50代ファッション好きは必見!圧巻の美に身を置く愉楽!Diorの展覧会へ急いで【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#2】

高さ19mの天から、圧倒的に美しい眩くきらびやかな光が降り注いできたら、どうなるでしょう? ……そんな経験をしてみたいと思いませんか? それができるんです、東京の清澄白河で。東京都現代美術館で12/21から開催されている「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展で、くらくらするような美と夢の体験を。
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が行われている東京都現代美術館
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展のエントランス
アラフィー世代のエクラ読者のみなさんには、アートや美術館巡りがお好きな方は多いと思います。私もその一人です。一足お先に内覧会を見せていただいたこのDior展、こうしてブログで取り上げてみましたが、正直どのようにお伝えしようか迷います。あまりに美しくて、あまりにセンスが良い展覧会で! ファッションやクリスチャン・ディオールに興味がある人もない人も、まったく真っ新な状態で行っても特別な体験ができる展覧会です。もちろんファッション好きな方なら、さらに楽しめるのはなおのこと。もうこのエントランスから、ワクワクしてきませんか?
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展の展示「ニュールック」
最初の展示室に入ると、そこには有名な「ニュールック」が。ああ、もうしょっぱなから素敵……☆ この展覧会はクリスチャン・ディオール メゾンの70周年を記念して2017年のパリ・装飾美術館で開催されたのを皮切りに世界を巡回しているもので、ムッシュ ディオールのクリエイションに始まり、歴代7名のクリエイティブ・ディレクターによる素晴らしいアーカイブを見ることができます。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 1996年からDiorを手掛けたジョン・ガリアーノのドレスの展示
1996年からDiorを手掛けたジョン・ガリアーノのドレスたち。背景の美しいモノクロームの写真は、写真家・高木由利子氏の作品。会場では撮影の様子を収めたDiorのドレスを着たバレリーナたちの映像も流れ、日本での展示の見どころでもあります。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 「皇室とディオール」の展示
日本の展覧会ならではのパートも充実。写真左は1954年に発表された、日本の織物を使用した「羅生門」という名のドレス。展示では日本とDiorの長い歴史と絆が紐解かれていきます。「皇室とディオール」「日本人のファッション専門家たち」といった興味深い展示は立ち止まらずにはいられません。Diorは、1959年の皇太子殿下と正田美智子様の結婚の儀のウェディングドレスを3着デザインしています。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 「トワル(試作品)」の部屋
黒い展示の部屋から、真っ白な光の部屋へ。息をのむほど美しい白い服、服、服! Diorの高度な技術を白い布地で堪能できる「トワル(試作品)」の部屋です。計算された照明により、表には出ないトワルのもつ月のような美しさが、冴え冴えと照らされています。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 アーティスト・柴田あゆみ氏の白い切り絵作品が降り注ぐ「ミス ディオールの庭」
こちらの白い部屋は、アーティスト・柴田あゆみ氏の白い切り絵作品が降り注ぐ「ミス ディオールの庭」。ドレスとともに、香水「ミス ディオール」の美しいボトルや、ルネ・グリュオーが手がけたポスターの展示も。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 Diorの服がカバーを飾った日本の雑誌の展示
ここでちょっと嬉しいサプライズ。Diorの服がカバーを飾った日本の雑誌の展示の中に、エクラを発見! たくさんの雑誌の中に、エクラは3冊飾られているんですよ。ぜひ探してみてください。ちなみに12/28発売のエクラ2.3月合併号のカバーで富岡佳子さんが着ているのもDiorです。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 女性スターたちが着用したドレスの展示
数々の女性スターたちが着用したドレスの展示も。写真中央の黒い袖のドレスは、マリリン・モンローが着用したモデル。その左の胸元にレースがあしらわれたネイビーのドレスは、ダイアナ妃が着用したものだそう。楽しい!
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展の展示
思わず「かわいい……!!」と歓声が上がってしまう色、色、色の洪水。グレーにピンク、グリーンにレッド……Diorの中で、ひときわ意味をもつ美しい色別に、ドレス、バッグ、シューズ、ジュエリー……と様々なクリエイションが展示された部屋の美しさ、高揚感は涙が出るほど! ああ、もうこのかわいさの中にいつまでも溺れていたかった……。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 「ディオールの舞踏会」と題された高さ19mの空間にスポットライトを浴びて輝く、イブニングドレス
なんといっても圧巻なのは「ディオールの舞踏会」と題された高さ19mの空間にスポットライトを浴びて輝く、イブニングドレスたち! ムッシュ ディオールからマリア・グラツィア・キウリまで、歴代の美の巨匠たちが手がけたイブニングドレスが、プロジェクションマッピングの華やかな映像とともに燦然と立ち並ぶ様には、もう圧倒されて言葉が出ません。「生きてて、よかった……」という気持ちがしみじみと。
ここでご紹介したのは、展覧会のごく一部。内覧会を訪れてから、周囲に「とにかく、絶対早く見に行って!」と勧めまくっているシオヤですが、もう次はいつ見に行こう……と再訪する気満々でいます。圧倒的に美しいもの、心躍るものを、壮大なスペースの中に身を置いて体感することが、ここまで心身を癒してくれるものなのだ、ということを、改めて知ってしまいました。中毒になりそうです……まさに、ADDICT!

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」

・会期:2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)

・休館日:月曜日(1月2日(月)、1月9日(月)は開館)および12月28日(水) - 1月1日(日)、1月10日(火)

・開館時間:10:00 - 18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)

・会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F / B2F 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1

・観覧料:一般 2,000 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円 / 中高生以下無料

▶︎展覧会の詳細はこちら

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