大人になった今こそ、分かる。銀座で出会う、スヌーピーの言葉【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#105】

スヌーピーでおなじみのコミック『PEANUTS』は、今年誕生75周年なのだとか。それを記念したイベントが、Ginza Sony Parkで始まりました。その様子をちらり、ご紹介します。
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
 シオヤがこのコラムでスヌーピーについて書くのは、3度目です。もちろんスヌーピーもPEANUTSギャングたちも大好きだからなのですが、どちらかというと大人になって、より好きになった気がします。理由は「英語が分かるようになったから」。コミックの『PEANUTS』の子供向けの翻訳本など持ってはいたのですが、子供の頃は、あの奥深さが全くわからず……。そう、スヌーピーは可愛いビーグルですが、彼の考える「言葉」が分かると、より魅力が増すんですよね。スヌーピーだけでなく、チャーリー・ブラウンも、ライナスも……。
スヌーピーは、今日も語る。入口サイン
そんなスヌーピーたちの「言葉」に注目した展覧会が始まるということで、内覧会に伺いました。会場はGinza Sony Park。そう、エクラ世代にはなじみ深い旧「ソニービル」があった場所です。

10人のゲストキューレーターの方々が選んだPEANUTSコミックに登場する言葉を、様々な形で展示してあるとのこと。いったいどんな言葉に出会えるのでしょう……?
松浦弥太郎
10人のキュレーターの一人、松浦弥太郎さんのコーナーから始まりました。ご自身がアメリカで出会ったエピソードを交えながら綴ったエッセイを読み進み……。
  • スヌーピーは、今日も語る。青葉市子

  • スヌーピーは、今日も語る。青葉市子

ミュージシャンの青葉市子さんが、あの小鳥のような声で、PEANUTSコミックを朗読するコーナーも。雰囲気、ぴったりです。
スヌーピーは、今日も語る。
スヌーピーは、今日も語る。Taitan&haru
何枚もの大きなパネルにコミックがプリントされ、ぶら下がっている様子は圧巻! 1枚1枚めくるのも楽しいです。英文、日本語訳、両方で楽しめるのでご安心を。
  • スヌーピーは、今日も語る。平野紗季子

  • スヌーピーは、今日も語る。平野紗季子

平野紗季子さんセレクトの「食べ物」にまつわるコミックのパートは、可愛く、楽しいコーナー。スヌーピーが大好きなドーナッツや、バニラアイスクリーム、チョコチップクッキーなどにまつわるエピソードが展示されています。
スヌーピーは、今日も語る。平野紗季子
スヌーピーは、今日も語る。平野紗季子
シオヤも、お菓子をもぐもぐしているスヌーピーが大好きなのですが、なんだかんだ言い訳をつけて、いつもさらにもぐもぐしている様子がたまりません。スヌーピー、かなりスノッブな人、じゃなくて犬、なので、その言い訳もサイコーです。
スヌーピーは、今日も語る。壁のイラスト
会場のそこかしこの壁に、可愛いPEANUTSギャングたちが。
スヌーピーは、今日も語る。部屋
コンランショップジャパンの中原慎一郎さんの「こんな部屋で語りたい」と題されたコーナー。チャーリー・ブラウンがくつろぐ部屋のコンセントのそばで、スヌーピーが何をしようとしているのか……ぜひ、会場でご覧ください。
スヌーピーは、今日も語る。長谷川昭雄
スタイリストの長谷川昭雄さんのコーナーでは、セレクトされたPEANUTSコミックがプリントされたトレーナーがずらり。ショップでお洋服を選ぶようにコミックを読んでいく、不思議な体験!
スヌーピーは、今日も語る。
一面のミラーにコミックが描かれたコーナーは、最果タヒさんのパート。鏡に映りこんだ自分と、スヌーピーとの共演!?  憧れのPEANUTSコミックの中に自分がいる! という気分が味わえます。
スヌーピーは、今日も語る。ショップ
さて、規模は小さめですが、ショップもあります。
  • スヌーピーは、今日も語る。マグカップ

  • スヌーピーは、今日も語る。トートバッグ

今回の展覧会のために作られたカラフルなトートバッグや食器類は、やっぱり欲しくなりますね……。
スヌーピーは、今日も語る。1/2
B3Fのダイニング「1/2(Nibun no Ichi)」では、このイベントにちなんだメニューが食べられるとのことで、伺いました。ちなみにこちらは、入場券がなくても入店可能だそうです。
スヌーピーは、今日も語る。1/2 メニュー
コラボメニューは、全部で6種類。すべて1650円。スヌーピーやチャーリー、ルーシーやサリーたち6人のキャラクターと「言葉」から生まれたメニューのようです。あ、言葉をしゃべらないウッドストックもいますが……。
スヌーピーは、今日も語る。1/2 マット
スヌーピーは、今日も語る。1/2 オムライス
シオヤはチャーリー・ブラウンのメニューを食べてみました。「僕は負けてグチグチは言わない、負けっぷりのいい敗者なんだ。」というセリフとコミックがプリントされたマットの上に供されたのは「正解じゃないけどオムライス」「ちゃんとできたハヤシライス」という2品。どちらも店名と同じく、半分というかミニサイズ。大食いさんには物足りないでしょうが、ちょっと小腹がすいた……なんてときに丁度よいボリュームです。そして、手が込んでいて美味しい!ドーナツやパンケーキなどスイーツもあるので、2皿チョイスしても。
スヌーピーは、今日も語る。コミック
会場はたくさんの「言葉」であふれているのですが……。最後に会場で見つけた、シオヤが好きな一作を。チャーリー・ブラウンが、ひたすら「いいヤツ」なのに対して、スヌーピーって、結構「ヒドい(笑)!」ヤツな面もあるんですよね。飼い主のチャーリー・ブラウンの名前を覚えていない、とか(あの丸顔の子、といつも認識している)。そもそも彼を飼い主だと思っていない、誇り高さ! そこが面白くて可愛いのですが、ごはんを催促した上に「ボナペティ!」を強要するスノッブなビーグル……! これぞ、スヌーピー。

スヌーピーだけでなく、チャーリーやライナス、辛辣なルーシーなど、たくさんの味のある言葉に出会えるイベントは、8月11日まで。お見逃しなく!
スヌーピーは、今日も語る。75周年の壁

「スヌーピーは、今日も語る。- PEANUTS 75th Anniv. -」

●日程:7 月 16 日(水)~7 月 28 日(月) 10:00~20:00(予定)

7 月 29 日(火)~8 月 11 日(月・祝) 11 :00~19:00(予定)

* 1/2 (Nibun no Ichi) は 11:00~21:00 (LO 20:00)

●料金:前売券 一般1,300円 中学/高校生800円 小学生以下無料

    当日券 一般1,500円 中学/高校生1,000円 小学生以下無料

▶︎公式サイトはこちら

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