50代、“年相応で今っぽい人”になるには?【中野明海50代の新メイク論】

コロナ禍から一転、食事会や旅行など、人と集うためにメイクする日も増えたエクラ世代。どうすれば年相応で今っぽい人になれるのか。中野明海さんが伝授。
中野明海

中野明海

なかの あけみ●長年にわたり、第一線で活躍する女優やアーティストのヘアメイクを手がける。雑誌などの美容企画でのメイクレッスンはもちろん、後輩女性への人生アドバイスも評判。

エクラ世代 メイクの悩みと迷い

ナチュラルメイクが老けて見えるようになってきた(51歳・主婦)

50歳の“今”の自分に似合うメイクがわからない(50歳・自営業)

華やかさは欲しいけどイタくなるのはいや……(49歳・会社員)

重さと思い込みを脱ぎ捨てて。50代は“軽くて華やかな人”がよく似合う

中野さん

すべてがほどほどだとメイクの効果は半減

人と会う日やおしゃれをする日、そこそこ時間をかけてメイクするのに、地味になってしまうのはどうしてなのだろう。

「おしゃれで場の空気を読めるエクラの読者層は、ナチュラルメイク派がほとんど。若づくりと思われたくない、イタくなりたくないと『こうなりたくない』の思いが先行し、遠慮がちなメイクに。メイクとは不思議なもので、すべてがほどほどだと、効果が半減してしまうんです」と中野明海さん。メイクとは本来、なりたい自分をかなえるもの。こうなりたくないをかなえるものではない。

「人生を重ねて、体も心も重くなる50代だからこそ、軽さと華やかさ、明るさがある人が素敵に見える。まずは『軽くて華やか』『ふわっと明るい』を目ざしてみてはどうでしょうか? こう見せたいというイメージをもつと、自然とすべきメイクが見えてきます」

まずはツヤ盛りとブラウンシャドウをやめてみる

そんな目ざすメイクが見えたとき、じゃまをするのがメイクに関する固定観念だと中野さん。

「多くのかたが実践しているツヤをそこかしこに盛るメイクは、すでにブームが過ぎ去ってしまっているし、大人の女性の顔だちを下げて見せてしまいます。また、皆さんが長年愛用しているパール入りのブラウンのアイシャドウは、実はまぶたが下がって見えてしまうことも。しみついてしまったメイクの常識を、いったん取っ払ってみましょう」。取っ払うと、新しいメイクを取り入れやすくなる。

「『軽くて華やか』『ふわっと明るい』に欠かせないのは、セミマットな質感かつ、かなり明るい色合いのアイシャドウとチーク。そのアイテム選びと使い方の極意を伝授しますので、ぜひ新しいメイクにトライしてみてください。『おっ?』と思うくらいに見違え、自分に自信がもてますよ」

「軽くて華やか」を積極的に目ざすと50代の新しい美しさが見えてくる

メイク後
トップス¥31,900/4298 シヅカ コムロ イヤカフ(上)¥6,050/ボウルズ(ハイク) イヤカフ(下)¥15,400/バーニーズ ニューヨーク(ラ スール)
中野さんのメイクの詳細は発売中の「eclat」9月号に掲載。
Web eclatでも近日公開予定。お楽しみに。

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