魔性の俳優ソン・ソックがその魅力を語る! 話題の新作『ナインパズル』

50代の韓国エンタメ好きなら、誰しもがノックアウト!な大人気俳優ソン・ソックの主演ドラマ『ナインパズル』。昨年、シンガポールで行われた監督&キャストのインタビューと、5月にソウルで開催された記者会見の模様を交えて、ソックが語る本作の見どころをお届けする。
「ナインパズル」記者会見の様子。右からキム・ソンギュン、ソン・ソック、キム・ダミ、ヒョン・ボンシク。
5月14日、ソウルで行われた『ナインパズル』制作記者会見。右からキム・ソンギュン、キム・ダミ、ソン・ソック、ヒョン・ボンシク
 謎めいたパズルのピースが残された10年前の殺人事件。唯一の目撃者であり、プロファイラーのユン・イナと、彼女を容疑者だと信じて疑わない刑事キム・ハンセムの異色コンビが連続殺人事件の謎に挑むミステリー『ナインパズル』が、5月21日よりディズニープラスで前半6話(全11話)から配信開始となった。
 主演は『梨泰院クラス』のキム・ダミと、最新作『天国でも君は美しい』でも話題のソン・ソック。『ナルコの神』のヒットメイカー、ユン・ジョンビン監督が「現実と日本の漫画の中間ぐらいの世界観に挑戦しようと思った」と語るように、イナとハンセムのユニークなキャラクターが大きな魅力となっている。
「脚本を読んだときに、ぜひ二人にお願いしたいと思った」という監督に対して、以前からユン監督の大ファンだったというソックは、「オファーをいただき光栄に思いました。出演の決め手は監督です!」とにっこり。
記者会見でのソン・ソック
昨年11月、シンガポール・マリーナ・ベイ・サンズにて行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」での記者会見
「ハンセムは従来の刑事とは違うキャラクターです。一言で言えば、とても“しつこい”刑事。10年間未解決の事件を追うせいで昇進も出来ず、その事件にだけ執着しています。全体としては極めて現実的な刑事というよりは、現実には存在しないような漫画的なハンセムの姿を見せるためにキャラクター化しようとしました。特にこだわった点として、キャラクター性が大きくなりすぎて一方のイメージに固まらないように、状況ごとに一つの明確なイメージを持つようにしました。多様な面を見ることができるように、現実感と漫画的な魅力が適度にミックスされたキャラクターを演じたいなと。特にイナとの関係は流動的で、容疑者と刑事でありながら、彼女は同じ事件に携わるプロファイラーでもある。本当の兄妹でもなければ、近所の知り合いでもないけれど、だからと言って敵でもない。守りたい気持ちもあるし、倒したい相手でもある。現実にはなかなかない関係性ですよね。ですから、少し想像力に任せて自分が思い描いた通りに演じてみて、それが正解になればよいのではないかと思いました」
「ナインパズル」のキム・ダミとソン・ソック
『ナインパズル』の主演キム・ダミ(左)とソン・ソック(右)。© 2025 Disney and its related entities
 エピソードが進むごとに変化するハンセムとイナの関係性は、演じるソックとダミの相性の良さもあり、本作の大きな見どころだ。監督によれば、ダミは「MBTI(性格診断テスト)で極I(超内向的)で、カカオトークで質問してくるぐらい(笑)」という内気な性格だという。そんなダミは、「ソックさんは自分から私のところに来ていろんな話をしてくれて。現場では非常に丁寧に役作りをされているなと実感し、感心することも多かった。二人で演技する場面が多く楽しかったです」と、ソックの人柄や俳優としてのプロフェッショナルな姿勢を絶賛していた。
 もう一つ、劇中で注目したいのがハンセムのファッションだ。
「ナインパズル」のソン・ソック
© 2025 Disney and its related entities
「映画『レオン』のようにニット帽をかぶっているのが特徴です。普段から私がニット帽を愛用していることもありますが、漠然と刑事は帽子をかぶって出勤できないと思っていたんですよね。でも、刑事がニット帽をかぶってもおかしくないか監督が直接調べてくださって。その上で1~2回かぶってみようと思っていたら、結局ずっとかぶることになりました(笑)。ニット帽姿の刑事というのも異質で面白いと思ったし、役作りにも非常に役に立ったと思います。視聴者の皆さんにはイナのファッションにも注目して欲しいですね。ダミさんは現実と架空の間ぐらいの世界観をうまく表現していたと思います。わかりやすく言うなら、イナは日本の漫画の『名探偵コナン』のような一面もうかがえるキャラクターじゃないかなと。ファッションもネクタイなどを上手く取り入れていて、私も着てみたいなと思うものもありました。そのような独特のキャラクターを消化するダミさんの能力は、本当に素晴らしいと思います。『ナインパズル』は、今までの推理劇とは違うところがたくさんあります。 意外とかわいいところもある作品なので、ぜひそこも楽しみにしていただけたら」
記者会見のソン・ソック
5月14日、ソウルで行われた『ナインパズル』制作記者会見。
 自分への質問のときでも、しばしばダミのことに言及していたソック。二人の相性の良さは一目瞭然で、強い信頼関係があったことがよく伝わってきた。そんな二人が演じる異色コンビの活躍を、ぜひドラマを見て確かめてみて!

『ナインパズル』
ソウル警察庁科学捜査課犯罪分析チームに所属するユン・イナ。10年前に叔父が殺害された事件の唯一の目撃者であり、容疑者でもある彼女は、成長して犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーとなった。そんなイナの元にある日、郵便で10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する、”新たなピース”が届く。イナの周辺で再び殺人事件が起き始め、イナは自分に疑いの目を向ける捜査一課のエリート刑事キム・ハンセムとともに、連続殺人事件の真相解明に挑む。

「ナインパズル」のキム・ダミとソン・ソック
© 2025 Disney and its related entities
監督/ユン・ジョンビン(『ナルコの神』『悪いやつら』)脚本/イ・ウンミ(『ナビレラ』)出演/キム・ダミ、ソン・ソック、キム・ソンギュン、ヒョン・ボンシクほか
■ディズニープラスのスターにて独占配信中(全11話/初回6話一挙配信、以降毎週水曜日配信)

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