-
今年還暦を迎えた堤真一さんにインタビュー「こうしてきたから今があるとは思っていない」
この秋、舞台『A Number―数』に出演する堤真一さん。『A Number―数』は、人間のクローン作製が可能になった近未来が舞台となっている。堤さんに最初に台本を読んだときの感想や、役を演じるうえで心がけていることについて聞いた。
60代になっても精力的に新作に挑み続ける三谷幸喜さん。健康面で気をつけていることは?
“ヘルシンキ”と口ずさみ、楽しい気分で劇場を後にしてもらえたら
三谷作品といえば、豪華キャストが演じるユニークな登場人物たちを楽しみにしている人も多いはず。5年ぶりの新作映画となる長澤まさみ主演の『スオミの話をしよう』は、まさにその醍醐味を満喫できる作品だ。西島秀俊や松坂桃李など、三谷組に初参加の面々の、意外性のあるキャラクターは、どのようにして?
「西島さんにはこんなセリフをいってほしいな、松坂さんにはちょっとクセのあるプライドの高いキャラを演じてみてほしいな、そんなふうに考えながら脚本を書きました。もともと舞台の人間なので、やはり僕にできるのは俳優さんを魅力的に描くこと。長澤まさみさんも含めて、セリフも長いし、長回しも多かったけれど、皆さん、僕が描いたイメージどおりに演じてくださいました」
映画では初の三谷作品で主演を務めた長澤の“七変化”も見どころ。しかし、意外にも(?)女性の描写にはすごく悩むのだとか。
「昔から女性を描くのがヘタだといわれていて……。僕自身もダメな男たちを描くのはすごく筆がのるけど、女性になると気負いが入ってしまう。だから女性に反感を抱かれないキャラにするために、現場の女性スタッフにも意見を聞いてセリフを練ったりしました。ネタバレになっちゃうので詳しくはいえないのですが、スオミがひたむきに、一生懸命生きているんだ、ということさえきっちり伝われば、結果的には成功なのではないかと」
これはラストで長澤&男性陣が披露する、本気度満点のミュージカルシーンにもつながっている。とりわけ、何度も繰り返される「ヘルシンキ」という歌詞と楽曲は一度聞いたら忘れられない!
「スオミという名前もフィンランド語ですが、なぜフィンランドかというと、そんなに意味はないんですよね。だけど、ふと浮かんで調べてみたら、なんか音やフレーズがおもしろいなと思って。演劇だと最後はカーテンコールがあって完結すると気づき、ミュージカルというかたちにしました。2時間の映画では伝えきれないかもしれないスオミの“一生懸命さ”を、ここにこめたんです。『ヘルシンキ』と口ずさみながら、楽しい気分で劇場を後にしてもらえたら」
謎に包まれた「ヘルシンキ」の意味とは? 三谷さんだからこそ描くことができる“役者ありきの演劇的”な映画。ぜひ劇場のスクリーンで体感してみてほしい!
60代になっても精力的に新作に挑み続ける三谷さん。最後に健康面で気をつけていることは?
「大河ドラマを書いていた時期はベッドで寝るのは2〜3時間ということも。血圧も高くなってしまって。だから、今は最低7時間は寝るようにしています。もう無理はきかないし、体が第一なのでね」
三谷幸喜
年のドラマ『振り返れば奴がいる』や翌年の『古畑任三郎』で人気脚本家の地位を確立。’97年の映画『ラヂオの時間』で映画監督デビュー。近作は’22年のNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、’24年の舞台『オデッサ』ほか。
『スオミの話をしよう』
三谷幸喜脚本・監督のミステリー・コメディ映画。大富豪の妻・スオミが行方不明に。夫と4人の元夫たちが集まるが、各人が語る思い出の中のスオミはまったく異なっていた。長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎ほか共演。9/13より全国公開。
-
【瀧内公美さんインタビュー】「今日もあかんかった」だから明日も舞台に立つ。私を鍛えてくれる場所
9月からの舞台『夫婦パラダイス~街の灯はそこに~』出演する瀧内公美さん。舞台に立つときの心構えや、演じる役についての印象についても教えてもらった。
What's New
-
’26年大河ドラマ『豊臣兄弟!』ほか「歴史エンタメ」進化中!時代に宿る"知の快楽”が大人を刺激する
その時代の魅力に現代のセンスが加わり、歴史を新鮮な視点で楽しむエンターテインメントが続々。今こそ注目必至の作品を厳選!
