これまで何度となく口にしていたサブレ「ディアマン」
その名の由来を知ったのは、製菓学校の中級コースでのことでした。
フランス人シェフのデモンストレーションを、日本人のスタッフが通訳します。
「次はディアマンです」
ややあって、通訳さんが続けます。「ダイヤモンド、ですね」
ん!? 居眠りしかけていた目が急にパッチリ。
慌ててフランス語の綴りを見たら「diamant」英語ならdiamond 。
これダイヤモンドって意味やったんか〜
焼いた後、縁につけた砂糖がキラキラすることから、ダイヤモンドと名付けられたとか。
宝石の王様の名前がついているお菓子、なんか楽しいなぁと思いました。
しかしカタカナで「ディヤマン」「ディアモン」などと訳されて売られているのを見ても、全くピンときておらず…フランス語は長年やったのですけれど…
至ってシンプルなルックスに、誰もが好きなクセの無さ。
あとを引く美味しさは、やっぱりダイヤモンド級なのかもしれません。