-
【瀧内公美さんインタビュー】「今日もあかんかった」だから明日も舞台に立つ。私を鍛えてくれる場所
9月からの舞台『夫婦パラダイス~街の灯はそこに~』出演する瀧内公美さん。舞台に立つときの心構えや、演じる役についての印象についても教えてもらった。
今年還暦を迎えた堤真一さんにインタビュー「こうしてきたから今があるとは思っていない」
わからないから知ろうとするし、いつしか共感が生まれたりする。舞台の稽古は、毎回が実験です
映画やテレビドラマに代表作をもちつつ、俳優としての堤真一さんの真骨頂を味わえるのは、やはり舞台。特にキャリア初期から出演する翻訳劇での評価は高く、外国人演出家が手がける作品にもたびたび参加している。
「むずかしい作品が多かったので体力的にも精神的にもしんどい部分がありましたが、そのぶん充実した舞台がやれたんじゃないかとも思っています。海外の演出家に声をかけてもらえるのはうれしいし、またやれる機会があればと」
この秋出演する『A Number―数』も、イギリスの現代劇作家であるキャリル・チャーチルの作品。同じくイギリス出身の演出家ジョナサン・マンビィとは、実に4回目の協働になる。
「外国の作品だと、読んでいて『ここ、わかんないな』『どういう感覚なんだろう?』と感じることがやっぱり多い。でも、ジョナサンに質問すると『俺もわかんない』っていうんですよ(笑)。こういう作品にしたいからこう演じてくれということではなく、とにかくやってみて、どんな感情が生まれるかを試す。稽古は実験みたいなもの。何かを無理やり生み出す必要はない、自然に生まれてくるから大丈夫だという安心感を、いつももたせてくれますね」
『A Number―数』は人間のクローン作製が可能になった近未来が舞台。堤さんが演じるのは、クローンを含む3人の息子たちと対峙する父親である。
「最初に読んだとき、『こいつはマジなのか?』と思いました。自分の息子のクローンが複数存在する事実をどうとらえているのか、その責任の感じ方がすごく薄いような気がして……。でも、きっと稽古に入れば考え方も見え方も変わると思う。所詮、自分とは違う人間だから、どんな人物を演じるにしても最初はわからない。わからないから知ろうとするし、結果、自分と価値観の合わない人物でも、いつのまにか共感できるようになっていったりする。千穐楽の日にやっと『あ、そういうことだったのか』と気づくこともあります」
息子たちを通して目の前に突きつけられる自分の過去。胸に浮かぶのは後悔か、それとも恐怖か。
「いわゆる因果応報というのは、案外、ないような気がします。自分にしても、こうしてきたから今があるとは思ってない。つくづく。不思議ですよ。よくこの仕事で食っていけるようになったなぁと」
この夏、還暦を迎えた。自身の父が世を去った年齢となり、胸に去来するのは、死の実感だという。
「確実にくる、その感じ方が、若いときとは違っていて……。死にたいわけではないけれど、かといって怖いとも思わない。ただただ『どんなふうなんだろう?』って」
いつか演じる役を思い浮かべるような遠い目で、そうつぶやいた。
堤真一
『A Number―数』 『What If If Only―もしも もしせめて』
『A Number―数』で息子3人を演じるのは、今作が初共演となる瀬戸康史さん。愛する人を失った男が未来と現在との対話を通じて喪失と悲しみに向き合う物語『What If If Only―もしも もしせめて』と同時上演。
9/10〜29、世田谷パブリックシアター
問☎03・3477・9999(Bunkamuraチケットセンター)
※大阪、福岡公演あり
-
【生田斗真さんインタビュー】美しさを武器に人を惑わす男を演じる
劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎『バサラオ』で主演を務める生田斗真さん。美しさを武器に天下取りをもくろむダークヒーローを演じる。舞台への思いや、最近美しいと思ったものについて聞いた。
-
【GACKTさんインタビュー】映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の信長役がハマってる!
映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』で織田信長を演じているGACKTさん。クールで知的で残酷なカリスマ役は彼にぴったり。役への思いから会ってみたい過去の偉人までインタビュー。
What's New
-
【アリスをめぐる山本容子の冒険】ルイス・キャロルの「不思議の世界」へ!
エクラ12月号の付録である2026年カレンダーは、山本容子さんが『不思議の国のアリス』にインスピレーションを得て描いた作品群がテーマ。対アリスと山本容子さんは長年のお付き合い。作家生活50周年を迎えた山本さんにとってアリスは、創作の素材以上の意味をもつようで。
カルチャー
2025年11月2日
-
【ルイス・キャロルの「不思議の世界」へ!】銅版画家・山本容子×歌人・穂村 弘 特別対談「別世界の入口に立って――」
2026年のエクラのカレンダーは、山本容子さんが『不思議の国のアリス』にインスピレーションを得て描いた作品群がテーマ。ワンダーランドについて語りあうお相手は、独特の世界観を繊細に描く歌人・穂村弘さん。画家が描くワンダーランドを、歌人はどう読みとるのか? 歌人の言葉は、画家にどう響くのか? そしてなぜアリスはこんなにも、私たちを惹きつけるのだろう?
