【「実家の片づけ」お悩みQ&A】片づけが終わらない、捨てにくいという声に専門家が回答!

片づけのゴールが見えない、片づけにくいモノが多い、親が認知症に…。片づけに関するさまざまな読者のお悩みに、片づけヘルパーの永井美穂さんと遺品整理事業のプロ、内藤 久さんがお答え。
片づけヘルパー 永井美穂さん

片づけヘルパー 永井美穂さん

介護福祉士として在宅介護に携わった経験から、高齢者が健康で安全に暮らせる環境づくりと、片づけの実施を提案。‘09年から日本初の片づけヘルパーとして活動。著書に『親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房)がある。

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「遺品整理の埼玉中央」代表 内藤 久さん

「遺品整理の埼玉中央」代表 内藤 久さん

父の遺品整理を経験したことでホテルマンより転身し、’05年にさいたま市で東日本では最も早く遺品整理事業を開始。生前整理も含め、作業累計1950件以上。『図解 親の財産を見つけて実家をたたむ方法』(ビジネス社)ほか著書多数。

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Q1. 片づけのゴールが見えません

仕事に家事、来年受験する子供の世話をしながら週末は実家の片づけに時間をとられて……。ほとほと疲れてしまいました。(53歳・会社員)

A1. 片づけが長期戦になることも。自分の時間をつくり、リフレッシュして。

「親の心に寄り添いながら進める実家の片づけは、時間がかかり、長期戦になることもしばしばです。長引くほど気力や体力が失われ、もうやめたい!と思うこともあるはず。そんなときは無理をせず、片づけを休み、リフレッシュの時間をつくりましょう。がんばれないことを決して責めないでください」(永井さん)。
負担が大きいときは、片づけのプロに頼むのもひとつの手。ただし、両親との相性があるので、人柄をよく見極めたい。

片づけのゴールが見えないとき、どうしたらいい?

Q2. 片づけにくいモノの処分法は?

きもの、写真・アルバム、仏壇……、これらのいい処分方法を教えてください。(48歳・主婦)

A2. 写真はベストアルバムに、仏壇は供養してから廃棄を。

「親の死後に写真を整理するのは、悲しみが強く作業が進みません。親が元気なうちに一緒にアルバムを見返し、どの写真を残したいかなど意向を聞いて、いい写真だけ抜き取ってまとめておきましょう」(内藤さん)。
きものは着物買取専門店やリサイクルショップに持ちこむのがおすすめだが、買取価格は想像以上に安い。仏壇は粗大ゴミとして出すことも可能だが、きちんと仏壇じまいをするなら、仏具店か檀家のお寺に相談しよう。

 

Q3. 親に内緒でモノを捨ててもいい?

親に内緒でモノを捨てても問題ないでしょうか。また、親が認知症の場合はどうですか?(50歳・会社員)

A3. 勝手に捨てるのはNGです。かえって認知症がひどくなることも。

「どうせ忘れているだろうと、何もいわずに捨ててしまうのはNGです。勝手に処分したことがあとでわかると、親は憤慨し、ますます頑(かたくな)になって片づけをいやがります。捨てる前にひと声かけるか、不用品扱いせずに活用する方法を考えてみて」(永井さん)。
親が認知症の場合、デイサービスなどで不在中に勝手にモノを捨てると、部屋の様子が変わったことに混乱して症状がすすんでしまうことが。処分には注意が必要だ。

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