【50代 お悩み これからの生き方】私らしさとは?趣味をもちあわせていない自分が情けない…

“私”を貫くには、いったいどんな心構えが必要? 「私らしさを自覚していない、趣味を持たない自分が情けない」というお悩みに歌手、キャスター・安藤優子さんとミュージシャン・野宮真貴さんに、本音でお答えいただきました。

〈お悩み〉「私らしさ」って、自覚していないといけないものでしょうか?趣味らしい趣味ももちあわせていないので、やりたいことがあって楽しく軽やかに進んでいる人を見ると自分が情けなく、悲しくなります。(55歳・会社員)

キャスター・安藤優子さん

安藤さん ちょっとご自分を否定しすぎでは……? もっと自己受容してほしいなぁと感じました。自分を受け入れられないとき、人は比較に走るんです。他者との比較によって、自分という人間の輪郭を描こうとする。でも、比較とは優劣をつけることで、そこからは何も生まれません。だって、自分は自分なんですから。何がなくても日々を楽しむ、その感情を大事に、素直に表しているだけで十分、人は輝いて見えるものですよ。

野宮さん 趣味、別になくてもいいと思います。誰もが趣味をもっているわけじゃないし、私もこれといって趣味のない人間です。誰かと比べてしまうから悩むのでしょうけど、その人が存在していること自体が、ほかの誰でもない、その人らしさなので。あまり意識せず、人は人、自分は自分でいきましょう。

キャスター・安藤優子さん

キャスター・安藤優子さん

あんどう ゆうこ●’58年、千葉県生まれ。『ニュースJAPAN』など数々の報道番組でキャスターを歴任。’13年、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻博士後期課程を単位取得満期退学、’19年博士号取得。『自民党の女性認識――「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)などの著書がある。
ミュージシャン・野宮真貴さん

ミュージシャン・野宮真貴さん

のみや まき●’60年、北海道生まれ。’80年代からソロで音楽活動を始め、’90年にピチカート・ファイヴに参加。ソロ最近作は『New Beautiful』(Speedstar Records)。著書に『おしゃれはほどほどでいい』(幻冬舎)など。’25年のバースデーライブは立花ハジメをゲストに迎え3月に東阪ビルボードライブツアー開催。
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