一瞬にして、あの頃へ!50代必見の話題の展覧会「YUMING MUSEUM」へ行ってきました【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#1】

はじめまして。突然ですが、オサニャイ先輩からウェブエクラ編集長を引き継ぎましたシオヤと申します。えええ、オサニャイ先輩のコラム終わっちゃうの? と思われた皆さま、ご心配なく。しばらく先輩と並走させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて今回は、アラフィー世代なら誰もが耳に慣れ親しんだ、あの方の「展覧会」に行ってきました!
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
みなさん、ユーミンはお好きですか? 私は好きです。学生時代は苗場でユーミンを聞きながらスキーをし、街を歩けば、TVを付ければ、いつもユーミンがかかっている時代を過ごしたアラフィー世代。「シャングリラ」をはじめコンサートにも足を運んできましたが、実は「ファン」とは畏れ多くて名乗れないなあ……とも長く感じておりました。でもそのように自然にユーミン=松任谷由実さんと接してきた方は、アラフィー世代にはとても多いのではないでしょうか?

ずーっと私たちの先をキラキラと照らしてくれてきたユーミンは、今年デビュー50周年!(はい、シオヤの生まれた年でもあります) それを記念して今月から開かれている“ユーミンの展覧会”「YUMING MUSEUM」の内覧会へ行ってきました!
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」の入口にあるグランドピアノと紙片
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」の音声ガイド看板
入口を入ると、そこにはグランドピアノと、天から舞い降りるような紙片。素敵……☆ これ、すべてユーミン手書きの歌詞や譜面(複製)なんです。とても美しい光景で、ついここで見惚れてしまいますが、音声ガイドをONするのをお忘れなく。これから始まる展示を、ユーミン自らが解説してくれます!ぜひスマホと、イヤホンをお持ちください。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」貴重なユーミンの手書き歌詞や譜面
はい、その貴重な手書きの歌詞や譜面(こっちは実物!)の展示も見どころ。時が経って焼けてしまっている紙に書かれた、若き日のユーミンの字。今とあまり変わっていないのかな。写真は「中央フリーウェイ」の譜面で、1976年、ムッシュかまやつさんのテレビ番組のために「特別に、キレイに書いた」ものなのだそう。他にも書き直しの二重線が入った歌詞や、もっとラフなメモも多く「よくとっておいてあったな~!」という貴重な資料が次々と。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」若き日のユーミンの部屋を再現したコーナー
若き日のユーミンの部屋を再現したコーナーも。この油絵(ユーミンは多摩美術大学OG)の下にあるウイッグ、何だか分かります? ファンには有名なエピソード「ユーミンは10代の頃、実家から夜ヌケ(八王子の家をヌケて、夜遊びしに行く)する時に、ウィッグを使っていた」、そのウイッグです! 横にある缶(風月堂のものでした)に入れて保管されていた模様。色褪せた背表紙の文庫本が並ぶ「若きユーミンの本棚」もインテリジェンスが薫ります。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」ユーミンが登場した雑誌の切り抜きの展示
「一冊の中に、ファッションや占いや……すべて詰まっている雑誌というメディアが大好き」というユーミンが登場した雑誌の切り抜きの展示。70~80年代のノンノやセブンティーンもあって「懐かしい~」とつい足を止めて見入ってしまいます。いつの時代もユーミンはパワフルで、そして楽しい! 
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」デビューアルバム「返事はいらない」からこれまで39枚のアルバムの展示
デビューアルバム「返事はいらない」からこれまで39枚のアルバムの展示も。
ところでみなさん、2009年から始まった、エクラのユーミンの連載を覚えていらっしゃいますか? 最初は「Yuming a la mode 秘密☆のクロゼット」というタイトルで始まり、その後2011年10月号から「おしゃれ☆Road Show」という映画のファッションについてユーミンが語る連載が始まりました。実はシオヤ、この2009年の連載立ち上げから3年間、連載を担当させていただいておりました。2011年、連載リニューアルの相談をしていた頃、発売されたのがこのアルバム「Road Show」だったんです。あああ~深夜に頑張ってタイトル考えたなあ~とかとか色々な記憶がよみがえってきて、ついパチリ。ユーミンの取材、毎回本当に楽しかったなあ~! この話は長くなるので、またいつか。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」衣装の展示
衣装の展示も圧巻! ファンなら「あのライブの時の!」と時代を楽しめますし、そうでなくてもアートワークとして素晴らしい衣装の数々は必見です。それにしてもユーミンって、本当にスタイルいいんですよね。衣装見ててもウエストなんてめっちゃくちゃ細くて、びっくりします。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」「春よ、来い」を選んだ羽生結弦さんのメッセージ
展示はまだまだあるので、それは見てのお楽しみ……として、さらにユーミンと縁の深い著名人が、ユーミンの曲について思いを語るコーナーも。「春よ、来い」を選んだ羽生結弦さんのメッセージを、音声ガイドで聴きました。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」グッズコーナー
忘れては行けない、グッズコーナー。私は「マステ」を見ると買わずにはいられない人間なので、「ユーミンマステ」と、アルバムカバーのポストカード(大好きな「コバルトアワー」などを)、そして「何が入っているかは買って開けてのお楽しみ」な同じくアルバムカバーのミニノート(右上の銀色の袋がそれ)を購入。気づけば結構な量に……。
ユーミンの展覧会「YUMING MUSEUM」会場横のレストラン「THE SUN & THE MOON」
会場横のレストラン「THE SUN & THE MOON」では展覧会のコラボメニューがあるので、ぜひチェックを! 写真のアフタヌーンティーは、ユーミンの曲からイメージされたお菓子が並びます(会期中にメニューが変わります)。ほか「ルージュの伝言」や「ひこうき雲」をイメージしたドリンクも。飲んでみたい!

はい、コラムはなるべくコンパクトに……と思っていたのに、ユーミン愛の深さゆえか長くなってしまいましたが、ぜひ会場へ足を運んで実物を見て、聴いてみてください。

ユーミンの数々のクリエイティブを通して、その時代、その人なりの沢山の記憶の扉が開いていくはずです。そして最後に、音声ガイドから流れてきたユーミンのメッセージを。

「今の自分が、未来をつくる。だから今も、頑張らないとね」

YUMING MUSEUM(ユーミン・ミュージアム)

・会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日) ※会期中無休

・開館時間:10:00~22:00(最終入館21:00)

・会場:東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)

・入館料:一般2,500円、高校・大学生1,700円、4歳~中学生1,200円、シニア(65歳以上)2,200円

▶︎公式サイトはこちら

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