カン・ドンウォン 第一弾! 映画『MASTER/マスター』舞台挨拶

観客大興奮! あのカン・ドンウォンさんが顔面血だらけに? まずは日本では7年ぶりに行われた舞台挨拶の様子をお届けします!
カン・ドンウォン 第一弾! 映画『MASTER/マスター』舞台挨拶_1_1
 韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件(実話が元になっている)の全貌を暴くクライムアクション映画『MASTER/マスター』。本作の中で頭脳派刑事を演じたカン・ドンウォンが来日。去る11月6日(月)に“東京・TOHOシネマズ上野オープン記念舞台挨拶”をおこなった。この日は観客席の後方ドアからサプライズ登場! 歓声と拍手を浴びながらファンの真横の通路を軽快に歩いてスクリーン前に登壇した。彫像のように美しいルックスに、ふり幅のある演技力で絶大な人気を誇るカリスマ俳優のあたたかい心意気に、会場内は大興奮!
「お久しぶりですね、カン・ドンウォンです(ここまで日本語)。お会いできて嬉しいです」とスマートに挨拶。日本での舞台挨拶は映画『義兄弟』以来、7年り。会場には、7年越しの再会に涙ぐむ観客の姿も数多く見られた。これまで日本を度々訪れている彼は、「お蕎麦とお寿司が大好きです。あと、トンカツや天ぷらも。ああ、日本にはおいしいものがありすぎます」と肩をすくめる。司会がグルメだというと、「…というより、他に楽しみがないので(笑)」と、売れっ子俳優ならではの悲哀をユーモアを交えて語った。

十五年にも及ぶ俳優人生で刑事役は今回が初めて、というカン・ドンウォンだが、今回の撮影は苦労の連続だったそう。「フィリピンで一か月間撮影したのですが、朝から30度を超える暑さで本当に大変でした。さらに、ロケ地はマニラにある貧しい地域だったのですが、見守っているだけで心が痛みました。なぜなら、そこに暮らす人たちの生活が想像以上に厳しく、苦労の多い暮らしをしていたので。この映画は腐敗した政治社会を描いています。実際の貧富の差というものを強く感じて、僕の胸に響くものがありました」と振り返る。
また、「ボクシングで鍛えました」というキレのあるアクションについて、こう答えた。
「実は、撮影中に危険な事故に遭ったんです。(カーチェイスのときに)ガラスが割れるシーンで、破片が顔に飛んできてしまい、首にも刺さり、顔中が血だらけになってしまって。すぐ病院へ直行しましたが、7針も縫う大ケガをしてしまい、“(俳優を)引退しないといけないかもしれない”と思ったほど」と衝撃的な告白をした。

本作の見どころのひとつに、イ・ビョンホンとキム・ウビン、そしてカン・ドンウォンという旬の俳優3人による演技対決がある。「イ・ビョンホンさんとは一緒に撮影するシーンはそんなに多くはなかったのですが、“集中力”や“台詞の“diction(発声)”がとても素晴らしいので、とても勉強になりました」と先輩を大絶賛。後輩には「キム・ウビンとは映画共演をきっかけにとても仲良くなれたし、本当に楽しく撮影ができました。歳もそれほど離れていないですし…ええっと僕が思うには、ですが。一体、何歳差だったかな...(笑)」と、実際は8歳も年下の後輩との楽しい交流について語った。

今年7月、 “ニューヨーク・アジア映画祭”でアジア・スター賞(映画『隠された時間』)を受賞し、本作では世界的に活躍しているイ・ビョンホンとの共演を果たしたカン・ドンウォンは「日本映画に出演してみたいです。なかなか機会がないのですが、是枝裕和監督や中島哲也監督と映画でご一緒したいと思っていますと、心はいつも“OPEN”の状態なのですが、僕に日本語の演技が可能かどうか…」と弱気コメントをしたかと思ったら、「いま7年前より、ドンドンドンドン良いけど、まだ無理じゃないかな」と流れるような日本語が!「すごーい!!」「素敵!」など、客席からは大きな歓声が響いていた。

最後に「今回の『MASTER/マスター』以外にも、今後日本で公開して頂けるのではないかと思える作品を幾つか準備しています。『ゴールデンスランバー』や『人狼 JIN-ROH』といった日本原作の映画で、また皆さんにお会いしたいです。来年も頑張りますので、たくさんの応援、お願いします!」と、集まったファンにメッセージを送った。さらに、客席に向かって手を振りながら「ありがとうございま~す」「おつかれさまでした~」と日本語でキュートに挨拶をしながら、そのまま会場を出ようとしたカン・ドンウォン。司会に「まだフォトセッションが残っていますよ!」と突っ込まれ、少年のように頬を赤らめながら慌てて戻っていく。本作で見せた、強くたくましい姿とは異なる、お茶目な素顔がちらり。そのギャップに、ファンや客席は惹かれるのだろう。

文・中川 薫 

【作品情報】
映画『MASTER/マスター』

韓国史上最大規模の金融投資詐欺事件の主犯チン・ヒョンピル(イ・ビョンホン)はカリスマ的テクニックで集めた多額の投資金で裏金を増やし、国家権力者たちへわいろをばらまき、ビジネスを拡大してきた。そのチョンピルを追う知能犯罪捜査班所属のエリート刑事キム・ジェミョン(カン・ドンウォン)は、チョンピルの元部下で天才ハッカーのパク・ジャングン(キム・ウビン)に「捜査に協力すれば自由の身にする」と司法取引を持ち掛けるが…。肉体バトル、ガンアクション、カーチェイスをふんだんに織り込んだ高密度な傑作クライムアクション。11月10日(金)よりTOHOシネマズ新宿他にて全国公開。

配給:ツイン
公式サイト:http://master-movie.jp/
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▼『MASTER/マスター』オフィシャルサイト▼
http://master-movie.jp

▼カン・ドンウォン ジャパンオフィシャル ファンクラブサイト▼
http://gangdongwon.jp

▼YG ENTERTAINMENT JAPAN オフィシャルサイト▼
http://www.ygfamily.jp




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