カルチャー
2025年12月18日
-
【今50代が読みたい本】イギリス発ベストセラー『ペンギンにさよならをいう方法』など3冊
エクラ世代におすすめしたい書籍を厳選! 老婦人が南極で大冒険する『ペンギンにさよならをいう方法』など3冊を紹介。
カルチャー
2025年12月17日
-
猫沢エミさん・小林孝延さんが見つめた、喪失と悲しみの向こう側。「愛した証拠」を抱えて、それでも生きていく
年齢を重ねて経験していく、大切な存在との永遠の別れ。死とは何か、そして生とは――。'25年11月に刊行された『真夜中のパリから夜明けの東京へ』は、パリと東京、1万キロの距離と時差を飛び越え交わした、大人の友人同士の往復書簡。率直な思いを綴り合ったミュージシャンで文筆家の猫沢エミさんと編集者の小林孝延さんが、晩秋の東京で再会した。
カルチャー
2025年12月16日
-
“女流”の時代を生きた、3人の女性作家を描く『三頭の蝶の道』【斎藤美奈子のオトナの文藝部】
山田詠美の『三頭の蝶の道』を紹介。実在の女性作家をモデルにフィクションも混じえて描いた小説は、読み応えたっぷり。山田詠美『もの想う時、ものを書く』、瀬戸内寂聴『笑って生ききる 寂聴流 悔いのない人生のコツ 増補版』とあわせて読みたい。
カルチャー
2025年12月16日
-
愛国主義、それは自分の国を愛すること、国粋主義、それは他国を憎むことである。ーLe patriotisme, c'est aimer son pays. Le nationalisme, c'est détester celui des autres.【フランスの美しい言葉 vol.46】
読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
カルチャー
2025年12月15日
-
-
-
-
-
-
ジャケットコートの上からベルトを締め、ドレスライクな凛としたコーデに。気温11℃|12/19(金)【50代の毎日コーデ】
ジャケットコートの上からレザーベルトを締めて美シルエットをメイク。最高気温と最低気温の差があまりない天気の日は、アウターを着たままでも絵になるスタイリングが多様なシーンで映える。
-
「幹細胞コスメ」大人の最適解とは?
シミ、シワ、たるみ、毛穴悩みに。大人肌のスキンケアの最適解
-
大人のきれいめデニムを探しているなら
イタリアの感性と日本の職人技の美しき融合、ジーフランコのデニム
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
年末年始の華やぎシーンは自信のある髪で!
人気ヘアマスク「Gyutto(ギュット)」で美映え髪に
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
クリスマスのお出かけスポットはここ!
映画「ハリー・ポッター」の世界に没入!大人も楽しめるアート体験
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
50代に人気上昇中!上品な華やかさ「冬のミディアムヘア」51選
冬の空気に似合うのは、品よく華やかで、ほんのり女らしさを感じるミディアムヘア。50代の女性に人気上昇中のスタイルは、髪悩みや顔まわりの悩みをカバーしながら、印象をぐっと明るく見せてくれるスタイル。
-
【50代「ユニクロ・GU」秋冬コーデ】あったかパンツやデニムで寒い冬をおしゃれに乗り切る!
豊富な品揃えで40代・50代のおしゃれ好きな女性からの人気も高いユニクロ・GU。本格的な冬の到来で、あったかアイテムの出番も増えてきました。そこで今回は「ユニクロ・GU」のアイテムを使った、おしゃれな40代・5…
-
”似合うね”と褒められる40代をおしゃれに見せる「冬のショートへア」27選
40代を迎えると、髪のボリュームが減ったり、パサつきやツヤ不足が気になったり、顔まわりの印象にも変化が…。そんな悩みが増える一方で、「今の自分に似合う髪型がわからない」と感じる方も多いはず。40代の髪悩み…
-
艶とふんわり感が若々しい「冬のロングヘア」24選
今どきロングヘアは、髪のツヤ感で若々しく見える!ボリューム不足も白髪悩みもカットやカラー、パーマで思いのままに解決できる。こなれた印象に見せる洗練ロングヘアスタイルをお届け。
-
【冬の主役になるエルメスのスカーフ6選】価値ある一枚が、装いをフレッシュに更新
ふわりとまとうだけで、重くなりがちな季節の装いをたちまち鮮やかに更新してくれる、唯一無二の存在感。アウターを手に入れるのと同じ、もしくは、それ以上の価値がある美しい一枚を主役に、心躍る冬を楽しもう。