お菓子の王様?サブレ・ディアマン

一度は食べたことがあると思います。みんなに好かれるお菓子の名前の由来とは?
いつ食べても、しみじみ美味しい。
これまで何度となく口にしていたサブレ「ディアマン」
その名の由来を知ったのは、製菓学校の中級コースでのことでした。

フランス人シェフのデモンストレーションを、日本人のスタッフが通訳します。
「次はディアマンです」
ややあって、通訳さんが続けます。「ダイヤモンド、ですね」
ん!? 居眠りしかけていた目が急にパッチリ。
慌ててフランス語の綴りを見たら「diamant」英語ならdiamond 。
これダイヤモンドって意味やったんか〜

焼いた後、縁につけた砂糖がキラキラすることから、ダイヤモンドと名付けられたとか。
宝石の王様の名前がついているお菓子、なんか楽しいなぁと思いました。
しかしカタカナで「ディヤマン」「ディアモン」などと訳されて売られているのを見ても、全くピンときておらず…フランス語は長年やったのですけれど…

至ってシンプルなルックスに、誰もが好きなクセの無さ。
あとを引く美味しさは、やっぱりダイヤモンド級なのかもしれません。

ディアマン
お菓子の小麦粉には、基本的に薄力粉を使います。
でも授業で使っていたのは、全てリスドォルというフランスパン専用粉(準強力粉)。
なので、ややざっくりした食感に焼きあがります。
薄力粉だと、サクサクと優しい感じになり、これもまた美味しいものです。
バター   100g
粉糖    52g
小麦粉   150g
卵黄    12g
バニラビーンズ 1/3本
塩     ひとつまみ
仕上げ用トッピングシュガー(ザラメ、白双糖など粒の粗いもの)

私は台を使って手で擦り合わせ、生地をまとめていきますが、ボウルで作ることもできます。
材料を上から順に加えてガーッと混ぜればOK。バターが溶け出さないように注意して下さい。
直径3センチの棒状にしてラップで巻き、冷凍庫で固めます。
この時、数本に分けておくと便利です。

焼く前にザラメを周りに押しながらくっつけて、8ミリくらいにスライス。
予熱180度、焼くのは170度で約20分。
バニラビーンズは、なくてもOK。でも入れると、お味グレードアップ。
冷凍庫に仕込んでおくと、食べたい時に食べたい分だけカットして焼けます。
ぜひお試しくださいね。
yako

yako

大阪府在住。夫と娘の3人家族。おしゃれ、台所仕事、本 etc好きなものを自分の言葉で綴ります。

Instagram:yako_sugar

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