カルチャー
2025年11月1日
-
エクラ12月号特別付録は、éclat×山本容子2026年『ふしぎの国のアリス』カレンダー!
2025年12月号付録は、創刊以来、毎年人気を博している山本容子さんの銅版画作品カレンダー。今年は、山本容子さんが『不思議の国のアリス』にインスピレーションを得て描いた作品群がテーマ。エクラ12月号は2025年10月31日発売、どうぞお買い逃しなく!
カルチャー
2025年10月31日
-
【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】フランスの魅力が詰まった『ジャックマール・アンドレ美術館』へ
雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。17回目のテーマは「邸宅美術館」。ジャックマール・アンドレ美術館の魅力を紹介します。
カルチャー
2025年10月30日
-
松任谷由実 40枚目のアルバム『Wormhole / Yumi AraI』試聴会&トークライブ開催!
松任谷由実さん40枚目となるオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』(11月18日発売)の完成を記念し、109シネマズプレミアム新宿にて「PREMIUM試聴会&トークライブ」が行われました。ユーミン本人が試聴会に参加するのは16年ぶり。トークライブでは、松任谷正隆氏をはじめ制作陣とともに、音楽とAIの融合に挑んだアルバム制作について語られました。
カルチャー
2025年10月28日
-
-
-
-
-
-
寒暖差のある11月、50代はニット・ジャケット・アウターをどう着こなすのがおしゃれ?
朝晩は肌寒く、日中は穏やかな陽射しが残る11月。寒暖差のあるこの季節は、何を着るかに迷いがち。ニットもジャケットも着たいし、そろそろアウターも気になる…。そんな“気温差の11月”に向けて、今年の秋冬に買うべきニット・ジャケット・アウターを厳選し、大人の装いにふさわしい着こなし17選。
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
渡辺満里奈さん“生誕2万日”イベントを開催
渡辺さん「10年先も健康で髪がフサフサでいられるよう」使いたい育毛美容液とは?
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
毎日コツコツ続けられるアイケアコスメ
製薬会社が開発した「ブライトエイジ」で、アイケアが楽しく続く
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
大人肌にエリクシールの新リンクルクリーム
日本で唯一の純粋レチノール配合。新配合成分で深いシワにも届く
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
MYサイズが必ず見つかる!すっきり見えパンツ
大人に大人気のパンツをウェブエクラ編集長シオヤがお試し!
-
都心の贅沢宿。天然温泉と美食でリフレッシュ
東京駅から10分。ひとりで気軽に宿泊できる日本旅館でご褒美時間
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
大人のしぼみ肌に毎日使えるシートマスクを
フェイスマスクは毎日の相棒。水分を届け、大人の肌を底上げ!
-
【40代・50代に人気の髪型カタログ】おばさんぽくなりたくない!若見えがかなうショート・ボブ・ミディアム・ロング別ヘアスタイル
最近同じ髪型でも以前と比べてスタイルが決まらない…。髪のうねりや薄毛、白髪など40代、50代の気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知って…
-
11月は何を着る?50代に似合う服が見つかる!最新ファッションコーデ・アイテムカタログ
40代50代女性におすすめのコートやパンツ、ワンピースなどの最新ファッションアイテムや話題の美容アイテム、生活雑貨など、今買うべきアイテムを厳選してご紹介。トレンドを上手に取り入れ、自分らしく上品なスタ…
-
似合う髪型がわからない…を解決!40代に似合う「おしゃれなショートヘア」26選
40代を迎えると、髪のボリュームが減ったり、パサつきやツヤ不足が気になったり、顔まわりの印象にも変化が…。そんな悩みが増える一方で、「今の自分に似合う髪型がわからない」と感じる方も多いはず。40代の髪悩み…
-
【50代のデニムジャケットコーデ5選】冬コート一歩手前に出番増。秋終わりのアウターに迷ったらこれ!
寒くなってきたけど厚手のコートを着るにはまだ早い。そんなとき、おしゃれ好きな40代・50代読者モデル・華組&チームJマダムは何を着ている?今回は、秋から冬にかけてアウターとして活躍してくれる“デニムジャケ…
-
パンツ派もスカート派も「ジャケット」をおしゃれに着こなす!品よく、今っぽい50代の秋スタイル
コートにはまだ早いこの季節、なにを羽織る?通勤も週末も、秋の旅行も「ジャケット」を一枚羽織るだけで、“品よく、今っぽく”見える!パンツ派のきちんと感やこなれ感、スカート派のフェミニンな着こなしまで、大…