秋に作ってほしい!オリーブの塩漬け

葉の裏側がシルバーに光るオリーブ「ミッション」 熟した黒い実で塩漬けを作りましょう! 収穫の季節にさきがけてご紹介。
ご近所のお庭にも多いオリーブの木。
常緑で暑さに強く、丈夫なところが人気ですね。
周りのほとんどが、幹が太くて低めのネバティロ・ブランコ種。
でも私はスマートな方が好みで、背の高い品種を探していました。

大手の園芸店に行った時、風に揺れて細く長く立っていたミッション。
緑の葉の裏側が白っぽく、日が当たると銀色に見えます。
わーキレイやなあ…欲しい!
木にひとめぼれというのもなんですが、そんな感じで我が家に。
オリーブの花
オリーブの花は金木犀に似ていて、可愛らしいのです
結実には、違う品種を植えるといいのだとか。
おかげさまで、周りにネバティロ・ブランコが多いせいか、めでたく実が。
初めて実ったのは7、8年経った頃、収穫はたった7粒でした。
調べて塩に埋めるという処理をしてみたものの、うまくいかず。
その後、葉がバッサリ落ちたりしながらも復活し、2021年、ようやく13粒の収穫。
そして2022年は117粒!去年はなんと197粒も!

9月ごろに収穫できる木もあるそうで、シーズンにはまだ早いのですが、
この2年を振り返り、私の作り方をご紹介します♪
まずはざっと水洗いして、オリーブの重さを計ります。
保存瓶1つに300gくらいまでが扱いやすいので、
重ければ2つに分けて作業しましょう。
竹串で、実に穴を開けます、5、6箇所。

苦味=渋抜きの重曹は食用のものを。
実と同量の水で、3%の重曹水を作ります。
清潔な保存瓶に実と重曹水を入れ、これを毎日取り替えます。

だんだん水の色が薄くなってきます。
10日から2週間くらいで苦くなくなるので、都度かじってみて下さい。
食べられる程度になったら、水のみに漬けて1日置きます。
ここからいよいよ塩漬けです。
1%の塩水に漬けて、これも毎日、水替えをします。
2日ごとに1%ずつ上げていき、ラストは4%の塩水で。
途中で食べてみて、ちょうど良い塩加減なら終了です。

ちなみに去年は11月に収穫して、以下のように進めました。
11月25日  3%重曹水でスタート
12月10日  渋みが抜けたので、水だけに浸す
12月11日  1%塩水でスタート
12月12日  ↓
12月13日  2%塩水
12月14日  ↓
12月15日  3%塩水
12月16日  ↓
12月17日  4%塩水
12月18日  ↓
12月19日  フィニッシュ
瓶詰めオリーブ
瓶詰めオリーブ。好きな方にお裾分け
できたオリーブは、清潔な保存瓶に移し替えます。
秋冬は常温でもいいかも。でも私は冷蔵庫に入れています。

タネを抜くと早く渋が抜けるそうですが、実が崩れたり案外難しい。
形をキープできるので、タネ入りのままがおすすめです。

あと、緑の若い実も試しましたが、渋がなかなか抜けなくてリタイア。
これは市販の美味しいものを買いましょう(笑)
よく熟した黒い実が、渋も少なめで扱いやすいと思います。
最初から最後まで毎日、水替えするのがやや手間ですが、
慣れたらザザッと済ませられます。

去年はよく熟してから摘んだこともあって、とてもうまくいきました。
「庭のオリーブを塩漬けにしたんやけど食べる?」
皆が好きというわけではないので、予め聞いて回り、
食べる!と即答してくれた方たちには、ことのほか喜んでもらえました。

今年はいくつ採れるかな。
色づいてくるのが早くも待ち遠しい夏です。
オリーブ
7月現在の緑のオリーブ
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yako

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大阪府在住。夫と娘の3人家族。おしゃれ、台所仕事、本 etc好きなものを自分の言葉で綴ります。

Instagram:yako_sugar

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