子がお届けする韓流ドラマナビ。18回目の今回は、今、最も注目を浴びる女優、ハン・ソヒ主演のノワール作品『マイネーム:偽りと復讐』をご紹介!
「マイネーム」ハン・ソヒ
主人公ジウを演じる、今最も旬な女優ハン・ソヒ

ヒット作を連発する女優、ハン・ソヒの演技から目が離せない!

 このドラマの主人公、ジウを演じるのは、女優ハン・ソヒ。ご存知の方も多いとは思いますが、あの話題のドロドロ不倫ドラマ「夫婦の世界」で、どう見ても魅力ゼロでしょ!という最低夫を、地域の権力者である父の力を後ろ盾に40代のヒロイン医師の妻から奪ってしまう年若な女性を演じて一躍注目を浴びた人。

 続くヒット作「わかっていても」では、今や韓国No.1の若手イケメン俳優と称されるソン・ガンの、これまた、つきあうけど責任は一切取らないよ的ナップンナムジャ(悪い奴)と、そんな関係になっちゃって、恋心に思い悩む美大生役で、これまた大ブレイク。どちらも綺麗だけどわりと平凡な女の子的キャラでしたが、その奥に見え隠れするハン・ソヒの腹の座ったしたたかさが私的にはずっと気になっていたのです。で、今回のノワールでは、その腹の座ったほうを全面に押し出してのジウ役。  
「マイネーム」ハン・ソヒ
 男どもにバコバコに殴られながらの、ナイフでグサグサ刺されながらの、燃え盛る復讐の熱さを氷のように冷え切った瞳の奥に押し隠して見せる虚無な表情には、女優にあまり興味のない私でもゾクゾクしないではいられないという。その刺しつ刺されつの音さえ間近に聞こえてくるような身体を張ったアクションも実に生々しくて、どんどん“ソヒ・ジウ”に感情移入。
「マイネーム」ハン・ソヒ
 殺人マシーンとなりうるほどの肉体を創り上げたジウは、父の親友だったという組織の会長チェ・ムジン(パク・ヒスン)を後ろ盾に、オ・ヘジンという別の名前を与えられ麻薬捜査官として潜入するのですが、捜査中に得た情報をムジンに流しつつ、復讐すべき犯人を探していくというのが、このノワール物語の主な筋書き。果たして犯人は? 

 ジウは、本当の“マイネーム”を隠し通したまま、復讐を遂げることができるのか? 孤独で凍てついた彼女の心は癒やされることはあるのだろうか? 深い闇の中に閉ざされている事件の真相へと迫っていくサスペンス的緊張感と、身を挺した激しくリアルなアクションと。そして、もうひとつ注目してほしいのがジウをめぐる2人の男とジウの関係性。
「マイネーム」アン・ボヒョン、パク・ヒスン
麻薬組織のボス、ムジン役のパク・ヒスン(右)と、ジウとバディを組む同僚刑事役のアン・ボヒョン(左)。

バディを組む同僚刑事役の、俳優アン・ボヒョンも大注目株!

 ひとりは、ジウの後ろ盾となる韓国最大の麻薬組織のボス、ムジン。父を亡くしたジウが最初に頼ったのが彼なのですが、ジウの父はムジンが信頼を寄せていた唯一の親友。それゆえムジンのジウへの視線もなぜか特別な思いが込められているような体。そして、ジウのアンダーカバーによって、窮地を救われるムジン。組織の人間を含め、誰も信じることのできない世界で、彼はジウをどう想うのか。
「マイネーム」パク・ヒスン、ハン・ソヒ
 もうひとりはジウが配属された麻薬捜査隊でバディを組む同僚刑事チョン・ピルド(アン・ボヒョン)。妹を麻薬によって殺された無念を晴らすべく捜査官となったピルド。ともに行動するうちにジウのなかに、自分と同じものを感じ取り、次第にジウに深い関心を寄せていくというキャラクター。その関心は愛へと変わるのか? それとも……。
「マイネーム」アン・ボヒョン
 全く対称的なこの2人の男。彼らは、果たしてジウの復讐劇に、どう関わり、そして、どんなゆさぶりをかけるのか。

 ちなみに、もうお気づきだとは思いますが、ピルド役を演じるのは、あの「梨泰院クラス」のクズ野郎(チャンガグループの長男)。180度違うキャラを演じるアン・ボヒョンは、今韓国でも注目大の男優さん。187cmの肉体的にも精神的にも懐深い“ボヒョン・ピルド”、必見です。
■Netflixシリーズ『マイネーム: 偽りと復讐』独占配信中
山崎敦子

山崎敦子

旅行記事に人物インタビュー、ドラマ紹介、実用記事から、着物ライターとさまざまな分野を渡り歩き、今では美容の記事を書くことも多くなったさすらいのライター。襲いかかるエイジングと闘いながら、ウキウキすること、楽しいことを追い求め続ける日々を送る。
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