50歳からの株式投資、心得5カ条を大公開!【本気で株デビュー】

今や投資という選択肢もあたりまえの時代に。エクラ世代が“株デビュー”するにあたって押さえておきたい「株式投資の心得5カ条」を、公認会計士・税理士の足立武志さんに教えてもらった。

※原則的に、情報は’22年1月5日時点。情報は変わることがありますので、詳細はHP等でご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定商品への投資を推奨するものではありません。投資で損失を被った場合でもいっさいの責任を負いかねますので、株式や金融商品等の購入はご自身の判断・責任でお願いします。

教えてくれた人

公認会計士・税理士 足立武志さん

公認会計士・税理士 足立武志さん

足立公認会計士事務所代表。(株)マネーガーディアン代表取締役。資産運用に精通した公認会計士・税理士として、執筆、セミナー講師等で活躍。ベストセラー『ファンダメンタル投資の教科書』(ダイヤモンド社)等、著書多数。

《心得その1》自分にとって無理のない、少額から始めよう。

資金があったとしても、初めて株を買うときは無理のない金額からスタートを。「いきなり大金で始めると、失敗したときの痛手も大きくなってしまいます。仮にリーマンショックのように大きな下げがあると、半分くらいになることも。『半分になってもいい』と思えるお金で始めましょう」。

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《心得その2》「絶対、儲けよう!」「1円も減らしたくない」と思わない。

「絶対に儲けたい」という気持ちで始めることは危険だそう。「株は常に値動きがあり、お金が増える可能性だけでなく、減るリスクもつきもの。“絶対”に儲けられるとはかぎりません。『1円も減らしたくない』と思わず、多少の損は受け入れ、増えたらラッキーだというくらいの気持ちで」。

《心得その3》株価を見て、“一喜一憂”しない。

スマホで株価がチェックできるので、今がいくらか、気になってしまいそう。「動く株価を見て一喜一憂しがちですが、これはNG。仕事や家事などが手につかなくなってしまうからです。今日明日の利益だけを考えず、少し長い目で考えて。株価に気持ちが左右されないように構えましょう」。

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《心得その4》人の話を鵜のみにしない。

SNSや動画など、さまざまな人が情報発信できる時代。「世の中にあふれる情報は玉石混交で、信用できるものは数パーセントと考えていいでしょう。『この株が上がる』という情報もほとんどがあやしいもの。間違った発言に踊らされると失敗するので、惑わされないことが大事です」。

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《心得その5》“自分なりのルール”を決めておく。

株価はいきなり上がったり、下がったりと予期せぬことが起こるもの。「突然の事態でも慌てないように、マイルールを設けましょう。どれだけ上がったら、または下がったら、売るのか、買うのか。自分なりのルールを決めてから始めれば慌てません。それが大きく失敗しないコツです」。

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株の売買で大切なことは自分の意思を貫く勇気

株を始めたら、大切なことは「大きな失敗をしないこと」と足立さん。

「大きく儲けようとすると、大きな損にもつながるので要注意です。無理のない少額から、多少の損は受け入れながら、ほかの人の意見に惑わされないように自分なりのルールをつくって始めましょう。

また、本能に従うと負けてしまうことも知っておいて。株価が下がったときに、売ると損を確定させてしまうので、売りたくなくなるのが本能です。でも『明日は上がるはず』と期待しながらずるずる下がり続けるのなら、早めに売ったほうがいい。迷うことのないように、例えば『10%下がったら迷わずに売る』などと事前に決めておきましょう。株の売買は本能に逆らうことも必要で、自分の意思を貫く勇気も大切です」

足立武志さん

Point
「『短期間に大きく上がる株を知りたい!』と思わないことも大切です。自分の本能や主観に従うとたいてい失敗します。客観的な判断を心がけましょう」

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