【奇跡の67歳!天野佳代子さんの洗顔の極意】「発光肌洗顔」3つの基本とは?

スキンケアの中でも、ついおざなりにしがちな洗顔。奇跡の67歳と称される天野佳代子さんは「年齢を重ねるほど洗顔はエイジングケアの要」と断言。奥から輝きを放つしなやかな発光肌をかなえるための3つの基本を聞いた。

気分までリセットしてくれる洗顔で大人の肌が輝き出す醍醐味を味わって

天野佳代子

「洗顔はエイジングケアの基本。たとえどんなに高い美容液を使っても、洗顔をきちんとしていないとムダになっている可能性が大きいと思います」と天野さん。内側から発光するような澄んだ透明感と、しなやかな弾力。67歳とは思えないその美肌も、朝晩の洗顔があってこそ。

「きちんと洗顔をしないと、古い角質がたまってターンオーバーが滞りがちに。肌はくすみ、ゴワつき、硬くなり、そのあとのスキンケアも入っていかない。そうなると、どんどん肌は乾いていくし、シワにもなるし、たるみにもなるし、エイジングが加速されてしまうんです」

だから、洗顔にこそこだわりを。

「汚れをオフするだけでなく、角質ケアもできるから、ターンオーバーも促進され、スキンケアの入り方も断然違う。しかも、洗顔は気分までリセットしてくれる気持ちよさがある。私は20代から家に帰るとすぐに洗顔。リラックスして“ビール1杯ぷはー”ではないけれど、洗顔で“ぷはー”とやりたい(笑)。それくらいすっきり爽快な気分になれるんです」

そんな大人の発光美肌と気持ちよさをかなえる天野流洗顔の基本は大きく3つ。ひとつは、朝も夜も洗顔料を使うこと。「余分な皮脂やスキンケアの油分などの朝の汚れも、メイクをオフした夜のクレンジング剤の残りも、お湯や水洗いだけでは落としきれていないことも多い。それではあとに使う化粧品の浸透が妨げられてしまう。以前、水洗いだけで朝の洗顔を続けてみたことがあるのですが、私の場合は、途端にくすんで、ニキビまでできてしまいました。やっぱり洗顔料を使うことは大事だなと実感。朝も夜も洗顔料をきちんと正しく使うこと。事実、それだけで肌の調子は上がるはずです」

そしてその洗顔料をしっかり泡立てることが、天野式洗顔の要。

「洗顔料は泡立ててこそ、その製品がもつ本来の実力が引き出されます。泡立てて泡立ててふわふわの泡をまとわせることで、汚れも不要な角質も負担なく吸着されるし、すすぎも簡単。洗顔料がもつ機能が十分に発揮されるとともに、泡立てたほうが実は時短にもなるんですよ」

最後のもうひとつは、洗顔料選び。

「洗顔料って、洗い流してしまうから、と家族と同じものを使っていたり、おろそかにしがちですよね。でも、最近は先端の美容成分が配合されているものも少なくないんです。ただ落とすだけと思っていた人も、洗うときから美容成分がきちんと働いていることをイメージしてみてください。実際に、洗顔料を替えて肌が変わった実感を私自身も何度も経験ずみ。今年は大人ブランドからも新しい洗顔料が多く登場していますし、ちょっと目線を変えて、洗顔料もアップデート。エイジングケアがより充実しますよ」

天野流「発光肌洗顔」の基本

《基本1》朝も夜も洗顔料での洗顔がマスト

汗に皮脂に、寝ている間についてしまった汚れなど……。不要な角質だけでなく、朝は朝の、夜は夜のケアを損なう汚れがいっぱい。きちんとケアが浸透する肌にするには洗顔料は欠かせない。

《基本2》どんなときも泡立てを怠らない

きちんと泡立てることによって、その洗顔料が本来もっている実力をちゃんと発揮させることができる。ふわふわの泡で汚れを吸着させる負担レスな気持ちよさだけでなく、すすぎも簡単で時短にもつながる。

《基本3》洗顔料選びをおろそかにしない

つい脇役扱いになりがちな洗顔料。汚れや不要角質をオフするだけでなく、考えぬかれた美容成分も実は豊富。特に今年は大人ブランドの洗顔料が続々と進化。本気でケアするなら洗顔料もアップデートを。

美容ジャーナリスト 天野佳代子さん

美容ジャーナリスト 天野佳代子さん

’57年生まれ。『美的』のエディトリアルディレクター、『美GRAND』の初代編集長を経て’24年からフリーランスの美容ジャーナリストとしての活動を開始。著書『何歳からでも美肌になれる! 奇跡の62歳! 美的GRAND編集長"逆転の"美肌術』(小学館)は重版のベストセラー。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容【歳をとるのは怖くない】』にて最新美容情報を毎週水・土曜20時に配信中。
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